« 大田泰示が外野守備に挑戦中 | トップページ | 田中賢介が今季絶望…で鎌ヶ谷一うるさい男でなく中島卓也が選ばれる理由 »

2011年6月22日 (水)

決して笑えないドアラの二軍落ち…

Dsc_0153 22日付けの東京中日スポーツ他各紙によると、今季、試合中のバック転の成功率に翳りが見えてきたドアラが二軍で再調整することになった。71日から3日にファームの本拠地、ナゴヤ球場で行われるカープ相手のウエスタン・リーグ公式戦で再起をかけるという。昨今のマスコットブーム<!?>の牽引車とも言えるドアラの不調はマスコット界では今まで半ばタブー視されてきた世代交代が差し迫っていることを示唆し、他球団の人気マスコットおよびそのファンにとっても決して他人事ではない。

(写真:試合中のバック転パフォーマンスに失敗したドアラ 2009年4月撮影)

セ・リーグ公示(21)

【出場マスコット登録抹消】

▽中日 ドアラ(再調整)

再登録は71日以降

22日付け東京中日スポーツによると、今季のナゴヤドームでのドアラのバック転成績は4勝18敗。成功率は.182。これは確かにひどい。かつてはバック転の成否がドラゴンズの勝敗に直結するとまで言われていたが、現状ではそんな神話は消えた。救いはドアラがバック転に失敗しようがチームが好調なことだが、今週の金曜日から再開する公式戦を前に「二軍落ち」という大なたが振るわれた模様。

もっともドラゴンズの日程をみると、24日からの再開後はマツダスタジアム、横浜スタジアム、東京ドームとビジターが続き、本拠地ナゴヤドームでの試合は75日からのタイガース戦までない。つまり、ここまでに回復すれば実質的にはドアラは穴を空けないことになる。逆に言えば、それゆえに71日から3日のナゴヤ球場での再調整という選択肢になったのだろう。

それにしても、なぜドアラは…

Dsc_0150 交流戦期間は試合自体の日程はセ・リーグ同士の六連戦システムよりは緩やかになるが、交流戦の目玉企画の一つとして、マスコット交流が定番になっており、マスコットの中でも先駆者的存在のドアラはパ・リーグのホームゲームにも出張し、奮闘するケースが多い。今回も札幌ドームでのファイターズではB☆Bを相手に100m競争というイベントがあったそうだが、B☆Bがフライングをしたため、ドアラは二度も全力疾走をするはめになったそうで、競争終了後、倒れ込むようにドラゴンズベンチに戻り、コーチ陣に介抱されたという。

ドアラも寄る年波には勝てないのか…

当たり前のことだが、ドアラに代わりはいない。ドアラは二軍落ちするというのなら、二軍で再調整し、今まで通りのドアラになって戻ってこなければならないのである。簡単に代わりの中の人を探せばいい等と考える人もいるかもしれないが、サインの書き方、ファンとの接し方、特に常連ファンと絡みなど、ドアラ以外では対応できないことがほとんどなはずである。もちろんこれはドアラ以外のマスコットに関しても同様で、代わりを探さざるを得ない場合、それはおそらく新しいマスコットの誕生を意味することになる。そしてその問題はどのマスコットにも遅かれ早かれ必ずやってくる。特にアクロバティックな動きを特徴とするマスコットにとってはより切実な問題として…。

もっともマリーンズのマー君リーンちゃんズー君のように同じ日のほぼ同時間帯に二ヶ所でパフォーマンスを繰り広げるマスコットも中にはいるようなので、ファンに内緒でマイナーチェンジするケースも出てこよう。その場合であってもファンが求めるクオリティを維持しないことにはファンはすぐに見抜くだろう。

各マスコット達の不断の努力の結果、マスコットの一大ブームが形成されたと言っても過言では無いだろうが、いつか必ず来る大問題が今現実に迫っていることは確かだろう。先駆者たるドアラにはとりあえずはナゴヤ球場での再生で復活して欲しいものだが…。

ドアラがフロンティア的に築いてきた昨今のマスコットブーム<!?>だが、マスコットに対する球団の入れ込み具合も様々だ。敗戦処理。が応援するチームに関して言えば、ファイターズはともかくジャイアンツに関しては中途半端という印象を持たざるを得ない。

東京ドームのジャイアンツ主催試合などでパフォーマンスをするジャビットファミリーが5人いるのはファンの間で有名だが、もうひとり、主にジャイアンツ球場で行われるファームの試合に出没する6人目のジャビットファミリーが存在する。

Dsc_0020 背番号1105でイトコと読む。ジャビットファミリーのイトコという存在らしいのだが、ファームのマスコットにしてはC☆Bレックのようにファームの本拠地に常駐しているわけではない。一軍が東京ドームなどでホームゲームを行っていてジャビットファミリーが一軍に帯同しているときのみ、イトコがジャイアンツ球場に現れ、一軍がビジターの時には5人いるジャビットファミリーの誰かがジャイアンツ球場に来るというスタンスのようなのだ。

Vs01 残念ながら、これではイトコはファンに定着しないと思う。ジャイアンツ球場ならジャイアンツ球場に、いつ行ってもそこにいるようでなければ、ファンに本当に愛される存在にはならないだろう。以前にイトコにサインを書いてもらったときに「C☆Bやレックに負けないでね…」と声を掛けたら大きく頷いていたが、今のスタンスでは無理だろう。

そんなイトコだが、2009年にジャイアンツのファームがイースタン・リーグで優勝した際にはファーム日本選手権にしっかり同行している。もっともこの日も一軍が東京ドームで本拠地最終戦を行う予定になっていたのでジャビットファミリーが一軍を優先した結果なのだが、この時イトコはウエスタン・リーグの優勝チーム、ドラゴンズのマスコット、ドアラと共演している。

Dsc_0019 今のところはイトコにとっての最高の晴れ舞台となっている。ちなみに一軍が日本一になったこの年、敗戦処理。は11月の恒例のファンフェスタを観に行ったが、イトコの姿は無く、5人のジャビットファミリーがいるのみだった。

Dsc_0265

イトコの中途半端な位置づけはジャイアンツのマスコット政策と言うより、ファームに関するファンサービスのスタンスの中途半端さのオーバーラップと言えるかもしれない。だがドアラの二軍落ちというニュースが系列の東京中日スポーツ以外のスポーツ紙にも取り上げられる現状を考えれば、ジャイアンツも遅まきながらマスコット政策を見直すかもしれない。そしてそれがファンサービスの向上につながってくれれば言うことないのだが…

|

« 大田泰示が外野守備に挑戦中 | トップページ | 田中賢介が今季絶望…で鎌ヶ谷一うるさい男でなく中島卓也が選ばれる理由 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38724/40507873

この記事へのトラックバック一覧です: 決して笑えないドアラの二軍落ち…:

« 大田泰示が外野守備に挑戦中 | トップページ | 田中賢介が今季絶望…で鎌ヶ谷一うるさい男でなく中島卓也が選ばれる理由 »