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2010年9月25日 (土)

慶彦さ~ん、ガンバッテ~!

Bdsc_0050 稀に見る大混戦だったイースタン・リーグは24日にマリーンズが直接対決でジャイアンツを破り、四年ぶりの優勝を飾った。四年前の優勝監督古賀英彦監督が退任後、レン・サカタ前監督を経て今季初めて二軍監督に就任した高橋慶彦監督率いるマリーンズが来月2日に行われるファーム日本選手権に進出する。なおウエスタンでは首位のタイガースが全日程終了。2位のホークスが残り一試合に勝てば逆転優勝だが引き分けか負けでタイガースが優勝となる。こちらも最後まで目が離せない。

(写真:試合前のメンバー交換で挨拶する高橋慶彦監督)

ジャイアンツに優勝マジックが出た時点で、多少もつれても最後は物量に勝るジャイアンツが優勝するだろうと思った敗戦処理。は102日にハードオフ・エコスタジアム新潟で行われるファーム日本選手権のチケットを確保してしまった。昨年、最終戦までもつれた優勝争いを制したジャイアンツはファーム日本選手権でドラゴンズに敗れた。その雪辱をと思って新潟に行くつもりだったのだが…。

マジック点灯後にジャイアンツが思わぬ失速。一時はジャイアンツ、シーレックス、ゴールデンイーグルス、マリーンズの四球団に優勝のチャンスが発生する大混戦。ジャイアンツが普通に勝ち進めば問題なかったのだが<苦笑>…。

実は今季、敗戦処理。はマリーンズのファームの試合を冒頭の写真の一試合しか見ていない。ジャイアンツとファイターズのカードを主体に観戦しているが何故か今年は縁がなかった。したがって今年のマリーンズの強さの秘密などを語ろうにも語れない。語る資格もない。ただ、先述したようにファーム日本選手権のチケットを購入してしまったのである。ハードオフエコスタジアム新潟は今年のオールスターゲームの第二戦が行われた球場だが、まだ行ったことがないしイースタン・リーグの代表であるマリーンズを応援がてら、行ってこようと思っている。

それにしてもジャイアンツはどうしたものか?一軍同様、投手陣に安定感がないのが最後に響いたように思える。福田聡志、野間口貴彦、金刃憲人、西村健太朗といった一軍経験豊富な投手を小刻みに継投させ、何とか失点を最少に防いで、リードして最終回はレビ・ロメロに任せたいところだが、ロメロにたどり着く前に誰かが捕まるという感じで終盤戦は接戦をものに出来なかった。これだけのビッグネームが揃っているのならこのメンツで先発ローテーションを組んだ方が余程勝つ確率が高くなるような気がするのだが、岡崎郁監督ら首脳陣はそうは考えないようだ。挙げ句の果ては長野久義を合流させ、東野峻、エドガーまで補強したが最後の直接対決に敗れ万事休す。

今年で「湘南シーレックス」の名称を廃止し、来年から横浜ベイスターズのファームという形式になるシーレックスには「有終の美」を飾らせたいとベイスターズファンを含む判官びいきな人達の後押しが加わり、シーレックスとしての最後のホームゲームを飾って首の皮一枚優勝争いに残ったが、そこまでだった。しかし今日のジャイアンツ球場で行われたシーレックスとしての最終戦は最後を惜しむファンがジャイアンツ球場に集結し、ジャイアンツ球場をスカスタ化したそうだ。

ゴールデンイーグルスも昨年初のAクラス入りを果たした一軍に続き、創立六年目でファームに初優勝のチャンスがあったが届かなかった。開幕からジャイアンツに圧倒的に強く8連勝したが、ローテーションの中心的存在だった朝井秀樹をそのジャイアンツに放出してしまったのが微妙だった。

ファイターズはスワローズと熾烈な5位争いを繰り広げているのだが、今年も選手不足に泣かされた。毎年同じ事の繰り返し。ファンサービスには熱心だが優勝争いには欲がないらしい。

