ついに宮崎に来てしまった!!
いつか行こうとは思っていたのだが、なかなか実現しなかった春季キャンプ見物。ジャイアンツの宮崎キャンプとファイターズの名護キャンプ。比較的アクセスの良いジャイアンツの宮崎キャンプを週末を利用して見物することに決めた。 昨夜(5日)いつもより遅く終えた仕事の後、出発準備を急がねばと慌ただしく仕事場を後にしようとしたとき、バファローズの小瀬浩之外野手死亡のニュースに接した。信じられない。各選手、今年のシーズンに向けて厳しい練習で鍛えていこうと気合いを入れているであろうはずの春季キャンプ期間中に現役選手が亡くなるとは…。しかも報道によると、自殺の可能性が高いとか。一部スポーツ紙は自殺とほぼ断定し、その兆候らしきものまで報じていたので余計に衝撃だった。もしも本当に自殺だったとしたら、プロ野球選手にとって家族とも約一ヶ月にわたって離ればなれになる春季キャンプという時期に、普通なら野球一筋に没頭する時期に本人に「死」という選択肢しか無くなる状況になるほど悩んでいたことがあったということだ。当然、春季キャンプ期間はともに練習するチームメートはすべて競争相手だとはいえ、練習一筋の中にプライベートが入り込む余地もあるのだろうから、誰かに相談するとか、何か最悪の選択だけは避けられるすべはなかったのかと残念に思える。今は「謹んでご冥福をお祈りします」という言葉しか思いつかない。 ばたばたしながら羽田へ。宮崎行きの便を待つ空港ロビーには何人か宮崎県で春季キャンプを張るチームのファンとわかる服装がいる。キャンプイン後、初の週末ということで足を伸ばす野球ファンが少なくないことがわかる。 宮崎空港に降りた。春季キャンプのメッカだけあって、宮崎空港内に県内でキャンプを張るプロ野球チーム、サッカーJ1、J2チームのグッズコーナーがある。 空港からキャンプ地の総合運動公園に直行しても良いのだが、キャンプ見物に先立って青島神社を訪ねることにした。ジャイアンツナインが絵馬をおさめているからだ。それならばまず真っ先に宮崎神宮参拝を、とも考えたがそこまでやると回りきれないので青島神社を訪ね、その後でキャンプを見物することにした。見物の方はメインを明日と考えているので、ジャイアンツナイン同様、まず神社が先でそれから野球ということにした。 例年ジャイアンツナインはキャンプイン前日の31日(まで)に宮崎に入り、同日、宮崎神宮に参拝する。キャンプ初日の1日には青島神宮で参拝してから練習に臨む。ただ今年は2月1日の天候が思わしくなく、2日の朝に変更したそうだ。ただそのおかげで22年2月2日という「2」が並ぶ、何か御利益がありそうな感じになった。冒頭の写真は今年書かれたものだ。原辰徳監督をはじめ、球団幹部、主力選手らのものが集められている。絵馬はおそらく二軍選手を含め、全員が書いており、それを参拝者が見物できるように数枚のパネルに分けられている。絵馬にかける願掛けはチームの優勝といったものばかりでなく、「家内安全」的なものが目立った。テスト入団で現在は育成選手である谷内田敦士の「支配下」というのが妙に生々しい。 青島神宮から春季キャンプが行われている総合運動公園まではJR日南線で三駅間の距離なのだが、このJR日南線が一時間に一本あるかないかなのだ<苦笑>。敗戦処理。はこれを逃すと次は二時間後という電車に飛び乗った。 最寄り駅の運動公園駅は無人駅。電車内で精算を済ませたが何とも…。駅から総合運動公園の敷地まではすぐなのだが、この敷地がやたら広い。まずはファームの選手が練習している、ひむかスタジアムをのぞいてみた。 時間がないので一軍が練習しているサンマリンスタジアム宮崎に移動。移動の間、実際に練習している姿は観ることが出来なかったもののサッカーJ1の鹿島アントラーズや、J2の徳島ヴォルティスが練習に使用するグラウンドがあった。そして武道館を超えると、サンマリンスタジアム宮崎。長嶋茂雄監督(当時)が命名した日本に四つしかない内外野天然芝のグラウンドの一つだ。 既に15時を回っており、選手達は大半のメニューを終えていた感じだ。 そんなこんなで慌ただしいキャンプ見物初日を終えた。サンマリンスタジアムの前にはボールパークGと呼ぶスペースがある。お目当ての選手がどのグラウンドで練習しているかわかるボードや、地元色が濃い飲食の出店が並ぶ。キャンプの半分を沖縄に移す構想があるためか、地元に危機感があるのだろうから、サービスも期待できそうだ。明日は食事も楽しみたい。 P.S. 今日のオマケ サンマリンスタジアム一塁側グラウンドの報道陣用スペースで大田と長野の特打を見物する爆笑問題の田中裕二。やはり大田が気になるのだろうか<冗>? また、昨年WBC日本代表チームが合宿を行ったということでWBCの優勝トロフィーも展示されている。
かつてはジャイアンツ在籍時代の清原和博が「世界平和」と書いたのが懐かしく思い出される。
今年から背番号を0に代えた工藤隆人が外野でノックを受けたり、實松一成が課題の打撃を鍛えていたりする。
元ファイターズ勢の二人が既にこの時期、ファームで調整というのがちょっと寂しい。
(写真:ダッシュを終えたアレックス・ラミレスと新外国人のエドガー・ゴンザレス)スタンドの観客もお目当ての選手の出待ちをするために出入り口に移動を始めるという感じだった。だが、マウンドでは新たに打撃投手がキャッチボールを始めた。これは誰かがいわゆる居残り特打ちをするのだろうとスタンドに残って待っていたら、大田泰示と長野久義が出てきた。
三年越しの念願が叶った期待の即戦力ルーキーと、松井秀喜以来の背番号55を背負ってプロの飯を一年間食った男、長野と大田のツーショット特打に帰りかけたファンが再びスタンドに戻ってきた感じだった。一度引き上げたかに思えた原監督も再びグラウンドに姿を現したほどだった。もっとも、あと二ヶ月もすればジャイアンツ球場で普通に観ることが出来てしまう恐れもあるが…。
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コメント
にしたく様、コメントをありがとうございました。
> 去年・一昨年は行きましたが、今年は予定がありません。
そうでしたか。
初めて行きましたが、今日はほとんど練習が終わっていたので明日は朝から丸一日楽しみたいと思っています。
> 3月7日のオープン戦(対ホークス、@ヤフードーム)には、ホークスファン2人を引き連れて、レフトスタンドに行きます。
応援お願いします。
敗戦処理。はまだオープン戦の観戦予定が立ちません。
投稿: 敗戦処理。 | 2010年2月 6日 (土) 23時17分
去年・一昨年は行きましたが、今年は予定がありません。
3月7日のオープン戦(対ホークス、@ヤフードーム)には、ホークスファン2人を引き連れて、レフトスタンドに行きます。
投稿: にしたく | 2010年2月 6日 (土) 20時34分