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2011年1月 2日 (日)

「生」観戦した野球場(特別篇)-甲子園球場に立った!

Dsc_0089 いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。だからどうしたと言われればそれまでですが。

毎月2日、この「生」観戦した野球場と「敗戦処理。生観戦録- my only one game of each year」のいずれか一方を掲載していますが、今月は先月26日に阪神甲子園球場のグラウンドに立つという貴重な経験をしましたので、併設されている甲子園歴史館の見物記も兼ねて書いてみたいと思いますのでお付き合い下さい。

「敗戦処理。生観戦録- my only one game of each year」は来月に回します(22日に1992年の生観戦から選んだ試合を)

1974年3月に初めて後楽園球場でプロ野球を生観戦して以来、いろいろな野球場でプロ野球を観てきました。チケット代よりもはるかにかかる交通費をかけて北へ南へ…。社会人になって多少経済的に余裕が出てからは「十二球団の本拠地をすべて回ろう」と考え、それを2000年に達成してからは地方球場、ファームの試合を行う球場を積極的に回りました。そうしてついに50を超えました。

なおバックナンバーは左欄のカテゴリー別から敗戦処理。が「生」観戦した野球場を選び、ダブルクリックして下さい。

(写真:甲子園球場のマウンド。残念ながらマウンドには立てなかったが、このように至近距離で観ることが出来た。)

甲子園球場が二年余りをかけてリニューアルしたが、その一環で外野スタンド外周の地面のレンガもリニューアルされることになった。そのレンガの費用の一部をファンに協力してもらい、そのお礼にレンガに名前を刻み約十年間使用するというもので、敗戦処理。も一口乗った。そして昨年1224日から26日の三日間、メンバーのためのグラウンド開放イベント「甲子園球場のグラウンドに立とう!」が開かれた。敗戦処理。は26日の午後に参加した。

参加者はまず一塁側のアルプススタンドに集められ、説明を受ける。参加者向けの通知にも書かれていたが、ヒール・スパイクではグラウンドに降りられない(靴を貸していた模様)とか、グラウンドの土や芝を持ち帰ってはいけないとか、スライディングやキャッチボールの禁止等々。係員が「危険ですのでスライディングやキャッチボールはしないで下さい」と説明したら、隣にいた人が「素振りやノックはいいのか?」と苦笑していた。

一通り説明が終わると、一塁側のファウルグラウンドに出る。ついに憧れの甲子園球場の土を踏めるのだ。

Cdsc_0078 この時、グラウンドに高校野球よろしくサイレンが鳴り響くサービス付き。

各自自由に撮影したりして構わない。最初は一塁ベンチに人気が集中。

Dsc_0074 さすがに中には入らせてもらえないが、ベンチを背景に記念写真を撮ったりなど。続いてこれまたロープで仕切られていて直接触ったり出来ないのだが、ホームベースとバッターボックスを間近に観ることが出来る。

Dsc_0085 そして冒頭の写真の様にピッチャーマウンドも。要は一塁ベンチ前からバッテリー間の内野のスペースを開放した形だ。隙あらば記念に甲子園の土を…と考えていた輩もいたようだが、係員に静止されていた。これが15分程で、それが終わると外野の天然芝ゾーンへ。

Dsc_0117 こちらはライトからレフトまで広々と開放。確かにこれはキャッチボールのひとつもしてみたくなるし、外野のフェンスにボールをぶつけたりとかしてみたい衝動に駆られる。

スライディングは禁止とのことだが、寝そべってはいけないとは言われなかったので、近くにスカートを履いている女性がいないのを確認して右中間のフェンスのそばで大の字になって寝そべってみた。

気持ちいぃ~!

昨年は6月に試合後の東京ドームのグラウンドに降りる機会があり、その時も寝そべっていい気分になったが、屋根がない甲子園の方が明らかに開放感がある。Dsc_0095 いや、この場合解放感というべきだろう。

外野でも約15分間。グラウンドにいた時間は合計で30分程だったが、本当に充実したひとときだった。

高校野球ではこの聖地を目指して日夜汗を流しながらも、ほんの一握りのチームしか踏めない。それを考えると、元高校球児でもなく、もちろんタイガースファンでもない中年に過ぎない敗戦処理。がその聖地で大の字になったりしていいのかと若干の自問自答はあったが、ここはひとつお赦しいただきたい。

個人的には一昨年(2009)は応援するファイターズとジャイアンツがともにリーグ優勝を果たし、日本シリーズで対戦するというファンにとってはこの上のない展開になった。しかもジャイアンツのセ・リーグ優勝、イースタン・リーグ優勝、日本シリーズ優勝の瞬間をすべて生で観ることが出来た。ファイターズが日本シリーズ進出を決めた試合は鎌ヶ谷のパブリック・ビューイングで多くのファイターズファンと共に味わえた。こんな幸せな一年はもうないと思った。それが昨年はこの甲子園をトリに、東京ドームジャイアンツ球場ファイターズスタジアムで生のグラウンドに降りるという感動的な体験をすることができた。強い時も弱い時も長くファンをやっていてようやくツキが回ってきたと勝手に思いを強くした次第だ。

