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2013年1月 4日 (金)

大田泰示、もう五年目…

Dsc_0017
スポーツ報知
web版(3日)によると、今年入団五年目のジャイアンツ、大田泰示が「もちろん打つことが大前提ですけど、チームを明るくしたり、捕れないボールにも飛びついたりとか、チームを盛り上げることは意識していきたい」と意気込んでいるという。記事では“大田襲名「2代目・絶好調男」”と謳っている。

大田が2代目だとしたら、もちろん初代は中畑清


(写真:もう五年目?まだ五年目?今年五年目を迎えるジャイアンツの大田泰示。2012年9月撮影)


記事によると、大田泰示はこのオフに日本プロ野球六球団混成チームの一員として台湾でのウインターリーグに参加。リーグトップタイの3本塁打を放つなど活躍し、チームの優勝に貢献。胴上げの音頭を取るなどムードメーカー的な役割も務めたという。「向こうは技術うんぬんよりも、1球に対するこだわりを持ってるから、すごい悔しがったり、喜んだりする。あそこには野球の原点があった」とのことだ。
Bdsc_0033
それで記者はかつてハッスルプレーでチームメートのみならず観客の心も一体化させたジャイアンツOBの現ベイスターズ中畑清監督の名前を出したのだろう。


“松井秀喜以来の背番号55と期待された大田も今年でもう5年目である。昨年、ようやく一軍で公式戦初本塁打を放ったが好調が長続きせず、クライマックスシリーズ突入直前に二軍落ち。日本シリーズでもベンチ入りできなかった。

知っている人は知っていると思うが、現役時代の中畑監督が「絶好調男」という異名を付けられたのは、現役時代の売り出し期にある時期“絶好調”だったからではない。まだ駆け出しで一軍に上がったばかりの頃、当時の長嶋茂雄監督に声をかけられても適当な通り一遍の返事しかしていなかった中畑に当時の土井正三コーチが見かねて「おいキヨシ、お前みたいなのは監督に調子を聞かれたら『絶好調です』って言わなきゃダメだぞ。他にも選手はいっぱいいるんだ。空元気でも『絶好調です』と言え」と言い、それを守った中畑が長嶋監督に対するときに限らず「絶好調です」を連発したのがきっかけだ。もちろん当時の中畑は飛ぶ鳥を落とす勢いで打ちまくり、年齢的に衰えの見えてきた高田繁に代わって三塁手として出場する機会が増えていた。この時期、中畑は駒澤大学からドラフト3位で入団して四年目。そろそろ結果を出さないと…というタイミングだった。

大田はもう5年目とはいえ、高校卒(東海大相模)での入団だから当時の中畑よりは年齢的に若い。だが、この記事にあるように大田が例年とは異なる気合いでシーズンに臨もうとしているならばそれは今季の飛躍のきっかけになるかもしれない。

大田はかつての中畑とは状況が異なる。ドラフト1位で入団し、前述したように、松井秀喜のFA移籍後、空き番になっていた背番号55を付けた期待の星だ。一年目からファームでは優先的に試合に起用され、テスト的に一軍をも経験した。二年目もファームで経験を積んだ。
Dsc_0166長打力に関してはイースタン・リーグで一年目に
17本塁打、二年目に21本塁打を記録するなど長距離砲の片鱗を見せたが、守備では三塁手としても一塁手としてもミスを連発。ついには内野守備に自信をなくし、自ら外野手転向を申し出た。一度は首脳陣に翻意されて内野手続行を決意して三年目のシーズンに臨むが、このシーズンの途中に外野手に転向。

このあたりの経緯は一歳年上で一年早くプロの世界に進んだ中田翔と似ている。

Dsc_0127ジャイアンツとファイターズを応援する敗戦処理。はどうしても比較してしまうが、残念ながら大田が中田の一年後を大田が歩んでいるとは言いがたい。そこが物足りない。


ともあれ、迷いもがいてはいるものの、大田は球団から常にポジションを用意されている。監督やコーチから声をかけられて、空元気でも「絶好調です」と答えなければならない中畑とは違う。少なくともファームでは常に優先的に出場機会を与えられてきた。外野転向の際には外野守備の三つのポジションで最も難易度の高いセンターで最初から試合に出ている。高校時代には主に三塁を守り、プロに入ると同時に外野手に転向した松井でさえ、センターのポジションを守るようになったのは五年目からだ(前年までセンターを守っていた好守の現役大リーガー出身のシェーン・マックが退団したということもあるが…)。