一軍とは裏腹に最下位を独走したライオンズは、雄星の入団が起爆剤になるかと思われたが期待はずれで、大久保博元打撃コーチの問題の時だけ注目を浴びた感じだ。

マリーンズはこんな個性豊かなイースタン各球団のトップに立ったのだから、素直に敬意を表し、新潟でも頑張って欲しいものだ。しかし、マリーンズにはあまり芳しくないデータがある。

敗戦処理。がファーム日本選手権を生観戦したのは過去に四回。ファイターズがイースタンを制した2003年と2004年、ジャイアンツがイースタンを制した2007年と2009年。相手は2003年のみタイガースで後の三回はすべてドラゴンズ。ちなみに過去四回すべてウエスタンの優勝チームが勝っている。特に2004年は九回裏一死までファイターズの須永英輝がドラゴンズ打線を完璧に抑えていたのに「あと二人」から3点差を引っ繰り返されてショックが大きかった。

02 (写真:2004年のファーム日本選手権で九回裏一死まで無失点の好投を続けながら最後に力尽きた須永英輝)

 

マリーンズを応援する人から見れば疫病神としか思えない男が新潟に行くのだ。

リーグ優勝を決めた24日のジャイアンツ球場では高橋監督の胴上げの他に、既に現役引退を表明している大塚明と戦力外通告を受けたものの現役続行を模索するため、今シーズン限りでマリーンズのユニフォームを脱ぐことになる堀幸一も胴上げされたという。昨年のファーム日本選手権では同じように現役引退を表明していたドラゴンズの井上一樹が本塁打を放ち、有終の美を飾った。

Photo (写真:昨年のファーム日本選手権で本塁打を放ったドラゴンズの井上一樹。200910月撮影)

 

堀も現役続行をアピールする意味でも芸術的な右打ちを見せて欲しいものだ。

Dsc_0012 (写真:ジャイアンツ戦の試合前にチームメートの秋親やジャイアンツの超ベテラン大道典嘉と談笑する堀。この写真を選んだのに他意はありません。20104月撮影)

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コメント

Eagles fly free様、コメントをありがとうございました。

> チームを最下位に低迷させている首脳陣に干されていた状況から一転し、優勝を争うチームで責任あるポジションを任せてもらえる立場になったわけで、朝井投手は今とても充実していると思います。
私からもジャイアンツにお礼を申し上げたいぐらいです(笑)。

ゴールデンイーグルスは中村紀洋、憲史に戦力外通告をしたそうで、旧Bu色の濃い選手が少なくなってしまうことに寂しさを感じておられるファンの方も少なくないかもしれません。

一方で、朝井や高木が、崩壊気味の、もとい崩壊したジャイアンツ投手陣の中で課された仕事を淡々とこなしてくれたので辛うじてジャイアンツが、スワローズより上の順位をキープしているとも思えます。

彼らは縁があってドラフトで指名されて入った球団が消滅するという、ジャイアンツ生え抜きの選手では想像すらしたことがないであろう苦境に置かれた訳です。新規参入球団が出来て分配ドラフトなるものがあって仕事は保証されたものの、その他大勢扱いで機械的に割り振られたようなものかもしれません。そのなかで特に朝井は、新しい球団で一度は頭角を現したもののその後不遇になり、まさかのシーズン中トレード。割り切って頑張っているに違いありません。ジャイアンツファンにも新しい感動と勇気を与えたものでしょう。

もっとも私の知人のように、そのような紆余曲折を経た朝井が一軍初登板ですぐに結果を出したあとのお立ち台で涙ぐんだのを見て「勝って泣くくらいだから気が弱い選手」との感想しか持たない人もいますが<苦笑>。