さて、今回のイベントはここまで。せっかくだから昨年開業した甲子園歴史館をのぞくことにした。

Cdsc_

タイガースの歴史、高校野球の歴史、そしてスペースは狭いがアメリカンフットボールの日本一を決める「甲子園ボウル」に関する展示もある。敗戦処理。はまず高校野球のコーナーから回った。

最初に目を引いたのはPL学園時代の清原和博のユニフォームとバット、横浜高校時代の松坂大輔のユニフォームなどの展示。

Cdsc__2 敗戦処理。が子供の頃に夢中になった作新学院の江川卓と銚子商業の篠塚利夫のユニフォームが並べて展示されているのも懐かしい。

Dsc_0137 もちろん新しいところでは早稲田実業の斎藤佑樹と駒大苫小牧の田中将大のユニフォームも並べて飾られている。

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もちろんもっと古い時代の貴重な写真などが豊富に展示されている。

タイガース球団の歴史を振り返るコーナーはさらにたまらない構成になっている。歴代の名選手にまつわるグッズの数々はそれだけでも涙が出そう。

Cdsc__4 (写真左:先発にリリーフに大車輪の活躍をした山本和行のユニフォームなど。写真右:勝負強さと鈍足が印象深い遠井吾郎のユニフォームとバット)

タイガースの場合、スター選手が後に他球団に流出するケースが少なくないが江夏豊、田淵幸一、新庄剛志らも分け隔て無く展示されている。ただ年表で1981(昭和56)の項目で江本孟紀のあの事件が「江本孟紀が現役引退を表明」としか書かれていないのはご愛敬か。

そしてオールドファンには文字通り涙が出そうな展示がこれ。

Dsc_0186 スコアボードが電光表示になる前の手書き時代のボード。もちろんタイガースの選手だけでなく、ライバルのジャイアンツや、懐かしいホエールズのスーパーカートリオも。

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この他、甲子園に因んだ野球漫画の名シーンなども掲示されており、正直、試合を観戦しなくても、この歴史館だけを観に来ても充分満足出来る。

Dsc_0194 もちろんタイガース関連で野球殿堂入りした方々のレリーフのレプリカもある。在阪の方は歴史館見物だけのために足を運ぶ価値があると敗戦処理。は思う(一時間は見た方がいいでしょう)。

■ 甲子園歴史館

阪神甲子園球場 外周16号門横

【営業時間】10:0018:00(最終入館17:30)

【休館日】月曜日(試合開催日、祝日を除く)

【入場料】おとな500円 こども300円(4歳~中学生)

※ 撮影は自由ですがビデオ撮影は不可。

この日は昨年1226日付けエントリー 阪急南海巡礼の旅 でも触れたが、始めに甲子園ありきで、その前後に旧阪急ブレーブスと旧南海ホークスのゆかりの場所を訪ねる日帰り旅行だった。当たり前のことだが、多数の先人達の尽力があって今日のプロ野球がある。敗戦処理。は今後も機会があれば、こうした歴史を振り返る展示を見に行きたいと思う。と同時に、こういう機会を味わうごとに感じるのがジャイアンツにこれらに相当する施設がないと言うこと。

東京ドームには野球体育博物館があるが、ジャイアンツに限らず日本のプロアマの歴史を振り返るもの。

ジャイアンツの栄光の歴史を導いてきた選手は数多くいるが、その象徴となると、ONだろう。しかし王貞治に関する展示は王が最後にユニフォームを着たホークスの本拠地と生まれ育った東京都墨田区にある。長嶋茂雄の栄光の品々を観ようと思ったらファンは福井にまで飛ばなければならない。

自称「球界の盟主」がタイガースの状況を見て手をこまねいているようではいただけない。「ジャイアンツミュージアム」の設立を切に要望したい。

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コメント

ごくらくトンボ様、コメントをありがとうございました。

こちらこそ今年もよろしくお願いいたします。

>  このエントリーを読んでいて、気になる箇所がありました。田中将大投手は、駒大岩見沢ではなく、駒大苫小牧出身だったのではないでしょうか?

これは大変失礼いたしました。何でこんな初歩的な誤りを…

ご指摘ありがとうございました。早速修正します。

今年はこういう基本的な細かいミスを減らすよう、注意します。

> 甲子園のグランドに立ったとは、関西人としてうらやましいです。わたしはまだ甲子園歴史館にも入っていません。ぜひ見に行きます。


私が言うのもナンですが、試合観戦のついでとかでなく、歴史館見物のためだけに行く価値があると思いますし、1時間くらいたっぷり時間を取って見物して欲しいと思います。

投稿: 敗戦処理。 | 2011年1月11日 (火) 23時35分

敗戦処理。様、寒中お見舞い申し上げます。
 コメントは久しぶりですが、いつも楽しく拝読しております。今年もよろしくお願い申し上げます。

 このエントリーを読んでいて、気になる箇所がありました。田中将大投手は、駒大岩見沢ではなく、駒大苫小牧出身だったのではないでしょうか?

甲子園のグランドに立ったとは、関西人としてうらやましいです。わたしはまだ甲子園歴史館にも入っていません。ぜひ見に行きます。

投稿: ごくらくトンボ | 2011年1月11日 (火) 22時00分

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