これまでは球団の育成方針でお膳立てがなされ、あとは大田がそれに応えるかという境遇だった。
Cdsc_0145一軍に上がっては跳ね返される。でもファームに落ちればそこにポジションはある。昨年まで在籍していた田中大二郎と、中井大介とともに優先的にクリーンアップで起用された。それはチーム挙げての英才教育の一環だった。だから大田はそのチャンスを活かせるかどうかだけを考えていただろう。他の選手はまずチャンスをどうつかむかというところに腐心する。


昨年、原辰徳監督はベンチ入り25選手を最大限に活用できるよう、主力選手であっても複数のポジションでの対応を求めた。内野と外野、捕手と内野、内野で複数のポジションを守った選手は12人にのぼる。これは昨年の十二球団では最多だ。大田もその一人だ。大田は(一説には自ら「イップス」とまで言った)内野守備から解放され、外野手転向で不退転の決意で外野守備に取り組んだろう。だが大田が9月1日に一軍に上がった際、その時点で昨年のイースタンでは1試合しか守っていない一塁手としてスタメン起用された。この試合で3安打3打点と活躍した大田は試合途中で一塁からセンターに回り、最後は三塁を守った。この試合では守備でのミスはなかったが、翌9月2日、大田は一塁守備でゴロを弾く失策でピンチを拡げ、次打者の一塁ゴロで間に合わない本塁に送球して阿部慎之助を負傷退場させる失態を犯した。
Cdsc_0168結局大田は一軍で外野手として
15試合、一塁手として12試合、三塁手として2試合出場した。育成方針もへったくれもない。優勝間近のチームにおいて足りないピースを埋める便利屋として“貢献”した訳だ。

大田は自分が変わらなければならない事を自覚したのだろう。一軍に上がったはいいものの、そこでは25人の中の一人に過ぎない。これまでの一軍昇格時にも、大田本人はバットでアピールしたいのにもっぱら代走での出場だったり、ファームで腕を磨いた事を発揮する機会に恵まれていたとは言いがたかったが、昨年のシーズン終盤、再びつかんだ一軍の座で味わったものは自分がイメージしていたものとは違ったのだろう。

Cdsc_0196「もちろん打つことが大前提ですけど、チームを明るくしたり、捕れないボールにも飛びついたりとか、チームを盛り上げることは意識していきたい」この考え方が正解かどうかは現時点ではわからない。ただ、大田が変わらなければならないのは事実。一年先に入団した中田はファイターズでポジションをつかんだどころか昨年は年間通して四番打者として君臨。侍ジャパンの最終候補にも残っている。
Cdsc_0140いや、中田を追うどころか、一年後に入ったベイスターズの筒香嘉智に追いつかなければならない立場だ。


冒頭の写真のキャプションには“もう五年目?まだ五年目?”と書いたが、やはり、“もう五年目”だろう…。昨年の3月、敗戦処理。は一昨年まで伸び悩んでいたファイターズの吉川光夫に対し、吉川光夫を鎌ヶ谷出入り禁止にして欲しい というエントリーを立てた。大田にも同様に言いたいところだが、まだまだ…

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コメント

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> 来年の1月に斎藤佑樹、もう4年目
って記事を書くかな?とも思ったり。

どうでしょう<笑>!?

確実に言えることは、三年目を終えないと四年目は来ないということ…。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月29日 (土) 23時45分

こんばんは。このタイトルで思ったのは、
来年の1月に斎藤佑樹、もう4年目
って記事を書くかな?とも思ったり。

彼について興味深い記事を見つけたので、貼っておきます。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/130628/wsp13062802280000-n1.htm

投稿: チェンジアップ | 2013年6月29日 (土) 20時59分

のんき様、いつもコメントをありがとうございます。

> 私が55番を永久欠番にするのを反対だと言ったのは、前述の理由のほかに、巨人は現時点でも永久欠番が多いので、55番も永久欠番にしてしまったら、今のヤンキースみたいに、永久欠番だらけになってしまうことを懸念しての発言でした。