そしてシーズンの一番重要な最後の時期に高木が星野と立場が逆転したことも、一部のイタイフロントには良い薬になったかもしれませんね。

投稿: 敗戦処理。 | 2010年10月 2日 (土) 10時06分

敗戦処理。さん、こんばんは。


> 朝井の獲得は大きいですね。
>
> 一昨年の鶴岡と言い、付け焼き刃みたいなトレードが上手くなりましたね。
---
付け焼刃と謙遜されていますが、おそらくこれはジャイアンツがプロ部門の(二軍等の試合を回って他球団の選手をチェックする)スカウティングにも力を入れているからだと思われます。
釈迦に説法で恐縮ですが、ドラフトで獲れなかったらそれで終わり、ではないわけで、この点チーム作りにおいて非常に重要なことかと。


> 別エントリーで取り上げた26日のベイスターズ戦にしても、気迫のこもったリリーフぶり。「今季0勝の投手を先発させるくらいなら…」と思いました。
---
チームを最下位に低迷させている首脳陣に干されていた状況から一転し、優勝を争うチームで責任あるポジションを任せてもらえる立場になったわけで、朝井投手は今とても充実していると思います。
私からもジャイアンツにお礼を申し上げたいぐらいです(笑)。


> 一方で栂野にも注目したのですが、移籍即一軍はめでたかったのですが、すぐに札幌で中田翔に一発を見舞われるなど短い華でしたね。
---
いえいえ、あの程度ですぐ落としてしまうなら金銭でよかったんですよ(=折角交換した意味がない)。
代わりに上げた投手が使えるわけでもなし(栂野投手が技術があるピッチャーであることは間違いないわけで)、敗戦処理。さんが指摘されているように、要は我慢、信じて使い続ける根気、かと。
#とはいえ、朝井投手と交換なら、個人的には野間口投手あたりが欲しかったところですが(苦笑)


> それはそうと、ブラウン監督を解任してスワローズの荒木大輔コーチを後任の監督に招聘するという今日(28日)の東京中日スポーツの記事はどうなのでしょうか?
>
> ブラウン監督はともかく、荒木コーチに関し、小川監督代行の昇格で、次まで待てずに監督招聘に答える可能性ありってかなり強引な推測だと思うのですが。
---
ドラゴンズの試合がないトーチュウはこの時期ヒマですから、(現実にブラウン監督は解任されるようですが、荒木監督誕生に関しては)飛ばしかと。
まぁ学習能力皆無の楽天のフロントなら考えないではないでしょうが、荒木コーチも池山さん辺りから楽天のやり口は聞いているでしょうから、おそらくは実際に話が来ても断ると思われます。
ただ、如何に島田米田のバカさ加減が過ぎるとはいえ、日本に於いてプロ野球の監督は12人しか存在できないというのは厳然たる事実なわけで、この魔力に荒木コーチが絶対に屈しない、とはいえない、というところでしょうか。

> P.S.
> twitterは断念されたのですか?
---
断念といいますか、
「ちょっとやってみたけどいまいち使い方(利点?)がわからん(´・ω・`)のでそのまま」
という感じです^^;

投稿: Eagles fly free | 2010年9月29日 (水) 20時38分

Eagles fly free様、コメントをありがとうございました。

> > ローテーションの中心的存在だった朝井秀樹をそのジャイアンツに放出してしまったのが微妙だった。
---
> 仕方ないですよ、あのマーティ・ブラウンと楽天首脳陣ですから…│ω・`)@ジャイアンツで朝井投手が能力通りの活躍をしているので、朝井ファンとしては嬉しい限りです(笑)


朝井の獲得は大きいですね。

一昨年の鶴岡と言い、付け焼き刃みたいなトレードが上手くなりましたね。

別エントリーで取り上げた26日のベイスターズ戦にしても、気迫のこもったリリーフぶり。「今季0勝の投手を先発させるくらいなら…」と思いました。

一方で栂野にも注目したのですが、移籍即一軍はめでたかったのですが、すぐに札幌で中田翔に一発を見舞われるなど短い華でしたね。

それはそうと、ブラウン監督を解任してスワローズの荒木大輔コーチを後任の監督に招聘するという今日(28日)の東京中日スポーツの記事はどうなのでしょうか?

