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2012年9月26日 (水)

どたばたバファローズの来季監督にファイターズの福良淳一ヘッドコーチの名が挙がっているようで…

Cdsc_001425日には指揮を執るつもりで球場入りした岡田彰布監督が突然休養を命じられるなどどたばたぶりを露呈しているパ・リーグ最下位決定済みのバファローズ。岡田監督も解任は決まっているものの今季は最終戦まで指揮を執るものと見られていたが、25日当日、球場入りしてから高代延博ヘッドコーチと共に休養処分とされ、森脇浩司チーフコーチが監督代行を勤める事になったが、そのバファローズの来季監督候補に、現在パ・リーグで首位を走るファイターズの福良淳一ヘッドコーチが浮上したそうだ。日刊スポーツが今日(26)の午前中からネット配信した。


(写真:バファローズの来季監督候補と報じられたファイターズの福良淳一ヘッドコーチ。二軍監督時代の2007年6月撮影)


Dsc_0144最終戦まで指揮を執ると一度は発表された岡田彰布監督が急遽休養となったのは村山良雄球団本部長によると、「来季につなげる形で動いていかないといけないということ」だそうだから、当然水面下での次期監督の人選は進んでいるだろう。


これまでには旧ブレーブスOBの山田久志や二軍監督の新井宏昌、さらには梨田昌孝落合博満の名が挙がってきたが、ここに来てファイターズの福良淳一ヘッドコーチの名が浮上してきた。

福良ヘッドコーチは現役時代はブレーブス、ブルーウェーブに所属。コーチ、スカウトを経て2005年にファイターズの二軍コーチとなり、二軍監督を経て現在はファイターズのヘッドコーチ。2009年にファイターズがリーグ優勝した際にはヘッドコーチとして梨田監督をサポートした。

福良ヘッドがファイターズに在籍していながら他球団の組閣予想に名前が挙がるのは今回が初めてではない。バファローズでは岡田監督就任時にもコーチ候補として報道で名が挙がったし、マリーンズでも西村徳文監督就任時のコーチ候補として報じられた。この種の報道がどこまで正確なのかという若干の疑問はあるが、そのように名前が挙がる事はそれだけ有能なのだろう。

実際、ファイターズファンの間でも梨田前監督から栗山英樹新監督に変わる際に、栗山新監督に指導者経験がない事から不安視される一方で福良ヘッドが残留すれば何とかなるという見方をする人も少なくなかった。

冒頭の写真は二軍監督時代の20076月の対フューチャーズ戦で撮影したものだ(これしか福良ヘッドの写真がなかった<>)が、当時開幕前に行われていた鎌ヶ谷での交流会で敗戦処理。は福良二軍監督と話をした事がある。印象は非常に無口で、ボソボソっとしゃべり、とてもファンサービスを心がけているようには思えなかった。福良二軍監督の前任の岡本哲司、あるいは後任の水上善雄、現在の五十嵐信一といった最近のファイターズの二軍監督とはそれぞれほんの短時間ながら話をした事があるが、社交性という面では一番劣っているように思えた<>。もちろんそんな事とは関係なく、指導者として有能だから他球団から狙われるのだろうが、今回は今までのコーチとしての就任要請ではなく、監督としてのピックアップとなると、球界の慣例上、古巣球団から筋を通して要請されて本人が意思を翻すとファイターズは手放さざるを得ない感じになるかもしれない。極論すれば、ファイターズにとっては栗山監督を引き抜かれるより大きな痛手かもしれない。

バファローズはブルーウェーブ時代を含む直近の十年間で、十二球団最多の八人が監督を務めている。直近十年間で今年を別にしても七回最下位に低迷しているベイスターズでさえ六人だからいかに多いかだ。岡田監督は今季で三年目だったが、岡田監督以前はテリー・コリンズ大石大二郎が二人で三年間監督を務めた以外は一年限りというケースが続いていた(仰木彬監督は仕方ないにしても…)。