ああなるほど。確かにジャイアンツは他球団に比べて多いですね。

まあ、それだけ、永久欠番たり得る選手が多いと言うことなので、多いからやめておこうというのはどうかなと思います。

> 永久欠番は、とてつもない世界記録を記録を作った(王さん、衣笠さん)とか、日本のプロ野球界に大きな功績をした選手(長嶋さん)などが対象となるべきと思います。

> 金田さんの400勝は、世界記録ではありませんし、そのほとんどは国鉄時代のものなので、永久欠番にするなら、ヤクルトではないかと個人的には思っています。

それを言い出すと、沢村栄治さんや川上哲治さんが世界記録を達成したわけではないですし、金田さんがヤクルトで永久欠番になった方がいいというなら、日米でファンを魅了した松井にジャイアンツが永久欠番を与えても違和感はないと思います。

でも本当に松井の背番号55が永久欠番になるのでしょうか?なるとしたら今季終了後ですかね?

永久欠番は野球殿堂入りするより人数が少ないので、名誉であることは間違いないと思いますが、それだけに球団も慎重になるでしょうし、本人が固辞するケースも出てくるでしょう。

金本選手が永久欠番にならなかったので、当分出ないと思っていました。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 9日 (木) 22時11分

チェンジアップ様、いつもコメントをありがとうございました。

> おはようございます。 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/npb/2013/columndtl/201305080002-spnavi
こういう記事が出てますね。現時点では、松井が今回みたいに大きくメディアに取り上げられると「太田は?」という話になるんでしょう。

いい記事じゃないですか。とある夕刊紙なんて、

@Yakyu_Giants: 背番号55大田の故障は仮病か業務命令か(日刊ゲンダイ) eag.ly/y/tLIyQ

ですからね<笑>。

>  大体、何処の世界でも二代目が1番辛い。

貴乃花親方みたいな例外も稀にはあるので、大田には「松井を超えろ」とまでは言いませんが、普通に一人前のプロ野球選手になって下さい。

これから先、仮に背番号を変更しても「松井の『背番号55』を引き継いだ男」という異名が消えて無くなるわけではなく、ファンの見る目が緩やかになるものでもないでしょう。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 9日 (木) 22時03分

敗戦処理。様 こんにちは。のんきです。

後で読んでみて、言葉足らずだったかなあと思い、ちょっとだけ補足させていただきます。

私が55番を永久欠番にするのを反対だと言ったのは、前述の理由のほかに、巨人は現時点でも永久欠番が多いので、55番も永久欠番にしてしまったら、今のヤンキースみたいに、永久欠番だらけになってしまうことを懸念しての発言でした。

永久欠番は、とてつもない世界記録を記録を作った(王さん、衣笠さん)とか、日本のプロ野球界に大きな功績をした選手(長嶋さん)などが対象となるべきと思います。

金田さんの400勝は、世界記録ではありませんし、そのほとんどは国鉄時代のものなので、永久欠番にするなら、ヤクルトではないかと個人的には思っています。

なぜ、今年は阪神にばかりまけるのか?
目指せリーグ連覇巨人軍

のんき

投稿: のんき | 2013年5月 9日 (木) 16時38分

おはようございます。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/npb/2013/columndtl/201305080002-spnavi
 こういう記事が出てますね。現時点では、松井が今回みたいに大きくメディアに取り上げられると「太田は?」という話になるんでしょう。

 この国では、55=松井なのかな?と嶋が広島時代にブレイクしたら、「赤ゴジラ」なんてあだ名が付きましたしね。

その一方でT-岡田は松井と全く比較されないから、そうでもないか?と思ったり。

 スタンリッジじゃないですが、55は投手が付けた方が無難かと。比較されにくいでしょうし。

 事実上、松井が初代・巨人の55。と考えると二代目である太田はしんどいですよ。

 大体、何処の世界でも二代目が1番辛い。

 今のモヤモヤさまーずでも、大江アナの後継のアナ(名前忘れた)、自分は大江アナと比べてどうなの?と悩んでるってのをこないだネットで読んだ。

 故・三沢光晴さんも、二代目タイガーマスクとして、初代と比較されて苦しんだとかね。

 結局、初代が観る側の基準になるから。

投稿: チェンジアップ | 2013年5月 9日 (木) 06時58分

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> こんばんは。巨人の55。松井の前は吉村ですかね?
駒田=50→10、槇原=54→17、吉村=55→7という記憶がありますが、吉村と松井の間って誰か居ました?

