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2012年4月24日 (火)

外野手が三人しかいない、捕手は二人しかいない…

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まるでジャイアンツの試合を観ているかのような錯覚に陥った。

 

今日(24)からファイターズは今季初の東京ドーム主催試合。敗戦処理。が最も楽しみにしている野球観戦の一つ。だが試合はまるでジャイアンツ戦を観ているかのような錯覚に陥りそうなファイターズの拙攻で、マリーンズに1対2で逆転負け。昨年は東京ドームでの公式戦に7戦7勝(ジャイアンツ主催の交流戦二試合を含む)だったファイターズだが、今年は黒星スタートとなった。

 

まあ、負けるのは仕方ない。相手のセス・グライシンガーの復活を個人的には楽しみにしていた。それよりも気になったのが、タイトルのように選手層のバランスの悪さ…。

 

(写真:八回裏一死一、三塁のチャンスで中後悠平から死球を受けてうずくまる糸井嘉男。いったんベンチに下がって治療を受けた後一塁に立ったが、もしも退場となったらベンチに外野の控えはいなかった…。)

 

今日の試合前、今日の試合のベンチ入り選手がオーロラビジョンで発表された。
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支配下選手(上限70人)のうち、上限28人を一軍登録(出場選手登録)でき、そのうちの25人までが個々の試合に出場できる。いわゆるベンチ入りだ。2825の3人は、通常は登板しない、先発ローテーション投手をベンチから外す。どこのチームでも5人から6人の先発ローテーション投手がいるから、その選手がベンチから外れる。今日のファイターズはベンチ入りが23人しかいなかったが、28人いる出場選手登録の中で、今日の先発の多田野数人を除く斎藤佑樹、武田勝、吉川光夫、八木智哉、ブライアン・ウルフがベンチから外れている。

 

オーロラビジョンの右側の選手はスターティングメンバー以外のベンチ入り選手、即ち控え選手を表しているのだが、捕手はスタメンの大野奨太以外には鶴岡慎也しかいないし、外野手の控えは一人もいない。

スタメン発表、ベンチ入りメンバー発表に先駆けて行われる試合前のシートノックを観ていたら、一塁のポジションに三人もいる半面、捕手は二人、外野は三人…と思ったらレフトだけ二人いた。
Dsc_0016飯山裕志が最初は外野でノックを受けて、それからショートの一に回ってまたノックを受けていた。一塁でノックを受けていた稲葉篤紀2006年から2009年まで外野手としてパ・リーグのゴールデングラブ賞を獲得しているし、ターメル・スレッジは昨年までは守備につくのは外野がメインだったが、二人とも一塁でしかノックを受けていなかった。

DHのスレッジを守備につけると投手を打順に入れなければならないリスクがあるので有事には稲葉を回すつもりなのだろう。飯山は外野よりも、よくいわれるように、最後の捕手として計算されているのかもしれない。その捕手も大野と鶴岡の二人だけ…。

 

一軍に捕手を二人しか入れない球団はたまに存在する。ただそういう場合、多くは正捕手が打撃面でも信頼が置かれる存在で、代打を送ったりして途中で退かせるということを考えないで済む存在が多い。典型的な例がジャイアンツの阿部慎之助だ。

 

そして今日のファイターズは1対2と逆転された八回裏に先頭打者の九番打者、大野に代打、二岡智宏を送り、九回表は鶴岡がマスクをかぶった。1点ビハインドのまま迎えた九回裏、走者が一人出れば鶴岡に打席が回るが、そこに代打は送れない。今日は3時間かからずに試合が終わったから、もし延長戦だったら十二回まで行きかねない展開だった。

 

