明日入籍、長野翼を射止めた内川聖一を待ち受ける…
セ・リーグ開幕を二日後に控える明日24日、ベイスターズの内川聖一が入籍する。お相手はもちろん昨年のWBC取材で知り合ったフジテレビの長野翼アナウンサー。
WBC日本代表に選ばれていた内川は日本代表が大会二連覇を決めた昨年の3月24日に初めて長野アナの取材を受け、それがいわゆる出会いとなったことから一年後のこの日に入籍すると決めたそうだ。
おめでとう、内川!!
ただ、過去の類似例を思い起こすと、喜んでばかりいられない…?
内川のお相手はフジテレビ所属の女子アナ。フジテレビと言えば、ベイスターズ球団の親会社、東京放送(TBS)にとっては商売敵だ。この組み合わせはかつてベイスターズに所属していた福盛和男とフジテレビの福元英恵アナ以来だが、福盛は結婚後、旧バファローズ(Bu)にトレードされた。またもっと古い例では石井琢朗が元フジテレビアナウンサーの荒瀬詩織と再婚しているが、当時はまだ球団の親会社がマルハだった時期で、なおかつ既に奥さんはフジテレビを退職していたので問題なし。
プロ野球チームとて、親会社の存在があって成り立つ存在に過ぎない。ましてや昨今、ごく一部の球団以外は慢性的な赤字に悩まされ、その赤字分は親会社である企業、企業グループの利益で補填されているのが実情だ。そしてベイスターズ球団も例外ではない。親会社の商売敵に当たる企業の看板的存在である女子アナとの結婚が当時の球団幹部の逆鱗に触れたとしても不思議ではない。
これは読売新聞、日本テレビ放送網をバックに持つジャイアンツでも同様だ。日本テレビに所属する小野寺麻衣アナと結婚した高橋由伸は一年を棒に振る故障をしても大事に大事に扱われているが、テレビ東京の亀井京子アナと結婚した林昌範はファイターズにトレードされた。
林は亀井アナと付き合う以前には日本テレビの宮崎宣子アナと交際しており、2003年8月14日に挙げたプロ入り初白星のウイニングボールを宮崎アナにプレゼントするほどの入れ込みようだったが、それがいかに大切なものであるかを理解し得なかった同アナにあっさりと紛失され、気持ちがさめてしまったという。その後破局して、いろいろあって亀井アナとゴールインしたのだが、もしも宮崎アナとあのままゴールインしていたら、今もジャイアンツでセットアッパーとして君臨していた…?
また同業他社ではないもののジャイアンツではフリーアナウンサーと結婚した岡島秀樹、二岡智宏はいずれもトレードで放出されている。岡島、林と左のセットアッパーの先輩を反面教師として山口鉄也には結婚相手を選んで欲しいものだが…。
* 長野久義も…<苦笑>?
逆に例外的なのが、フジサンケイグループとつながりの深いスワローズ。古田敦也が中井美穂と、石井一久が木佐彩子と見事に結ばれている以外に、城石憲之が大橋未歩と、青木宣親が大竹佐知と、というように二組のテレビ東京所属アナウンサーと結ばれている事例があるが城石はスワローズで現役生活を全うできたばかりか引退即コーチ就任と厚遇された。青木に至っては永久欠番になっていてもおかしくない名誉ある「背番号1」をゲットした。筆頭株主でないからスワローズ球団が寛大なのか、あるいはテレビ東京をライバル視していないのか…?
現状のベイスターズを考えれば、たとえ掟破りな結婚をしたにせよ、主力選手であり、数少ない全国区の内川を放出したり、干したりするなどありえないと考えるベイスターズファンも多いだろうが、内川が安泰と言えないわけがある。
筒香嘉智の存在だ。
高校卒ルーキーとは思えない打撃の完成度を誇る地元横浜高校出身の大器に球団としてはどんどん実戦の機会を与えたいところだが、打撃はともかく守るところがない。筒香の本職は三塁手だが、一塁も守れる。主砲村田修一を外せないとなると、筒香を試す場所は自ずと限られてくる。内川は外野も守れるとはいえ、新加入のターメル・スレッジの前評判も高い。
昨年までパ・リーグでDHでの出場が多かったスレッジの外野守備を危惧する向きもあるが、十二球団ナンバーワンとも言われる外野守備力の持ち主が揃うチーム事情からDHに回ることが多かっただけで、噂されるほど下手ではない。スレッジが札幌ドームより狭い球場が多いセ・リーグで本塁打を量産し、筒香が新人離れした活躍を見せるような事態が起きたら…
まだまだ手薄な投手陣補強のために球団が大なたを振るわないとも限らない。
内川よ、浮かれている場合ではない。スレッジはともかく、まずは筒香が頭角を現す前にセ・リーグ最高打率をマークした2008年並みの活躍で球団、いや親会社に変な考えを起こさせないようにさせよう。
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