こんなオーダーが観たい2013年<セ・リーグ編>
ジャイアンツ
(中)松本哲也
(二)藤村大介
(遊)坂本勇人
(捕)阿部慎之助
(右)長野久義
(一)ロペス
(三)村田修一
(左)大田泰示
※青文字は左打者、緑文字はスイッチヒッター。以下同じ。
一番打者らしい一番打者、二番打者らしい二番打者…と考えていったらこうなった。坂本勇人か長野久義を一番に置いていきなり相手投手の出鼻をくじくというのが近年のパターン。昨年の開幕からの二番打者がジョン・ボウカーだったことからもわかるように二番打者にこれといった人材がいない。
大田泰示を八番に入れたのはスタメンで我慢して使い続けないと一皮むけないだろうというのがあるが、例えばここに高橋由伸あたりが入ると、(原辰徳監督ならやりかねないけれど)さすがに八番を打たせるわけにはいかず、仕方なく藤村大介あたりを八番に置くということになりかねない。それならば八番でも全然違和感のない大田の育成打順にしても良いと思う。
また、新外国人選手のホセ・ロペスが本物であったなら、阿部慎之助とロペスの打順を入れ替えても面白いと思う。阿部一人に負担がかかりすぎる打線が常態化すると、不測の事態の際にギャップが大きすぎる弊害が出るからだ。ただ、何度も拙blogで書いているようにジャイアンツの外国人スカウティングは当てにならない。結局は亀井善行や古城茂幸、脇谷亮太らの使い分けなんてことも…。
こうやって書いていて小笠原道大の名前を入れられないのが辛い。“予想と言うより願望”と書いていて小笠原の名前を入れられないのは辛いところだ。
ドラゴンズ
(二)荒木雅博
(中)大島洋平
(遊)井端弘和
(一)クラーク
(左)和田一浩
(三)森野将彦
(右)平田良介
(捕)谷繁元信
このチームの世代交代はいつ進むのだろうか?昨年のこの企画では所属先未定の福留孝介をオーダーに入れたが、そうでもしないと代わり映えがしないと思ったからだ。
和田一浩と谷繁元信が代わらない限り他のレギュラー選手が若返っても世代交代とは言わないのだろうが…。この八人の開幕日現在の平均年齢が33.25歳。それでもシーズンが始まれば上位にいるのがドラゴンズ…。
スワローズ
(中)雄平
(二)田中浩康
(三)川端慎吾
(右)バレンティン
(左)ミレッジ
(一)畠山和洋
(捕)相川亮二
(遊)山田哲人
宮本慎也を外していいのか…というのがあったが、宮本抜きでそれなりのオーダーを組めないようではスワローズもまずいだろう…というのもあり、敢えて外してみた。
宮本に代わる新精神的支柱として、今季から主将に任命された田中浩康の働きに要注目だ。
昨年のこの企画では一番打者に上田剛史を推したが、いよいよ雄平が本格開花するのではと思って入れた。昨年だったか一昨年だったか鎌ヶ谷でチャンスに見逃し三振に倒れ、未練がましく打席で球審を睨んでいたら「誰でも糸井になれる訳じゃねーぞ!」と野次られているが、今年こそブレークか?
四番以降右打者オンリーになってバランスが良くない様にも思えるが、技の上位打線と破壊力の下位打線で相手投手にプレッシャーをかけて欲しい。
カープ
(三)堂林翔太
(二)菊池涼介
(右)ルイス
(一)栗原健太
(左)エルドレッド
(中)丸佳浩
(遊)梵英心
(捕)石原慶幸
栗原健太の完全復活、ブラッド・エルドレッドが外野をそれなりに守れるという前提でオーダーを考えてみた。昨年のシーズン途中から加入したエルドレッドは登録が内野手で、一塁手として63試合に守備についているが、外野は一度も守っていない。体型から想像すると…。堂林翔太と丸佳浩の打順は逆の方が一般的かもしれないが、起爆剤としては一番堂林も面白いかなと。そしてその場合、堂林を殺すも活かすも二番を打つ菊池涼介次第。
意外と二番打者らしい二番打者として定着するような気がしている。
天谷宗一郎、赤松真人、東出輝裕らが控えに回り、層は着実に厚くなっていると思える。
タイガース
(二)西岡剛
(中)大和
(遊)鳥谷敬
(三)新井貴浩
(右)福留孝介
(一)コンラッド
(左)マートン
(捕)今成亮太
今オフの補強大賞ともいえる積極補強はタイガースファンの間でも賛否両論のようだ。シーズンに入る前から“負け広”と揶揄されている中村勝広GMだが、どうやら一年契約らしい。一年で結果を出せといわれたら育成より補強に走るのは致し方ない!?昨年の今頃はボロクソに言われていたパ・リーグの球団の新人監督は結果でそんな声を黙らせた。何があるかわからない。タイガースファンはそんなに悲観視することはないと思う。
で、その新戦力を加えたオーダーを考えてみると、昨年ブレークしかけた上本博紀や新井良太がオーダーから外れた。大和も、新井良が外野も守れることを考えると安泰とはいえまい。昨年の勢いのままにポジションを与えられるより、さらなる競争という試練を与えた方が若い選手は伸びるという考え方もあるが、競争相手が外国人助っ人や大リーグから復帰する選手だとモチベーションが高まらない恐れもあると思う。
もちろん新井貴浩の四番も約束された訳ではない。新外国人のブルックリン・コンラッドがどのくらい日本に適応するかにもよるが…。
捕手を今成亮太にしたのは個人的願望。岡崎太一や小宮山慎二との競争になろう。脇を固めるベテランとしては藤井彰人で充分かと思ったが、敢えて日高剛を獲得。藤井と昨年限りで現役を引退した城島健司が同じ年齢で、日高は一歳下。何と言えばいいのか…。
ベイスターズ
(中)荒波翔
(二)石川雄洋
(右)モーガン
(一)ブランコ
(左)ラミレス
(三)筒香嘉智
(遊)梶谷隆幸
(捕)高城俊人
まさにホットなタイミングで新外国人助っ人獲得の一報が入ってきた。三番打者タイプの左打者で32歳のナイジャー・モーガンだそうだ。福留獲得に失敗した穴埋めだそうだ。これで外野の三つのポジションが固まるので昨年終盤に取り組まれた石川雄洋の外野転向が頓挫するのだろうか?内村賢介も黙ってはいまい。アレックス・ラミレスが2000本安打達成で燃え尽き症候群になった場合には多村仁志がバックアップに回り、筒香嘉智が相変わらずだったら、これまた2000本安打達成間近の中村紀洋が出場機会に飢えている。
昨年に引き続き、元ホークス、元ドラゴンズと常に優勝争いをしている球団から選手を獲得。高田繁GMの、勝つためのノウハウを知る男達の注入効果が今年こそ出るか…野手に関してはかなりのボトムアップが期待できそうだが…。
パ・リーグも近日中に。ファイターズとバファローズの衝撃のトレードで勢力図がどう変わるか…。
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