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2011年7月17日 (日)

野球場はやっぱり安全ではなかった…

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Dsc_0231 今日(17)は鎌スタ☆祭二日目、ファイターズ対ライオンズ戦に行ってきた。うだるような熱さで、観戦するのも一苦労だったが、選手も(熱さのせいかどうか不明だが)大変だったようだ。

最終回、二死から美沢将を二ゴロに打ち取った加藤武治は一塁方向に走り出して片膝をついて動けなくなった。結局加藤武は自力ではベンチまで戻れず、トレーナーに背負われて退場した。

15日付エントリー 野球場は決して安全ではない。大リーグの試合で実際に起きた転落死事故を題材に、観戦するファンも油断禁物という趣旨のことを書いたが、戦場であるグラウンドではもっと怖い。 やっぱり野球場は何が起きるかわからない。

(写真上:九回表二死、美沢を二ゴロに打ち取り、一塁方向に走り出して片膝を立ててうずくまった加藤武治。写真下:結局自力では歩けずトレーナーらに支えられてベンチに戻る加藤武。この後、背負われて退場)

ファイターズのファームではC☆Bの誕生日を海の日と設定し、毎年この時期に鎌スタ☆祭と銘打って盛大なイベントを行っている。C☆Bのデビューは2006年だが、翌2007年からずっと続いている。誕生日を特定の日にすると、その日に試合を行われないこともあり得るが祝日である「海の日」に設定しているので毎年試合が組まれる。そして過去四年間は必ずホームゲームを組んでおり、初年度の2007年には相手球団のマリーンズがロッテのお菓子をプレゼントしてくれたり2008年には相手球団のスワローズがヤクルトをプレゼントしてくれた。この両球団はイースタン・リーグの興行を無料試合にしている球団。こういう球団があるからかき入れ時の祝日に毎年試合を組めるのだろうと思っていたが、20092010はファイターズ同様イースタン・リーグを興行として有料試合を組んでいるシーレックス(現ベイスターズ)相手に主催試合を組めた。そして今年、初めて「海の日」にロードゲームが組まれた。明日の「海の日」はジャイアンツ球場で対ジャイアンツ戦だ。

だが球団はそんなことはお構いなしで、今日を誕生日とPRしてイベントを組んでいる。昨日と今日の二日間の祭のコンセプトはハワイ。

Dsc_0036 スパリゾートハワイアンズのフラダンサーがパフォーマンスをしたり、場外にプールが開かれたりと例によって賑やかだったが、とにかく熱い<>こんな苦行に耐えながらの観戦ならテレビで佑ちゃんのピッチングを観る方がよほど真っ当な感覚だと思うが、そこは悲しい性。足が自然と鎌ヶ谷に向かってしまうのである。

もちろん球団も、それでも鎌ヶ谷に足を運んでくれるファンに少しでも還元しようと、三塁側の応援メンバーが集うエリアとバックネット裏の一部を「スコールシート」とし、イニング間に数回、大放水「スプラッシュタイム」を行った。

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先発はファイターズが吉川光夫で、ライオンズが野上亮磨

 

 

Dsc_0057 吉川は今日の一軍の斎藤佑樹の投球も気になるところだろうが、ここは目の前の相手に集中したい。来月には一軍の六連戦が再開する。佑ちゃんを含めたとしてもファイターズの先発投手はまだ5人。吉川や糸数敬作八木智哉らの中で競い合って抜け出たいところだろう。

と、その前にC☆Bに背番号を与えるべきか否かというテーマの余興があり、C☆Bがマウンドに上がり、大村巌打撃コーチと対戦するトライアウトを行っていた。

Dsc_0044 スタンドのあちらこちらから「♪イワイワオ~」という声が聞かれたが、大村コーチは、C☆Bの打席まで届かずゴロに近いボールを打つのに苦心していた。

吉川、野上とも炎天下ながら落ち着いた投球を見せていた。

Dsc_0077 特に三回までパーフェクトと完璧な内容だった野上が四回に意外に先に隙を見せた。

先頭の谷口雄也がライト前に運び、初めての走者で出ると、セットポジションで調子が狂ったのか続く加藤政義もレフト前に運び一、二塁。一死から四番の尾崎匡哉がライト線の二塁打を放ち、谷口が還り1点先制。

Dsc_0116 なお一死二、三塁から、続く大平は三振に倒れたものの二死から今成亮太にがタイムリーで二者生還。

Dsc_0122 3対0とした。

吉川はこれで余裕が出来たか、たまに走者を出しても落ち着いて後続を断つという感じでスコアボードに0を連ねていく。七回表、先頭の石井義人を打ち取ったところで植村祐介にスイッチ。6回1/3を投げて無失点と、再び一軍で投げるアピールをするには文句なしの好投だった。

野上の方も四回裏のあっという間の3失点の後は丁寧にファイターズ打線を抑えていたが、七回裏、前の打席で2点タイムリーを放った今成が今度はライトオーバーのソロ本塁打。4対0となり、続く関口雄大もライト前に運ぶと、ここからファイターズ打線は5人続けて左打者という場面でサウスポーの宮田和希にスイッチ。

