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2012年6月23日 (土)

四年ぶりに福岡ドームに行ってきた!

Dsc_0028今日(23)は四年ぶりに福岡YAHOOJAPANドームに行ってきた。鈴木雅之がピッチャーマウンド後方で「恋人」「め組のひと」「夢で逢えたら」の三曲を熱唱。素晴らしいものを見せてもらった。


(写真:ホークス対ファイターズ戦の試合前にハニーズをバックにRATSSTAR時代の大ヒット曲「め組のひと」を熱唱する鈴木雅之。メンバーの田代まさしの姿は無かった)



昔、「福岡は遠すぎる」と言って福岡の球団への入団を拒否した人がいたが、敗戦処理。にしても遠い。関西遠征、東北遠征に比べるとどうしても腰が重くなる。しかも観戦したときのファイターズの勝率が低い<苦笑>1990年代から何年かに一度観戦しているが、ファイターズが勝ったのはまだホークスが常勝球団になる前の1990年代後半くらいだ。ちなみにファイターズの北海道移転後、敗戦処理。が札幌ドームで生観戦した試合の勝率は32敗(ただその2敗はいずれも2009年の日本シリーズ)。関西遠征は今年の倉敷のオープン戦を含め、70敗(2008年のクライマックスシリーズ1勝含む)。だが福岡は鬼門だ。九州に範囲を広めてみても、宮崎サンマリンスタジアムで二度にわたってファイターズがファーム日本選手権で敗れている。南の方は相性が悪い。

でも、また行くだろう。札幌ドームも2009年の日本シリーズを最後に行っていないが、今日もそうだったが圧倒的なアウェイ空間で観戦すると、何か、たまに行って応援しないとと言う義務感のようなものが沸いてくる<苦笑>

今日は福岡空港から地下鉄で唐人町駅まで出て歩いたが、途中にあるホークスタウンモールを抜けようとすると、こんなものがあった。
Dsc_hkt481316秋葉原の本家にすら行ったことがない敗戦処理。が言うのもナンだが、流石に目立つところにある。今日はこの劇場での公演は行われないのだろうか?隣接するホールではファンによる彼女達のトレーディングカードの交換会が行われていた。またHKT48HAWKSともタイアップしているようで、福岡ドームの3番ゲートと4番ゲートの間にショールームがある。
Dsc_1326入店無料とのことなので入って若田部健一の娘、“わかはる”こと若田部遥のパネルの写真を撮っていたらソフトバンクの携帯電話加入の勧誘を受けてしまった。ちなみにまだ指原莉乃に関する表示はなかった。


今日のホークス対ファイターズ戦はアサヒスーパードライスペシャルと銘打たれ、試合前に鈴木雅之のミニコンサートが開かれた。3月の開幕三連戦、ゴールデンウイークの二戦、そして今日と明日がASAHI SUPER DRY LIVE POP HAWKS と題し、日替わりでアーチストが試合前にミニコンサートを行う。開幕戦の植村花菜を皮切りに、JAMOSA土岐麻子高橋優渡辺美里と来て今日が鈴木雅之。最終日となる明日(24)TEEだそうだ。恥ずかしながら、鈴木雅之以外は植村花菜と渡辺美里しか知らない。しかし鈴木雅之はアサヒスーパードライが空前のヒットとなったときにキリンビールが対抗して出したキリンドライのCMソング「DryDry」を歌っていた。俳優のジーン・ハックマンが出演していたCMだ。そして渡辺美里といえば西武ライオンズ球場、西武ドーム<苦笑>。そして現在のCMに出演中の福山雅治が出ないのも謎と言えば謎だ。そもそも植村花菜は開幕戦のセレモニーで♪トイレには~と歌ったのだろうか?

Dsc_0038鈴木雅之なら310日に東京ドームで行われた東日本大震災復興支援ベースボールマッチ、侍ジャパン対プロ野球台湾代表で国歌独唱を聴いたが、持ち歌はまた格別。
Dsc_0022しんみりとした「恋人」
RATSSTAR時代の大ヒット曲「め組のひと」、そして大滝詠一の名曲をカバーして話題になった「夢で逢えたら」の三曲を熱唱した。


なお、この後行われた野球の試合に先発した新垣渚は初回にワンアウトも奪えずに「ランナウエイ」して鈴木雅之に敬意を表していた。

今日のホークスナインは一回表の守備につく際にスタンドにサインボールを投げ込んでいた。よくあるシーンだが、この場合、集中力を高めるためか、先発投手の身は投げ込まない。球団によっては先発投手のサインボールを別の誰かが投げ込むことがあるが、マウンドに登る投手本人が投げ込むことはまずない。

その代わりにと思ったのか、新垣は先頭の糸井嘉男に四球を与えた後、二番の加藤政義の送りバントの打球を捕って打者走者を刺そうとして一塁側のコカ・コーラシートに送球を投げ込んだ
Dsc_0055ごくまれにバットをスタンドまで飛ばす不届き者がいるが、暴投の多い投手とはいえ、これには驚いた。