吉村が55番を付けていたのが四年目の1985年までで、松井は入団した1993年から。この間に55番を付けたのは「G OF THE YEAR 2013」によると、1986年から1991年まで杉浦守という選手(一軍不出場)がつけ、1992年には左のストッパー候補と期待された外国人のケアリーが付けていましたね。

開幕早々の4月のカープ戦で一、三塁から一塁走者が牽制球に引っかかったふりして飛び出し、その間に三塁走者にホームインされるという凄い失態を東京ドームで見たのでよく覚えています<苦笑>。

> >あれは私に言わせれば、小笠原がジャイアンツに来たら髭を剃ったのと同じです<笑>。

> どういう意味ですか?(笑) まあ、当時の紙をバッサリ切った後に髭剃った小笠原には怒る気もしませんでしたけどね。

あ、すみません。要は郷に入ったら郷に従うというか、名門球団に入ったら自分のスタイルを通せなくなると言う例えのつもりでした。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 6日 (月) 23時03分

こんばんは。巨人の55。松井の前は吉村ですかね?
駒田=50→10、槇原=54→17、吉村=55→7という記憶がありますが、吉村と松井の間って誰か居ました?

>あれは私に言わせれば、小笠原がジャイアンツに来たら髭を剃ったのと同じです<笑>。

 どういう意味ですか?(笑) まあ、当時の紙をバッサリ切った後に髭剃った小笠原には怒る気もしませんでしたけどね。

 イチローもヤンキースで綺麗に剃りましたね。ヒゲが伸びたイチローには、イマイチだったので、良いかなあ?と。

 ヤンキースでは松井が井川にスーツとか髪型とか色々アドバイスしてましたね。
 強引に松井で締めました。

投稿: チェンジアップ | 2013年5月 6日 (月) 21時03分

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> こんばんは。今日は5月5日ですし、私の誕生日でもありますので、55番の彼に触れます。
 ちなみに、同い年の野球人は、上原、由伸、松井稼頭央、憲伸、井端などが居ますね。

もうすぐ日付が変わってしまいますが、お誕生日おめでとうございます。

> 建設的?な話をするなら、背番号を変えるべきでしょうね。心機一転。最初は、その事で色々言われるでしょうけど、人の噂も75日と言いますし、長い目で見たら、変更はいいんじゃないでしょうか?55で言われ続けるよりはね。

そのうち“松井秀喜の背番号55を永久欠番に!”等という意見が出かねませんし、早晩返上させられるんじゃないですか。

大田に対しては今まできつい言葉を並べながらも期待し続けていますが、この格好の晴れ舞台を前に“右太股裏違和感”で登録抹消とは本当に情けない。

もっとも打撃成績的にはそれがなくても二軍落ちは時間の問題という感じでしたが…。

しかしこのエントリーを読んでくださる方が多い様で、直近一週間で最も多く読んでいただいているエントリーです。大田人気は健在か…!?

> イチローの背番号31なんて、新鮮でしたしね。

あれは私に言わせれば、小笠原がジャイアンツに来たら髭を剃ったのと同じです<笑>。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 5日 (日) 23時48分

こんばんは。今日は5月5日ですし、私の誕生日でもありますので、55番の彼に触れます。
 ちなみに、同い年の野球人は、上原、由伸、松井稼頭央、憲伸、井端などが居ますね。

 本題の太田ですが、松井と比較されてるようですが、私はかつての巨人のD1位だった大森剛を連想しちゃうんですけどね。

 建設的?な話をするなら、背番号を変えるべきでしょうね。心機一転。最初は、その事で色々言われるでしょうけど、人の噂も75日と言いますし、長い目で見たら、変更はいいんじゃないでしょうか?55で言われ続けるよりはね。

 イチローの背番号31なんて、新鮮でしたしね。

投稿: チェンジアップ | 2013年5月 5日 (日) 20時49分

のんき様、再コメントをありがとうございます。

> ただ、8強あたりになってくると、相手投手も強くなり、大田の凡打も多くなりました。比較的、変化球には強かったのですが、ストレートと変化球のコンビネーションで投げてくる投手は、さっぱり打てなかった印象があります。

