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2013年1月14日 (月)

菅野智之ばかりに注目が集まるが…ジャイアンツ新人合同自主トレ見物記

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今日14
日、ジャイアンツの新人合同自主トレを見物してきた。朝からの雨が雪に変わり、室内練習場で育成選手2人を含む7人の新人選手がトレーニングコーチらの指導の下、基礎練習を反復していた。

目当ては菅野智之だったが、新人達は名前と背番号入りのゼッケンを付けていたので他の選手も識別することが出来、おぼろげながら特徴をつかめた。


 (写真:室内練習場で新人合同自主トレに励む菅野智之らジャイアンツの新人達)

10日からスタートしたジャイアンツの新人合同自主トレは昨日13日が休みだったので、敗戦処理。は今日無理矢理観に行った<苦笑>。京王よみうりランド駅からの「巨人への道」をはなから諦め、ぐるっと回る坂道の“よみうりV通り”を上がったが、こちらも10時過ぎの時点で既に雪が歩道も車道にも積もっていた。ちなみにジャイアンツ球場のグラウンドはこんな感じ。
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当然新人合同自主トレはジャイアンツ球場に隣接する室内練習場で行われたが、敗戦処理。以外にもこんな悪天候でも新人合同自主トレを観ようという無謀なファンが数十人もいた。さすがに室内に入れてくれ、十人程度いた報道関係のカメラマンとともに中央の高層通路からの見物となった。


12日に観たファイターズの新人合同自主トレでは敗戦処理。が確認出来たのはグラウンドでのランニング主体のメニューだけだったが、こちらは室内練習場ということでキャッチボール、ノック、打撃練習など野球の練習をしていた。しかも新人達は名前と背番号入りのゼッケンを付けているので識別が容易。スポーツニュースなどで見ると他球団でも付けている例が目立ち、ファンサービスには定評のあるファイターズが何故やらないのかがむしろ不思議だ。

敗戦処理。が着いた頃にはキャッチボールが終了間際。投手と野手に別れてグループを作ってキャッチボールをしていた。
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見物のファンと正対する向きに菅野を配置したのはファンサービスか、単なる偶然か
<>。その後の近距離でのいわゆるペッパーも投手組と野手組で別グループだった。

あらためて説明すると、今年のジャイアンツの新人選手で投手は、ドラフト1位の菅野智之(東海大学)4位の公文克彦(大阪ガス)、育成1位の田原啓吾(横浜高校)。菅野だけが右投手で、公文と田原啓は左投手。
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公文のこのフォーム、早くも気に入った。


野手は2位の大累進(道都大学)、3位の辻東倫(菰野高校)、5位の坂口真規(東海大学)、育成2位の松冨倫(別府大学)。全員内野手で、辻だけが右投げ左打ちで他は右投げ右打ち。
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“走ると犬より早い”
との噂がある大累の脚を見たかったが、敗戦処理。到着後はランニング、ダッシュ系のメニューは終わっていて特に見せ場はなかった。


その後は投手組と野手組に分けて別々のノッカーからノックを受けた。
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印象的だったのは野手組は捕球したボールをネットに投げ返すのだが、投手組は投げるそぶりだけして、そばにある籠にボールを入れていたこと。今日は投手にはキャッチボール以外の投球をさせない日だったのかもしれない。


ノッカーがノックをするときのバットにボールが当たる音、その打球がグラブに入るときの音、室内練習場とはいえ、こういう音を聞くと「早く野球シーズンが始まらないかな…」とお腹が空いてくる。今年は春季キャンプを観に行く予定がないので新人合同自主トレは貴重な時間だ。

 

続いてはトスバッティング。菅野はプロフィールでは右投げ右打ちだが、右で打った後に左でも打っていた。
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目を引いたのは坂口のスイングスピードの速さ。
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バスターのような姿勢でタイミングを取ってのトスバッティングながら間近で観ると素人目にももの凄いスイングスピードだと思えた。


なお、この時、スタッフがトスバッティングのボールの上げ方を教えているのが聞こえてきたが、一軍でプレーするほどの選手だと、トスバッティングにもそれぞれの間があるのでトスを上げる方も気をつけなければならないらしい。
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小笠原道大を例に出して説明していた。


ここまでは投手組も行っていたが、その後は野手組だけでマシンバッティング。

坂口のスイングスピードの速さに対し、左打ちの辻のスイングはシャープという感じ。
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投球ごとに前の右足を上げるのとさほど上げないのと二通り試している感じだった。練習とはいえこの二人は特にセンスを感じさせた。


この間に三人の投手は別の練習を行っていたようだ。ブルペンに場所を移していたが、投球練習ではなかったようだ。

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今日は新人以外には久保裕也の姿を見かけた。ブルペンに入っていたが、投球というよりは強めのキャッチボールという感じ。
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相手を務めていたのは高木京介だった模様。


12時を回り、新人合同自主トレは終了。選手達が室内練習場の奥にある食堂に引き上げた後、スタッフの人が出てきて「サインに関してはちょっと待っていてください」と思わせぶりな一言。しばらくして再登場し、「今日の自主トレはここまでです。こんな天気なので選手達は外に出てサインをしません。皆さんも外で待たないでください。ただ、せっかく来ていただいたので今、新人達が食堂で書いたばかりのサインボールを持ってきました。人数分はあるはずです」とサインボールの束を持ってきてくれた。このスタッフどこかで見た顔だなと思ったが、どうやらブルペン捕手の小田嶋正邦だったようだ。

ファンに希望選手を募れば菅野に集中するのは明らかなので、小田嶋は逆に菅野以外を希望する人の挙手を求めた。30~40人近くファンが残っていたが、大累や坂口のサインボールを求めるファンが何人かいた。敗戦処理。は菅野を希望。菅野のサインボールは6個。3倍くらいの競争になり、ファン同士のジャンケン、小田嶋相手とのジャンケンなどでまず4人が当選し、残る2個を敗戦処理。を含む3人のファンで争った。3人でジャンケンをした結果、敗戦処理。の一人負け<>。やはり菅野はファイターズとは縁が無いのだろうか…<苦笑>
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だが幸い、外れ1位(失礼!!)を優先的に選ばせてくれるというので左打ちでのスイングが気に入った辻のサインボールをもらった。


今日は室内練習場だったので、中で観ている分には寒さを感じずに済んだ。そして何より、選手が名前と背番号入りのゼッケンを付けていたのがありがたい。しかも一応野球の練習をしていたので、今日見たファンはそれなりに多少なりとも選手の特徴を掴めたのではないか。菅野以外にも楽しみな選手は多い。

帰りに行きに上がって来た“よみうりV通り”をそのまま降りたが、途中で撮影したのがこの写真。
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まるでスキー場だ。今晩雪が止んだとしても、明日は路面が凍って今日よりも危険になるだろう。ネットで見た情報によると、明日(15日)のジャイアンツの新人合同自主トレは中止だそうだ。自発的に室内練習場で練習する選手もいるようだが、見物は自重した方が良さそうだ。今日の印象だと危険だ。


なお、今後も球団が室内練習場にファンを入れるケースもあるだろうが、中では携帯電話の使用は禁止。撮影の音が選手の集中の妨げになるからだろうが、撮影以外にも電話としての使用はもちろん、メールも禁止だ。当エントリーの自主トレ風景の写真はすべてデジタルカメラで撮影したものだ。見物の際は留意されたい。

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