これで無死二、三塁となると、三番の田中賢介に一、二塁間を破られ、ファイターズに先制点を献上。
 
Dsc_0056さらに中田翔と稲葉篤紀にも連続四球を与え、押し出しで2点目を与えると、新垣はマウンドから「ランナウエイ」した。
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ファイターズはこの後、代わった神内靖から陽岱鋼がライトに犠牲フライを打ち上げて1点を追加した。新垣の“予想外”に早い降板の後を繋いだ神内は一人で4イニング投げてイニングを稼いだが、ファイターズも着々と追加点を重ね五回までに6点を挙げた。ただ二回にはタイムリー内野安打を放った稲葉が次打者の陽の内野ゴロの間に二塁に滑り込んだ際に足を痛めたようで大事を取って欠場。
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Dsc_0124その後の情報を得ていないが、二塁ベース上から独力で歩いてベンチに退いたので軽傷であると信じたい…。


栗山英樹監督は稲葉退場で追加点に不安を持ったか、続く三回表には一死三塁で鶴岡慎也に初球スクイズを敢行。
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この後、五回にもマイカ・ホフパワーのタイムリー二塁打で1点を加え、6対1と
した。

これでマウンドにいるのが吉川光夫だから、かなり有利な展開になったのは間違いないのだが、吉川が序盤からどうもぴりっとしない。
Dsc_0088五回裏には先頭の柳田悠岐にプロ入り初安打に当たる右中間三塁打を打たれ、明石健志の二塁ゴロの間に1点を返されると、続く六回裏には一死から松田宣浩にセンター前安打を打たれ、続く長谷川勇也に四球を与えると、ちょうど100球というタイミングで乾真大に交代。乾は代わりばな、それまで二打席連続三振だった李杜軒に、これまたプロ入り初安打となるライト線の二塁打を打たれ、6対3とされるが、なおもその後加藤の失策によって一死満塁と攻め込まれたが、二者連続三振で切り抜けた。

続く七回も宮西尚生が三者凡退に抑え、後はいつもなら増井浩俊、武田久と繋いで逃げ切れるのだが、今日は何故かそうならなかった…。

先頭打者を打ち取ったにもかかわらず、長谷川と李杜軒に連続四球。マウンドを気にしていたが、二死から途中出場の高谷裕亮に右中間を破られる二塁打を打たれ、1点を返されて同点の走者に二塁に進まれた。

の後、明石の一、二塁間のゴロに飛びついた岩舘学のミットに当たって打球の方向が変わってライトの前に抜けて二塁走者まで帰って同点にされると、本多雄一の右中間の打球で明石が一塁から一気に生還。
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いに6対7と逆転された。同点の八回で二死一塁。外野手は深く守って間を抜かれることを避けようとするが、本多の打球は右中間の真ん中にゴロで飛んでいった。糸井、田中と懸命の返球も明石の足が上回った。

それでも逆転されたらまた追いつき、逆転すれば良いだけなのだが、ホークスの森福允彦の前にクリーンアップが三者凡退。最後は岩舘の代打、二岡智宏もライトフライに打ち取られた。

逆転の直前、八回表に登板して三者連続三振に斬ってとった金無英が勝利投手となった。プロ入り初勝利だそうだ。今日は初物づくしだ。
Dsc_0197逆にファイターズは八
回までたどり着き、セットアッパーが火だるまになっては、もうどうしようもない。もちろんそれが敗因の筆頭だが、五回までに6点を奪って安心したのか、六回以降は一人の走者も出せなかった打線も情けない。もっとも五回までに6点を奪ったといっても、8残塁もしている。二回の無死満塁が稲葉の内野安打の1点にとどまって三者残塁に終わったように、もっと序盤でとどめを刺せてもおかしくなかった。


ファイターズはこれでホークスに17敗となった。


交流戦が始まる前、
2位のファイターズと3位のホークスのゲーム差は1ゲームだったが、交流戦でファイターズが2位と好結果で、逆にホークスはセ・リーグ各球団によってたかっていじめられたため、交流戦終了後にはファイターズとホークスのゲーム差が6.5と開いた。しかしゲーム差とは地力で拡げないとダメなものなのか、リーグ戦が再開して直接対決ですぐ縮められてしまった<苦笑>

別にわざわざ福岡まで来て大逆転負けを見させられたからってどうこう言うつもりはないが、明日(観戦予定は無し)に尾を引きそうな敗戦なのが不気味だ。巷間言われているとおり、通算2000本安打に王手をかけた小久保裕紀が復帰とあればなおさらだ。


私見だが、パ・リーグで走り出したら止められないのはホークスだけだと思う。後の五球団はだんごだ。そのホークスを、ジャイアンツが四タテを食らわしたのを筆頭によってたかっていじめたのは好都合だった。だが、ファイターズが直接対決で勝てなければ意味が無い。昨年も首位のホークスにある時期まではぴったりと接近していたが、直接対決の度に差を付けられていった。

まだ時期としては早いが、明日は今季最初の正念場の一戦と言っても過言ではあるまい。



6月25日追記
鈴木雅之がCMソングを歌ったキリンドライのCMに出演していたのはマイク・タイソンではなくジーン・ハックマンでした。大変失礼致しました。本文を修正しました。なお、マイク・タイソンはサントリーが出したドライビールのCMに出演していました。

アサヒスーパードライの大ヒットに対抗してビール各社が競合していた時期でCMも各社個性的でした。個人的にはサッポロドライのCMに広岡達朗が出演していたのが印象に残っています。

 

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