> よって、大田時代の東海大相模は甲子園に行けなかったのだと思います。

大田以外の選手がどうだったのかわからないので何とも言えませんが、要するに私が言いたいのは、のんきさんのように地元の方とか、熱心な高校野球ファン以外、高校時代の大田の凄さを体感した人が少ないと言うことです。

そういう人達にとって、大田とは「松井秀喜以来の背番号55」というイメージに支配されていると言うことです。

だから、同じ期待外れでも「大田はこんなはずじゃない」と思う人が少なく、のんきさんのように背番号を変えろという意見が多くなるのだと思います。

> 二軍の試合にわざわざ見に来てくださるお客様に対して、ヤジに切れるというのが信じられません。

一軍に比べて観客が少ないので、二軍戦のヤジは広域に届きます。選手の耳に入っても不思議ではありません。たまに聞くにたえない酷いヤジもありますが、この時のは普通のヤジだと思いました。

> また、55番を巨人の永久欠番にするという動きにどう思いますか?という記者の質問に、大田は「背番号55は僕の背番号ですから。」と答えたそうです。

いやぁ、そのくらいのことを言って欲しいですね。空元気でもそうあって欲しいです。よく言った大田!

> 個人的には、左投手のときの8番打者は矢野の方がいいと思います。凡打しても、ファールで粘って、相手投手に球数を投げさせるという、意味のある凡打が多いと思います。相手投手にどれだけ負担をかけさせたかというのは、数字では現わしにくいと思います。強いて言えば、1打席あたりに相手投手に投げさせた投球数かなとも思います。

推測ですが、谷が二軍落ちしている現在、矢野を右の代打の切り札にしたいというのがあると思います。それと外野の守備はどうでしょうか?守備範囲は矢野より広いかもしれませんが…。

> いずれにせよ、来年の大田は背番号を55番以外の番号をつけさせるべきだと思います。

そういう声を封じ込める活躍を大田に期待したいですが、松井の国民栄誉賞受賞で永久欠番にという動きが出るでしょうね。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年4月18日 (木) 23時26分

敗戦処理。様、こんばんは。のんきです。

>大田は松井秀喜と違い、高校時代に甲子園に出ていません。

自宅では、TVKがみられるので、土日にたまに、高校野球の神奈川予選を見ていました。

トーナメントの初めは、東海大相模の相手高の投手は、山なりのストレートという印象でした。それを大田がホームランしたのを見たことがあります。

ただ、8強あたりになってくると、相手投手も強くなり、大田の凡打も多くなりました。比較的、変化球には強かったのですが、ストレートと変化球のコンビネーションで投げてくる投手は、さっぱり打てなかった印象があります。

よって、大田時代の東海大相模は甲子園に行けなかったのだと思います。

>選手がヤジに切れることはそうはありません。

二軍の試合にわざわざ見に来てくださるお客様に対して、ヤジに切れるというのが信じられません。

そもそも、意味のない凡退をするから野次られるのだと思います。凡打でも、いい当たりだの、何球も粘っての凡打ならば、それはそれで意味があり、野次られなかったのではと思います。

大田は技術のみならず、人間的にもまだプロレベルではないのではないかと予測します。

また、55番を巨人の永久欠番にするという動きにどう思いますか?という記者の質問に、大田は「背番号55は僕の背番号ですから。」と答えたそうです。

一軍レベルでもない大田を左投手の場合にスタメンにまでするのは、単なる原監督のえこひいきだと思います。数字的にみても、野球に対する取り組みも矢野の方が数段上だと思います。

個人的には、左投手のときの8番打者は矢野の方がいいと思います。凡打しても、ファールで粘って、相手投手に球数を投げさせるという、意味のある凡打が多いと思います。相手投手にどれだけ負担をかけさせたかというのは、数字では現わしにくいと思います。強いて言えば、1打席あたりに相手投手に投げさせた投球数かなとも思います。

ただ、前の打者が四球で出て、ストライクを取りにきた甘い初球をヒットするという場合もあるので、投げさせた投球数で、相手投手に与えたダメージを評価するのも限界があると思います。

