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2010年6月 5日 (土)

ダルビッシュはtwitterのやり過ぎではないのか?

Dsc_0070 日刊ゲンダイの見出しに出そうなタイトル…<>

ダルビッシュ有が球界でも名うてのツイッター達人であることはとみに有名になった。かくいう敗戦処理。もダルビッシュをフォローしている(ダルビッシュのつぶやきを自動的にチェックできるようにしている)。しかしこのところダルビッシュが白星から遠ざかっているためか、一部のフォロワー(ダルビッシュをフォローしている人)から、ツイッターを減らした方がいいのではとか、やめたらどうかという意見が出ているという。ダルビッシュ本人にはツイッターを止める気はさらさら無いようで、ダルビッシュのつぶやきを楽しみにしているフォロワーからは大喝采のようだが、本当にダルビッシュの調子とツイッターは無関係なのか?また、ダルビッシュからの返信を求めてダルビッシュに対してつぶやくフォロワー達は自分たちが自己満足を求めた結果、サービス精神旺盛なダルビッシュがサービス過多になって日常生活のペースを狂わせるきっかけになりかねないということを危惧したりしないのか?

ダルビッシュはおそらく今日(5)の対ジャイアンツ戦(東京ドーム)に先発する。自身だけでなく、チームも八日間白星から遠ざかっている。ダルビッシュが雑音<!?>を封じ込む快投を見せるか?

今年の4月12日にツイッターを始めたダルビッシュは昨日(64)までで606ツイートをつぶやいている。これが多いか少ないかは何とも言えない。比較の対象がわからないからだ<苦笑>。先月29日に東京・杉並区阿佐谷のloftAで行われた「プロ野球ナイト39の特別付録「プロ野球関連twitterアカウント集」にはダルビッシュを含む10人の現役NPB選手のアカウント(ツイッター上のIDのようなもの)が記載されている。比較してみよう。

ダルビッシュ有(@far_idyu)ツイート数606、フォロワー数53,057

鈴木尚広(@takahironation)ツイート数191、フォロワー数2,992

川崎宗則(@KawasakMunenori)ツイート数123、フォロワー数23,234

松田宣浩(@match_5)ツイート数111、フォロワー数7,343

森本学(@hawks32morimoto)ツイート数96、フォロワー数4,574

大隣憲司(@hawks28ohtonari)ツイート数66、フォロワー数4,649

摂津正(@hawkssettsu)ツイート数64、フォロワー数7,173

森福允彦(@hawks19morifuku)ツイート数29、フォロワー数2,682

大塚明(@ohtsuka23)ツイート数21、フォロワー数1,389

隠善智也(@inrin69)ツイート数19、フォロワー数1,159

6月4日までの集計。フォロワー数は増減しているかもしれません。

もちろんこの顔ぶれはプロ野球ナイトのスタッフの方がセレクトしたもので、これ以外にも多くの現役プロ野球選手がツイッターをしていると思えるが、ホークスの選手のアカウントが似通っているのはなんともはや。ちなみに川崎宗則のアカウントは誤植ではない。それと隠善智也のアカウントはもう少し何とかならなかったのだろうか<苦笑>

たしかにダルビッシュは別格のようだ。つぶやき始めてから54日間で600を超えるつぶやきを記録しているということは一日平均10回以上つぶやいている。そして驚くことに、土曜日の登板が多いダルビッシュはデーゲームでの登板後に、その日の登板結果を含めてつぶやくことが多いのだ。あまりの多さに、試合中でもつぶやいているのではとの疑惑も発生したようでダルビッシュ自身、5月10日の1547分にこんなつぶやきを残している。

なんかの記事に僕が試合中につぶやいたと書いていたらしいが、試合中は一度たりともない。記事にするのは自由だが確認してから書いて欲しい(15:47)

また、普段予告先発制度のあるパ・リーグに属しているダルビッシュが予告先発制度のない交流戦に入る前の5月122310分にはこんなつぶやきを残している。

交流戦中は登板日がバレてはいけないので、ツイートの量を減らします。。(23:10)

なるほど、見事なプロ意識だ。では実際にどうか。交流戦初日の512日を境につぶやきは減っているのか?

