これが背番号と言えるのだろうか?
どうでもいいと言ってしまえばそれまでだが、実際に001、002、003といった類の背番号を目にすると、やはり違和感がある。
育成選手制度がスタートした当初から、育成選手の背番号は100以上の三桁にすると言うのが定められていた。ドラゴンズが100番台を打撃投手などの裏方さんの番号に充てて育成選手を200番台にしているが、他の育成選手を抱える球団は100番台をつけていた。もちろんジャイアンツも。ジャイアンツでは昨年、打撃投手の背番号を育成選手と明確に分ける意味で01、02…などとしていたが、今季は育成選手の番号を001、002、003…に変えてしまった。一応実行委員会だかに諮って、問題なしとお墨付きを得た上での変更のようだ。ちなみに000はいない。また、それに伴い打撃投手は200番台に変更になったようだ。
かつて「巨人のブラピ」と言われた、あの押尾学の元妻の元カレこと平松一宏は昨年は05、今年は204だ。
背番号は番号と名の付く通り、数字のようで数字でなく記号だという人もいる。そもそも支配下選手で0と00を別の番号と捉えていることからもわかるように、数字でなく記号だと考えれば、001、002、003…も違和感ないだろうと言う人もいるが、どうも敗戦処理。は馴染めない。
もとより日本のプロ野球では若い数字をつけているほどステータスがあるという考え方があり、もちろんイチローの51番のように最初に背負った背番号をそのまま付け続けてステータスにしたり、目標の本塁打数にちなんだ松井秀喜の55番のような例外もあるが、基本的に若い背番号の方がいい選手であるとされている。だとすれば背番号はやはり記号ではない。数字の番号と言うことにある。学生番号、社員番号などはスポーツの背番号などより桁数が多いだろうが、それらは普通、各位の数字に意味があり、数としての大小には基本的に意味がない。
また、100、101、102…と背番号が続けば、三桁の数字は育成選手の背番号で、支配下選手になってより小さな数字の背番号をもらおうという意味になり、見ている敗戦処理。も親近感がわく。もちろん背番号100の選手の方が106の選手より支配下選手に近いという意味はないにしろ、0や00から1、2、3…と続く一流選手の背番号に少しでも近づきたい。まずは100番以上を脱出したい選手達だなと見ていて思える。しかし001、002、003というと何か無機質に見える。銀行や郵便局の受付番号じゃないんだから…<苦笑>。
ましてや支配下選手から育成選手に降格して二年目の伊集院峰弘などは背番号007である。
先日のファーム紅白戦の場内アナウンスでは「背番号ぜろぜろなな」と紹介されていたが、スタンドでは「ゼロゼロセブンか!?」というツッコミがあちこちで発せられていた。もちろん他の育成選手も「国際電話」とか茶化されていたが…<苦笑>。
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