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2011年1月 4日 (火)

ダルビッシュ有は負けても凄いんです!

Cdsc_0069 敗戦処理。は明日(5)が仕事始め。日本のプロ野球各球団も今日、明日と順次仕事を始めていく。ファイターズも5日が仕事始めのようだが、ファイターズ球団には昨年の積み残しがある。

大エース、ダルビッシュ有の契約更改(ファイターズの選手で未公開なのはダルビッシュとボビー・ケッペルの二人だけ)。昨年、主に新聞休刊日の販売促進の切り札に使われたポスティング移籍はどうやら無いようだが、このオフ、少なくともダルビッシュ並びに代理人が球団スタッフと同席しての対面交渉は実現していない。一説ではダルビッシュは別方面でフリーエージェント宣言をして補償金の有無でトラブっていると言われるが雑音を封じるためにも早々に球団との契約を更改して欲しい。

実際のところは、金額がいくらかというより、複数年契約を結ぶか否かが最大の関心事なのだが…<>

昨年のダルビッシュ有はそれこそ金田正一、稲尾和久にまで遡らないと達成した人がいない四年連続防御率1点台の偉業を達成した一方で一昨年まで続いていた三年連続15勝以上が途切れ、そのせいもあってか負け数が自己ワーストの8敗となった(128敗)。もともと年俸が3億3000万円(推定=以下同じ)と高額だったために一体どういう査定になるのか?ポスティング移籍をしてしまうのか否かにばかり気を取られがちだが、ファイターズの一員としての評価はどうなのか?

(写真:まだ2011年度の契約を更改していないファイターズのダルビッシュ有 2010年3月撮影)

何度か当blogで書いているように、既に3億を超えている選手の成績がいかにハイレベルのものであっても前年並みの成績であったら大幅なアップはないのではと敗戦処理。は考えている。球団は異なるが涌井秀章が現状維持という評価をされたり、杉内俊哉が思いのほかアップ幅が少なかった例もある。

それはさておき、昨年のダルビッシュの登板内容を振り返って、あることに気付いた。

昨年のダルビッシュは自己ワーストとなる8敗を記録した。その試合のダルビッシュの内容を振り返る。

1敗目 3/20対H 9回完投自責点3、失点5 相手先発杉内 6回 自責点3

2敗目 4/24対モ 8回完投自責点1、失点3 相手先発岩隈 9回完封

3敗目 5/21YB 7回 自責点1、失点3 相手先発三浦 8回 自責点0

4敗目 5/29対T 7回 自責点3、失点4 相手先発鶴 6回 自責点2

5敗目 7/17対モ 7回 自責点2、失点3 相手先発長谷部 5・2/3回 自責点2

6敗目 8/13対H 8回完投自責点5、失点5 相手先発山田 7回 自責点1

7敗目 8/28Bs 8回完投自責点2、失点2 相手先発中山 7回無失点

8敗目 9/25対H 9回完投自責点1、失点1 相手先発杉内 9回完封

敗戦投手になった8試合に限定しても防御率は2.57、一試合平均7回2/3強に当たる7.875イニングを投げている。しかも相手の先発投手より先にマウンドを降りたのは一試合だけだ。

DH制で打席で代打を送られて交代というケースがないパ・リーグ(注.交流戦での二敗はいずれもDH制のある札幌ドームでの試合)とはいえ、8敗した試合の中で5完投しているのは凄い。他のリリーフ投手達が休めているからである。ダルビッシュ以外に完投を期待出来る先発投手がいない事を考えると、中継ぎ陣を休ませてくれるダルビッシュは負けてもチームに貢献していると言える。ましてや昨年のパ・リーグ新人王に輝いた榊原諒10勝すべてがリリーフでだったことからもわかるように、ダルビッシュ以外の先発陣は(せいぜい武田勝を除いて)安定感に欠けていたのだ。

7イニングで降板した5月21日のベイスターズ戦では残す2イニングをブライアン・ウルフ、林昌範、谷元圭介、宮西尚生でまかなったのを除けば、529日のタイガース戦がウルフ、武田久717日のゴールデンイーグルス戦が石井裕也、加藤武治とリリーフ陣に負担をかけていない。逆に急遽登板を回避したといわれた65日の対ジャイアンツ戦ではその日に糸数敬之を登録して先発させ、林、加藤武、木田優夫、宮西とつぎ込む展開を強いられた(56で逆転負け)

8敗した試合の防御率2.57は昨年の防御率ランキングに当てはめるとパでは4位に、セでは2位に相当する。もちろんパの1位にはダルビッシュ自身が君臨しているのだから、パで上回るのは同僚の武田勝(2.41)田中将大(2.50)の二人だけ。また8敗した試合の平均投球イニング7.875はダルビッシュ以外の昨年のパ・リーグの規定投球回数到達者の先発登板時の平均投球イニングより長い。

昨年のダルビッシュは12勝にとどまったが、防御率は1.78だったのだから、たまたま打線の援護に恵まれなかっただけで、ダルビッシュの投球内容自体は一昨年までと比べて遜色ない。おそらく一般的な評価はそんなところであろう。もちろんその通りだが、ありがちな「負けたけど投手のダルビッシュのせいではない」というレベルよりさらに高く、「負け試合でも別の形でチームに貢献している」という形でダルビッシュは評価されるべきであろう。そして最初の見方に戻るが、それでも既に3億を超える年俸を得ている投手であれば、微増レベルというのが真っ当な査定ではないかと思うのである。

皆さんはどう思いますか?

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