ところがこの宮田が左打者を苦手にしているのか、左対左になる浅沼寿紀にストレートの四球。続く中島卓也にもボールカウントを悪くし、送りバントを易々と決められて一死二、三塁。ここで谷口の打席で暴投でまず1点。谷口は一死三塁から逆らわないバッティングで前進守備の三遊間を破るタイムリーでこの回も3点。Dsc_0182 6対0と主導権を握った。

ファイターズは植村の後、八回表は榎下陽大が抑え、九回表のマウンドには宮本賢が上がった。

宮本は先頭の秋山翔吾をセンターフライに打ち取り、このまますんなりと思ったら四番の..佐藤を迎えるところで右の加藤武治にスイッチ。

Dsc_0221 6点差の最終回にワンポイントリリーフ。熱いのだから少しでも早く試合を終わらせようという配慮のかけらもない継投。が、結果的にこの継投が冒頭の写真の様な悲劇を産んでしまった。

加藤武は乱調でG..佐藤の代打梅田尚通に四球、石井義の代打野田浩輔に死球。荒川雄太を打ち取ってあと一人までこぎ着けたものの、ここで岳野竜也の代打星秀和にレフト前にはじき返され、九回二死から完封勝ちを逃した。そして続く美沢を二ゴロに打ち取り、一応一、二塁間の打球なので反射的に一塁ベース方向に走り出した加藤武が突然うずくまったのだ。

加藤武の異変をものともせず、二塁手の加藤政から一塁の市川卓に送球されて試合終了になったが、内野陣が心配そうに集まり、トレーナーもすぐにかけつけた。加藤政や市川らは加藤武を心配しながらも勝利の儀式をし、ベンチへ。加藤武はトレーナーに支えられ一度はベンチに向けてゆっくりと歩き始めたが、ベンチに入る寸前に断念し、背負われた。

17日・ファイターズスタジアム】

L 000 000 001 =1

F 000 300 30× =6

L)●野上、宮田-米野、荒川

F)○吉川、植村、榎下、宮本、加藤武-今成、荒張

本塁打)今成1号ソロ(野上・7回) 

今日の鎌ヶ谷が何度あったか知らないが、試合中のイニングの合間にトイレに行ったりすると、通路の日陰で休んでいる人が相当数いた。あの大放水、通称「スプラッシュタイム」は観ているだけで涼しくなるが、インプレイ中はスタンドはいつファウルボールなどが飛んでくるかわからない。集中を切らさないようにしないといけない。

今回「スプラッシュタイム」の餌食、いや恩恵を受けられる「スコールシート」はネット裏の一部と、いつもC☆Bがかけつける応援エリア。普通に座って観戦しているだけでも苦しくなるのに、気合いを入れて応援している人達には命の水だったと思う。

その意味では気の毒だったのが一塁側のライオンズファン。いつもの通路での大放水も三塁側オンリーだが、あれは時間が長いので一塁側から駆けつけても参加できるらしいが、今日のは出張しても無理だろう。

途中から敗色濃厚な展開になりながらも応援の熱を冷めさせないライオンズの応援団には本当に頭が下がる。最終回のチャンスで一軍のチャンステーマ、かつて清原和博のテーマだった曲を歌っていたら、三塁側のファイターズファンから「走って応援しろ~!」と声がかかっていたが、さすがにそれは無理な注文。それでも「野球はツーアウトからだ!」の絶叫にはファイターズファンからも「そうだ!」との賛同の声がかかっていたほどだった。

試合後のグラウンドでは選手とのふれあいイベントなどが行われていたようだが、正面広場が日陰になっていたので、西船橋行きのバスが来るまでの時間つなぎも兼ねてトークショーを見物した。場内アナウンスの滝坪りえさんが進行役で、矢貫俊之八木智哉林昌範の三投手によるトークショー。1983年生まれの同学年トリオだ。

Dsc_0276 かなりグロッキーに近い状態だったので内容はあまり覚えていない。りえさんが「次回もこの三人で」と振ったら林が「三人とも来年もファームってこと?ムチャクチャ失礼よ、それ」と返したシーンと、山梨県春日居町の桃が美味しそうだったことが印象に残った。

P.S.

今日のオマケ

C☆Bの背番号337に決定。

Cdsc_337 試合前の大村コーチ相手のトライアウトに合格したC☆Bは背番号をもらえることに。事前にファンが選んだ7と、球団が指定した3と、最後はC☆Bが抽選で選んだ3で337となった。

Dsc_0150_2 「三三七拍子」にもつながる語呂のいい背番号だが、「ファンが選んだ数字=7」、「球団が指定した数字=3」は後付けでも決められるし、最後のガラガラも3しか入っていないと言う疑惑もあり、出来レースだという気もしたがたぶんこれも熱さのせいだろう。

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