外野手の控えがいなくなったのは、開幕から出場登録されていた鵜久森淳志16日付けで抹消してマイカ・ホフパワーと入れ替えた時点からだ。代打要員で相手に脅威を与えるのが二岡くらいしかいない現状を考えるとホフパワーにはたとえベンチ・スタートでもニーズはある。だがバランスを考えると、鵜久森を落としてまでホフパワーを上げる必然性があったのか。数少ない機会ながら、ホフパワーはまだ結果を出せていない。
Dsc_0206死球を受けた糸井嘉男が無事に一塁に立ってくれたからよかったが、もしもと思うとぞっとする。首脳陣も考えた方がいいだろう。

 

さて、今日はファイターズの東京ドーム主催試合開幕戦


幸運にも試合前の選手サイン会に当選した敗戦処理。は有給休暇を取得してこの日に備えた。「開幕戦」だから斎藤佑樹の起用もあるかなと予想して申し込んだのだが、登場したのは吉川光夫植村祐介の二人だった。
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「まるで土日の鎌ヶ谷…」とも思ったが、前節までのパ・リーグ防御率トップの投手。旬だ。ありがたく頂戴した。

 

この三連戦はすべて始球式が用意されているそうだが、「開幕戦」に当たる今日はいきなり水着姿のお姉ちゃん。
Cdsc_00542012年三愛水着イメージガールの宮原華温という人だそうだ。
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ご覧のようなサービスショットを惜しげもなく披露した後、あまり野球センスがあるとは言い難いフォームでワンバウンドのボールを投げ込んだ。
Dsc_0059ただ場内アナウンスによると、ただのスタイルの良いお姉ちゃんと言うだけでなく、空手の全国大会で優勝経験があるという。侮れない16歳…。

 

試合は前週の16日からボビー・ケッペルに代わって先発ローテーション入りしている多田野数人とマリーンズがセス・グライシンガー
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両投手ともここまで好調なので投手戦を予想したが、一回裏に先頭の田中賢介の安打を皮切りに作った二死二塁から、四番中田翔がセンター前にゴロで達する安打を放ち、田中賢が生還。幸先良く1点先制。
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だが、良かったのはここまで。この後はグライシンガーの緩急を織り交ぜた投球にファイターズ打線が凡打の山。多田野はこの1点を必死で守り、五回を終えて1対0。

ここで恒例のY.M.C.A.。このY.M.C.A.で一塁ベース担当のグラウンドキーパーがサビで踊り出すのがもはや恒例となっているが、初代の人が代わってからも、今さら後戻り出来ないのか、派手に飛び回っていた。
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そして後半戦、多田野は六回表に岡田幸文の内野安打から一死二塁とされると、根元俊一にライト線に弾かれ、1対1の同点にされる。

 

取られたら取り返したいファイターズは七回裏、先頭の稲葉がライトフェンス直撃の三塁打、通算1994本目の安打を放って無死三塁と絶好の勝ち越し機をつくったが、後続が倒れ無得点。そしてここで吉井理人コーチがマウンドに登場し、多田野から宮西尚生へスイッチ。

勝ち越せば多田野から増井浩俊というところだっただろうが、同点なので宮西と言うことだったのだろうが多田野は七回までわずか66球だったそうだ。この時まだ19:46。試合開始からまだ1時間46分。3時間30分ルールがあるものの、延長十二回まで行きかねないスピード。降板は早いのでは…などと気を揉んでいたら…

二番手の宮西が岡田への死球から一死一、三塁のピンチを作り、またも根元にタイムリーを浴びて1対2とされた。

その裏、ファイターズは前出の糸井の死球などで一死満塁のチャンスをつかんだが、四番中田、五番稲葉がルーキーの益田直也に打ち取られ、チャンスを逃す。
Dsc_0207冒頭でジャイアンツの試合…と書いたのはこのパターンのことだ
<苦笑>

 

方程式が崩れる時もある。負けるのは仕方ない。中田は試合後に報道陣に対して「四番失格」と自ら言ったそうだが、悩んで悩んで悩み抜いて、苦しんでそれを乗り越えてくれると信じている。


明日は仕事が終わり次第駆けつけるから、気持ちを切り替えてまた頑張ってくれ…

 

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