このチームがどういう方向性を目指しているか、見当が付かない。強いていえば、濱中治、清原和博、中村紀洋、タフィ・ローズらを揃えていた時期に大阪のチームというカラーをはっきり出そうとしていた様に思えるくらい。


そして引く手あまたの福良ヘッドはファイターズ入りの前はブルーウェーブ、バファローズでスカウトを務めていた。ファイターズから二軍コーチとしての転出を求められた時にそれを認めたバファローズの球団首脳はどういう思いで福良スカウトを送り出したのだろう。この世界では選手OB、コーチ経験者のスカウト、スコアラーなど非ユニフォーム組のフロントスタッフに他球団から現場復帰を前提とした招聘がかかると、本人にその気があるとあっさり移籍を認める傾向があるが、それほどの人材をブルーウェーブ、バファローズはユニフォームを着させないでいた事になる。もちろんスカウトも重要な仕事だが…。それでいてその間、チームは石毛宏典、レオン・リー、伊原春樹らこれまでのチームに縁もゆかりのなかった外部招聘を繰り返しては短期間で首をすげ替えていたのである。福良ヘッドに白羽の矢を立てるのも結構だが、第二の福良とも言える、眠れる人材が自球団にいないか、まずはそちらが先ではないかと思う。

そしてそれ以前に不成績の責任を取るべきは岡田監督ばかりでなく、村山本部長を頂点とするフロントには責任はないのかと言う気もする。

岡田監督が開かしたところによると、休養命令の三日前には残り試合の指揮を執る事を話し合い済みだったという。急転直下したにしても、球場入りしてから通告とはいくら不成績とはいえ、三年間チームのために骨を折った監督に失礼だろう。高代ヘッドコーチに対しても同様。このような礼を欠く姿勢で噂される落合招聘などあり得ない気がするが…。

ファイターズファンとしては、昨年の首位ホークスに離されつつあるも二位で頑張っていた時期に梨田監督の辞任報道が出て、しかもそれが事実と判明してからチームの戦いも気魄に欠けたかのように思えた惨劇を思い出すし、優勝争いの佳境でのどたばたといえば、2007年のトレイ・ヒルマン監督の退団声明や、高田繁GMの引き抜きを思い出して不快な気分になるだろう。さかのぼれば、上田利治監督も家庭の事情で突然退団を申し入れた事があった。

また最近ではジャイアンツで2009年の日本シリーズ突入直前に当時の尾花高夫投手総合コーチに、ベイスターズからの引き抜きの話しが発覚し、流出を恐れたジャイアンツは日本シリーズに向けたコーチ会議やミーティングの一部に尾花コーチを参加させなかったケースがあった。日本シリーズの試合中でもいつもなら尾花コーチがマウンドに上がるシーンで原辰徳監督が自らマウンドに上がるケースがあった。このケースは特異かもしれないが、この時期に他球団のコーチ人事で名が挙がるのは本当にはた迷惑である。

強いチームの監督やコーチが他球団からの引き抜きの対象になるのはこの世界の常。前出の尾花引き抜きの際にはベイスターズファンというより、他のセ・リーグ球団のファンが喜んだという。ベイスターズが尾花監督になってどう変わるかは未知数でも尾花コーチが抜けるジャイアンツが多かれ少なかれ弱体化することは確かと思えたからだ。その意味ではついにファイターズもその仲間入りを果たしたのかなとも自己満足できるが、今はそんな事より優勝争いが一番大事である。


福良ヘッドにはこれまで通りに栗山監督をサポートしてもらい、中田翔に小言をいってもらわなければならない。そしてもちろん個人的には来年以降も栗山監督の片腕としてチームを支えてもらいたい。

バファローズは監督を代える事も重要かもしれないが、それは必要条件ではあっても充分条件だとは思えない。宮内義彦オーナー自らチェックして、必要なら球団本部長を含めた大なたを振るわないと、小手先の変革ではダメだという思いで断行して欲しいものだ。その結果が福良ヘッドという名前なのかもしれないが…。

 

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