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2010年1月 4日 (月)

今年気になる人

01 そろそろ各球団もお仕事を始めるようで。敗戦処理。が今年一年間、特に気になる人をピックアップしてみた。

◆ダルビッシュ有

もはや恒例という感じすらある「ダルビッシュ、ポスティングでメジャー挑戦」報道。11日に日刊スポーツが書いた。

いつものことと言ってしまえばそれまでだが、ポスティング移籍という制度がある以上、ダルビッシュ有が希望し、球団が利用するということがあり得ないとは誰も言い切れない。ファイターズファンにとっての「最悪の事態」も考えておかなければならないだろう。チームの主力選手がメジャーリーグ挑戦の意思が強いことが事前にわかっていたとする。現行の制度ではFA移籍の移籍先がMLBだった場合、所属元の球団に補償金が一銭も入らない。FA取得一年前にポスティングで送り出せば、球団に落札球団からの落札金が入る。その金額を補強費に回すなりということを球団が考えても不思議ではない。

ただ、現行のFA制度ではダルビッシュが海外FA権を獲得するのは早くて2014年のシーズン後だそうだ。ファイターズ球団にはくれぐれも変な色気を出さないで欲しい。たとえダルビッシュのMLB志向が強いとしても…。

それよりも昨年の故障の完治が気になる。とにかくこのオフは治療優先。そして再びダルビッシュらしい投球を魅せて欲しい。

◆松井秀喜

ヤンキースからエンゼルスに移籍したが、報道によると一年契約で推定年俸が日本円に換算すると約5億3000万円だそうだ。この金額なら、エンゼルスとの契約満了となる今シーズン終了後、日本のジャイアンツなども手を出せそうだ。

ジャイアンツは2010年シーズンでイ・スンヨプとの四年契約が終了する。松井に払う給料くらいの資金は捻出できるはずだ。膝に負担のかかる人工芝球場を本拠地にしているジャイアンツに、いくら古巣とはいえ松井が復帰を希望するかという問題もあるが、極論すれば比較的負荷がかからないと思える一塁に挑戦してもらいたい。その意味でも主砲、アレックス・ラミレスの一塁コンバート案を考え直してもらいたい。

◆野村克也

昨シーズン限りでゴールデンイーグルスの監督を退任。本人は続投志願だったそうだから事実上は解任だ。ゴールデンイーグルスとは三年契約で「名誉監督」に就任した。にもかかわらず、例えば「WiLL」2月号(ワック出版刊)での元NHKアナウンサーの羽佐間正雄との対談で「(楽天はもう野球を辞めた方がいいんじゃないですか、と言いたいですよ。などと平気で言っている。このオフもメディアに頻繁に登場しては「無職ですから…」を繰り返しているが当分はマスコミから引っ張りだこだろう。しかしゴールデンイーグルスの「名誉監督」であることを忘れず出演には取捨選択を望みたい。

フジテレビ系、金曜深夜「キャンパスナイトフジ」に出演し、檜木萌ちゃんのバランスボール天気予報を見て鼻の下を伸ばしたり、ナイツの塙宣之に「リンデンとは仲直りしたのですか?」と突っ込まれるのは如何なものか?プロデュースする映画のPRのためとはいえ…<>。今シーズンもその言動に注目したい。

◆長嶋一茂

昨年来、複数の週刊誌で取り上げられている「親不孝」ぶりが報道の通りであるとするならば、よその父子の問題とはいえ、腹立たしさを覚える。「週刊ポスト」1月1522日合併号(小学館刊)では何とあの田園調布の自宅まで売りに出そうとした時期があったという。かつて報じられたビジネスの利権を巡るトラブルだけなら、第三者に利用されているのではとも考えられるが、長嶋家ゆかりの品をめぐる一連の報道を読む限りでは人としての常識を疑いたくなる。報じている週刊誌が複数であることを考えると報道の信憑性は高そうだ。

個人的な話になるが敗戦処理。は長嶋一茂と年齢が近い。父親はミスターと年齢が近い。関心が持てる話題なのだ。

◆ジャイアンツのマスコット「イトコ」

昨シーズン、ジャイアンツ主催のイースタン・リーグ公式戦に登場したジャビットファミリーのひとり(と思われる)、背番号1105のマスコット。

Dsc_0255 もっぱらファームのイースタンのホームゲームに出現し、ファーム日本選手権ではあのドアラとも競演した。

Dsc_0017 だが球団HPにもこれといった説明がされない(たぶん)謎の存在。昨年1123日に行われたジャイアンツのファンフェスタでは従来からいる5人のマスコットはグラウンドに姿を現したが、彼だけは姿を見せなかった。

Dsc_0264 果たして今年はどんな扱いを受け、いや活躍を見せるか?

◆独立リーグ

先行する四国九州アイランドリーグとBCリーグはともかく、関西を拠点にするリーグはどうなるのか?NPB球団が存在する地域での運営は困難ではとの事前の懸念がその通りになってしまった2009年だったように端から見ていると思える。吉田えりの存在ばかりがクローズアップされていた時点で怪しいなと思っていたが…。

個人的には今年こそはBCリーグを生観戦したいと思っているのだが…。

◆金本知憲

00年代MVPに勝手に選んではみたものの、さすがにかげりが見えてきたのも否定できまい。2010年の金本に注目したい。

かつて連続試合出場の記録を作った衣笠祥雄はルー・ゲーリッグの記録を更新するために露骨な延命措置を取った。更新前年の1986年はシーズン半ばまで打率が二割そこそこと低調。最終的に打率.24917本塁打でこの年の規定打席到達32人中29位だった。そして記録更新がかかった1987年には疲労を考慮して、スタメンで出場するものの二、三打席で退くことの繰り返しでゲーリッグの記録を更新して全試合出場を果たしたのだが規定打席にぴったりであった(この年限りで現役を引退)。

金本の場合はこのようなことはないだろうが、記録を少しでも長引かそうとするのであれば、定位置の四番を外して負担を軽くするとか、交流戦でパ主催の試合ではDHで起用するとか、真弓明信監督らが「決断」を求められる時期が今シーズン来るかもしれない。

ちなみにDHでの出場でも途中で代打や代走を送られない限り連続フルイニング出場と認められるそうだ。2007年にファイターズの森本稀哲に全試合フルイニング出場記録がかかった時に球団が機構側に確認したという。

他にもいるけれども、取りあえずこの辺で。今年も「思い立ったら、書く」のスタンスで行くので乞うご期待!

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