5月11日までの一日平均つぶやき 14.4ツイート

5月12日以降の一日平均つぶやき 7.25ツイート

有言実行だ。減っている!

ではつぶやき数から登板日が推定出来るのか?

登板日前日の一日平均つぶやき  10.86ツイート

登板日当日の一日平均つぶやき  12.71ツイート

登板日翌日の一日平均つぶやき  12.71ツイート

上記以外の日の一日平均つぶやき 10.97ツイート

前日と前日以外の非登板日のツイート数に特に大きな変化は見られない。ダルビッシュが心配するほどのことではないかもしれない。ただチームメートの話などをつぶやいた場合にダルビッシュ以外の先発投手の先発予想を容易にしてしまう可能性がある。ダルビッシュはこれを嫌っているのかもしれない。

自分の野球観をつぶやいたかと思えば、ライバル球団の選手とのプライベートでの食事の様子をつぶやいてみたりするダルビッシュ。このところ白星から遠ざかっているからか、女性と思われるフォロワーからツイッターをやめて欲しいと懇願されても自分を曲げないダルビッシュ。そしてその姿勢に共感した別のフォロワーはその女性に「そんなにイヤなら見なきゃいい」とつぶやき返し、何とダルビッシュまで「そういうこと」と返す。気になったので私はそのフォロワーに「あの人には自分がダルのつぶやきを見なきゃいいという問題ではなく、ダルがつぶやきをしているか否かが問題なのだ」と返してみたが、反応はなかった。

確かにツイッターという形のコミュニケーションは従来無かったファンとのコミュニケーション形成を可能にするものだろう。そしてそのコミュニケーションツールの使い手として、今現在日本のプロ野球選手の中でダルビッシュが第一人者であることは確かだろう。しかしだからといって、それがイコール、ダルビッシュが最もファンを大切にしている日本のプロ野球選手という図式になるのではないということに我々ファンは気付くべきであろう。見えない先の何万人のファンにメッセージを発信するのもダルビッシュだが、目の前の数十人のファンのサインを断るのもまたダルビッシュだ。昨年9月、チームを離れ一人鎌ヶ谷で調整するダルビッシュの練習後のサインを求め、数十人のファンが三塁側の選手・関係者出入り口で待っていたら、何とダルビッシュは正面出入り口の前にライトバンを待機させ、それに乗ってグラウンドから勇翔寮に移動した。「そりゃそうだよ。1対1でもサインをしないのに、こんなにいたらしないよ」訳知り顔でつぶやくオジサンの声に落胆した子ども達の顔が今も印象に残っている。

企業がマーケティングにも利用するというツイッター。使い勝手良く使っている人たちには絶賛されるコミュニケーションツールであることは間違いないだろうが、過信してはいけないものであると敗戦処理。は自戒を込めて思っている。個人的にはまだ不愉快な思いをしたことはないが、140文字という制約故に「て・に・を・は」を省いたり機械的な言い回しになることによるトラブルの例も枚挙にいとまがないという。ダルビッシュからの生返事が欲しいばかりにぐだぐだとつぶやきを続ける輩達。ダルビッシュがツイッターというツールを重宝しようとすればするほど、愚かな一部のファンによってダルビッシュがペースを狂わされる危険が顕在化してくるように思える。

綺麗な薔薇には刺がある。-ダルビッシュに限らず、ツイッター中毒者、ツイッター依存症、およびその予備軍の皆さんは一歩引いて自分なりのつきあい方をちょうど見直す時季ではないか。ちょっと考えてみてはどうだろうか?ツイッターに費やす時間を、ツイッターにはまる前は何に費やしていたかを思い出せばいいだけの話だが、思い出せない人も少なくないのではないか?

 

 

そしてダルビッシュの4日のツイートは1回のみ。チームと自身の連敗を止められるか?

P.S.

敗戦処理。のツイッターでのアカウントは @haisenshori です。

 

 

 

【参考資料】

プロ野球ナイト39とくべつふろく●プロ野球関連twitterアカウント集

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