ブラウン監督はともかく、荒木コーチに関し、小川監督代行の昇格で、次まで待てずに監督招聘に答える可能性ありってかなり強引な推測だと思うのですが。

P.S.
twitterは断念されたのですか?

投稿: 敗戦処理。 | 2010年9月28日 (火) 22時42分

敗戦処理。さん、またこんばんは。

> ローテーションの中心的存在だった朝井秀樹をそのジャイアンツに放出してしまったのが微妙だった。
---
仕方ないですよ、あのマーティ・ブラウンと楽天首脳陣ですから…│ω・`)@ジャイアンツで朝井投手が能力通りの活躍をしているので、朝井ファンとしては嬉しい限りです(笑)

投稿: Eagles fly free | 2010年9月27日 (月) 23時44分

多摩虫様、コメントをありがとうございました。

> 相手は5年前と同じ、タイガースに決まりましたね。敗戦処理。さんはじめ、観ている側が熱くなる戦いを期待します。楽しんできてください。

ありがとうございます。

> ところで、来季のシーレックス改めベイスターズ二軍とスワローズ二軍の監督も気になりますね。25日にジャイアンツ球場に来ていたシーレックスファンによると、前者には白井一幸氏の名前が挙がっているようですが。

岡本哲司さんがいる繋がりからですかね。

私も横須賀でそんな会話をしているシーレックスファンを見かけました。

その人は「(二軍監督は)岡本さんがいいよ。今の日ハムのレギュラーはほとんどあの人が育てたんだから」と言い、白井に関しては日本一になったチームでヘッドコーチを務めていた人が二軍の監督を引き受けてくれるだろうかと気にしていました。


投稿: 敗戦処理。 | 2010年9月27日 (月) 00時00分

相手は5年前と同じ、タイガースに決まりましたね。敗戦処理。さんはじめ、観ている側が熱くなる戦いを期待します。楽しんできてください。

ところで、来季のシーレックス改めベイスターズ二軍とスワローズ二軍の監督も気になりますね。25日にジャイアンツ球場に来ていたシーレックスファンによると、前者には白井一幸氏の名前が挙がっているようですが。

投稿: 多摩虫 | 2010年9月26日 (日) 23時23分

長緯様、コメントをありがとうございました。

> 今季もイースタン観戦おつかれさまでした。新潟決戦には贔屓チームが出られなくて残念でしたね。

残念でした。行けると思ったのですがね。

> タイトルの出典?については、ある程度の年齢以上のファンしか分からないでしょうか。あの異様な黄色い声援思い出します(笑)

あの頃の市民球場は熱かったですね。

相手もタイガースに決まりました。長緯さんと一緒に初めてファーム日本選手権を長野で観た時以来のタイガースですね。

投稿: 敗戦処理。 | 2010年9月26日 (日) 23時16分

今季もイースタン観戦おつかれさまでした。新潟決戦には贔屓チームが出られなくて残念でしたね。

イースタンの試合はあくまで1軍の勝利に向けた育成や調整の場なのか、また2軍のチーム自体の勝敗にこだわるのか、難しいですが、逆にそんないろんな要素や視点があってファンにとってはそこが堪えられない楽しみとも思います。

タイトルの出典?については、ある程度の年齢以上のファンしか分からないでしょうか。あの異様な黄色い声援思い出します(笑)
先日、イースタンの優勝争いが気になってロッテ×西武戦を見に行きましたが、ライオンズの2軍監督は今年から幻の満塁ホームランの行澤さんですし、その年代のファンにはそういった昔の名選手を意外なところで見るといった楽しみもイースタン観戦にはありますよね。

投稿: 長緯 | 2010年9月26日 (日) 19時55分

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