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2010年11月 7日 (日)

【注意】今岡誠を使ってはいけない。

Dsc_0101 あと一つ勝てば五年ぶりの日本一となるマリーンズ。

ただ、そのためには決してやってはいけないことがある…。

 

 

「斎藤佑樹は何かを持ってる」と言われるが、マリーンズの今岡誠も別の意味で「何かを持ってる」。今岡はタイガース時代の2003年、2005年以来三度目の日本シリーズに出場中だが、今岡が出た日本シリーズの試合は2003年の第六戦から8連敗中なのである。

調べていて驚いた。今岡が初めて日本シリーズに出場した2003年。タイガースはホークスを相手に三勝二敗と優位に立ったが、第六戦、第七戦に連敗して日本一を逃した。二年ぶりに出場した2005年は今所属しているマリーンズ相手に四戦四敗。この間、タイガースの主力である今岡はもちろんすべての試合に出場しているから、チームともども六連敗だ。そしてマリーンズに移籍した今岡はシーズンの大半をファームで過ごしたが、クライマックスシリーズで本塁打を放つなど存在感を発揮し、日本シリーズもベンチ入りを果たしている。対左投手攻略が期待される今岡はマリーンズの右投手が先発した第一戦、第三戦、第五戦は出番が無かった。マリーンズはこの三試合に勝利しているがいずれも先行して逃げ切る形で代打要員の今岡に出番は無し。逆にサウスポーのチェンが先発した第二戦には代打で出場。同じくサウスポーの山本昌が先発した第四戦にはDHでスタメン出場した。マリーンズは第二戦と第四戦に敗れているため、今岡は自分が出場した日本シリーズの連敗記録が8となった。そして今日の第六戦、ドラゴンズは第一戦以来となるチェンが先発し、今岡は代打で登場した。

結果はご存じの通り、つい先ほど、延長十五回の末、引き分けに終わった。今岡が日本シリーズで出場した試合の連敗記録は依然として8で続いている。出すと負ける(または引き分け)、出さないと勝つのだから、マリーンズは明日の第七戦、今岡を出さない方がいいだろう。

もちろん今岡のせいで負けている訳ではないが、今岡が出ると負けるのである。そもそも日本シリーズに出場出来ること自体が貴重なのであり、日本シリーズに出場しない限りこんな記録は出来ないのだから、今岡は恥じる必要は無い。ただ縁起でもないだけである。

敗戦処理。が調べた限りでは、上には上がいるものでジャイアンツとフライヤーズで監督として出場した水原茂監督(1958年と1959年は円裕)が1958年から1962年にかけて10連敗を記録している。これが日本シリーズの最長連敗記録ではないか。

ジャイアンツの監督として出場した1958年はもはや伝説となった西鉄ライオンズに三連勝して四連敗した年だ。翌1959年は南海ホークスに四連敗した年。前者は稲尾和久に、後者は杉浦忠に超人的な活躍をされ、ジャイアンツは敗れた。水原監督とジャイアンツナインは二年越しに8連敗を喫したことになる。水原監督は翌1960年、リーグ優勝を逃すとジャイアンツのユニフォームを脱いだが、1962年に東映フライヤーズの監督として日本シリーズに出場。ここで初戦から勝てれば良かったのだが二連敗し、その後も引き分けがあり、四戦目で初勝利。個人の連敗を10で止めた。

一方ジャイアンツはホークスに四連敗した後、一年おいて1961年に再び日本シリーズに川上哲治監督の下で出場。第一戦に敗れたものの第二戦で勝利し、チームとしての日本シリーズの連敗を9で止めた。この間の9試合に全て出場した選手が、敗戦処理。の調べが正しければ、選手ではワーストワンとなる。

1958年のジャイアンツといえば、長嶋茂雄が入団した年であり、川上哲治が現役を引退した年である(王貞治は翌1959年の入団)。1958年の第四戦から第七戦まで、1959年の四試合、1961年の第一戦、この9試合全てに出場しているのは、

広岡達朗、坂崎一彦、長嶋茂雄

この三人だけである。

もしも今日、マリーンズが負けていたら今岡はあの長嶋茂雄に肩を並べることが出来たのだ。ミスターと並ぶ記録なんぞなかなか作れるものではない。

もちろん今日は引き分けだから連敗記録は止まっていない。明日今岡が出場してマリーンズが敗れればミスター他に並ぶのである。

ただ、今岡が今シリーズで出た三試合は前述のようにすべてドラゴンズの左投手が先発した試合。明日、山本昌が先発することはまず考えられず、吉見一起あたりだろう。今岡の出番はなく、マリーンズにとっては都合の良い試合運びになるかもしれない。逆にマリーンズは、首尾良く吉見をKOしたとしても、ドラゴンズのリリーフ陣に左投手が出てきたからといって今岡は使わないことである。

人気球団タイガースのスター選手が戦力外通告を受けて転落し、今春のキャンプでテストを受けて入団したという、まさに「天国と地獄」の今岡を最後に男にしてやろうなんて、西村徳文監督は考えないことだ。

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コメント

HARA88様、コメントをありがとうございました。

> しかし、セ・リーグのジャイアンツしか応援しない自分にとっては何としてもドラゴンズに日本一になって欲しかったんですがね。

今回の結果を踏まえ、「セ・リーグのチャンピオンはパ・リーグの3位のチームに負けた」云々との論調が一部に観られますが、パの1位の球団も2位の球団も3位のマリーンズに敗れたという点では変わりないのでセ・リーグのレベルがどうのというのは当たらないと思います。

また、今年に限らず日本シリーズを制したチームのリーグの方が上と考える事に対しても同調出来ません。日本シリーズに出場した二チームの間に優劣が付いただけだと考えるからです。

その点では、

> 今年は交流戦もそうでしたが「パ・リーグ>セ・リーグ」の状態が本当に悔しくてたまりません。

交流戦の方がリーグ全体のレベルのバロメーターになると思うので、今年のセはやばかったと思います。

日本シリーズでドラゴンズを応援していた方に対しては「残念でした」という言葉に尽きると思います。

ジャイアンツを完膚無きまでに叩いたナゴヤドームでのドラゴンズ野球が出来なかったのが意外でしたが、それをさせなかったマリーンズが微妙に上回ったとしかいいようがありません。

第七戦、ドラゴンズが1点ビハインドの九回裏。先頭の和田が三塁打で出て、同点のチャンスをつくりましたが、あれが小笠原やラミレスだったら、いきなり得点圏まで進める打球を打てるか。「外野フライでも1点」というところで相手の守護神から外野フライを打てるか?やっぱり今年に関してはセ・リーグの代表はドラゴンズがふさわしかったと思いました。

投稿: 敗戦処理。 | 2010年11月 9日 (火) 00時46分

千葉ロッテマリーンズ日本一おめでとうございます!


しかし、セ・リーグのジャイアンツしか応援しない自分にとっては何としてもドラゴンズに日本一になって欲しかったんですがね。


今年は交流戦もそうでしたが「パ・リーグ>セ・リーグ」の状態が本当に悔しくてたまりません。

投稿: HARA88 | 2010年11月 8日 (月) 19時57分

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