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2010年12月 1日 (水)

育成選手に休みなし-川相塾の冬期講習、本日より開講!!

Bdsc_0137 日本のプロ野球の世界では今日、121日から131日までの2ヶ月間はオフシーズン。選手は球団の命令による練習、指導を受けないオフシーズンなのだが、どうやら育成選手にはそれが当てはまらないようで。

育成選手は支配下選手が休んでいる時に練習していないと勝てない-ってそういう問題ではない。

(写真:試合後に鍛えられるジャイアンツの育成選手。実画像ですが本エントリーの内容とは直接関係ないイメージです。20088月撮影)

十二球団最多の育成選手を抱えるジャイアンツでは今月(12月)も育成選手の中から希望者に、川相昌弘二軍監督と、二軍コーチ陣が日替わりで指導するというもの。これが支配下選手対象であれば明確に野球協約違反だが、育成選手については、野球協約の育成選手に関する規約の7条で参稼期間が1月1日から1231日まで(在学中の者は初年度は31日から)となっているそうだ。

育成選手は支配下登録選手よりレベルが低いのだから、支配下登録の選手がチームとしての練習をしない12月と1月こそ差を縮めるチャンスであるし、金銭的に個人トレーナーを雇ったりする余裕がない等を考えると、チームの指導者からこの時期も指導を受けた方が身になる訳で、しかもそれが野球協約で認められた正当な行為なら、そうした方が上達の早道なのは間違いない。

しかし、一人前でない育成選手に対してなら、一年中球団の管理下に置いて練習に従わせて良いかというと、これは本来、機構側と選手会が話し合って決めるべき問題の範疇だと敗戦処理。は考える。もちろん、育成選手の規定に関しても、選手会とのすりあわせとの元に成り立っているのであれば、ここまで書いたことはすべて杞憂なのだ。

普通の会社に例えれば、新入社員の初任給を決めるのは新入社員と会社側が話し合うのではなく、既存の社員からなる労働組合と会社(使用者)と労使間協議だ。それになぞらえて考えれば、労働組合であるプロ野球選手会は支配下登録選手より、雇われる立場としては弱い立場である育成選手に関しても交渉しなければならないのだ。

  

例えばの話、本来は育成選手や出場機会に恵まれない二軍選手のための出場機会であるフューチャーズに一軍から二軍に落ちた選手を出場させるのは趣旨違いであり、育成選手の出場機会を奪うなという抗議をしても良い訳だ。話は飛躍するが、クライマックスシリーズまでに間隔が空くからと言って一軍レギュラークラスをフェニックスリーグに派遣するのは趣旨違いだという論調と同様である。

ジャイアンツは今年の9月27日に育成選手登録をしたノエル・ウレーニャを近々解雇するらしい。

927日と言えば、ジャイアンツのイースタン・リーグ終了後だ。フェニックスリーグに出場したのか定かでないが、秋季練習の様子を見て将来性に疑問を感じるからの措置だそうだが、たとえそうだとしても一度採用した以上は、最低一年間は育成選手として育成しなければならないとか、道義上の問題が発生するのではないか?

それでなくても育成選手制度はジャイアンツ(あるいは金に余裕のある球団)のための制度と揶揄される向きがあるのだ。誰かしら監視しないと、本当にNPBとしての有効な制度になっていくとは限らない恐れがある。

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