いずれにせよ、来年の大田は背番号を55番以外の番号をつけさせるべきだと思います。

真に55番をつけるに値する巨人の選手が入団してくれることを願っています。

目指せセリーグ連覇巨人軍
のんき

投稿: のんき | 2013年4月18日 (木) 00時50分

のんき様、コメントをありがとうございます。

> 大田を4年間見てきましたが、どうしても松井と比べてしまうと物足りない印象があります。

> タイプとしては、松井というより、長野のような中距離ヒッターを目指した方が活躍できるのではないかと思います。

大田は松井秀喜と違い、高校時代に甲子園に出ていません。東海大相模に長距離砲がいるということはドラフトが近づくにつれて話題になりましたが、熱心に高校野球を観て大田を知るファン以外にはマスコミを通じて、いわば伝聞としての大田像がほとんどだったと思います。高校時代の、横浜スタジアムで打ったスタンド最上段への本塁打のVTRばかりが繰り返し強調されますが、甲子園で活躍した選手達と違い、一般的なファンが「こいつ凄げぇ!」と驚いたわけではありません。もちろん素質を秘めた選手であることは間違いないのでしょうが、一般的なファンが大田を凄いと思ったのは“松井秀喜退団以来ずっと欠番になっていた背番号55を与えられた”という事に対してでしょう。

だからそもそも、かつての松井秀喜や甲子園で活躍した他の選手と違い、ファンは大田の凄さを体感していません。それ故に大田に思い込みの強いファンを除いては現状の大田に対し、物足りなさすら感じていないかもしれません。

> とすると、背番号55は大田には、重過ぎるような気がしますがいかがでしょう?

大田がファンのヤジに切れたところを一度だけ観たことがあります。

ジャイアンツ球場の試合で、打席に入るときから何度も「背番号が泣いてるぞ~」と繰り返しているファンがいました。

その打席大田は三振に倒れたのですが、倒れた直後にまた「55番が泣いてるぞ~」とヤジられ、ついに「うるせぇ、ごらぁ!」とそのファンの方向を向いて切れました。

これが大田自身に“背番号55”がプレッシャーになっているからと見るか、プライドを持っているからと見るかは意見の別れるところでしょうが、こういう事がありました。観客が少なくてヤジが聞こえやすい二軍の試合とはいえ、選手がヤジに切れることはそうはありません。

> 松井が国民栄誉賞をとったら、巨人の背番号55を永久欠番にするという話がちらほらでていますが、私は個人的には反対です。

ああなるほど。そういう動きがあっても不思議ではないですね。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年4月11日 (木) 00時51分

敗戦処理。様、こんにちは。のんきです。

大田を4年間見てきましたが、どうしても松井と比べてしまうと物足りない印象があります。

タイプとしては、松井というより、長野のような中距離ヒッターを目指した方が活躍できるのではないかと思います。

とすると、背番号55は大田には、重過ぎるような気がしますがいかがでしょう?

松井が55番をつけたのは、星陵高校時代の5番が空いていなかったので、空いていた55番をつけたのだと予測しますが、松井の巨人での貢献で、他球団の若手のホームランバッターの多くは55番をつけています。今や、憧れの背番号になっています。

大田には、来年には、もっと楽な背番号をつけてあげたら、重荷がとれて、活躍できそうな気がします。

55番は当面あけておいて、真の55番を打てる選手につけさせてあげたほうが良い気がします。

松井が国民栄誉賞をとったら、巨人の背番号55を永久欠番にするという話がちらほらでていますが、私は個人的には反対です。

松井は、巨人とヤンキースの合計の活躍で国民栄誉賞を受賞できたと思っていますので。

巨人に入団して、巨人で引退まで活躍したのならば、55番を永久欠番にしてもよいかとは思いますが。

またまた話題が逸れてしまいましたが、大田には、守備もできて、足も速い、中距離ヒッターを目指して頑張って欲しいと思っています。

目指せセリーグ2連覇巨人軍
のんき

投稿: のんき | 2013年4月10日 (水) 14時20分

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> こんばんは。今日、仕事の帰りにラジオで、阪神対巨人を聴いたりしてたんですが、代打・太田の時に実況アナが「未完の大器、太田」と言ったんですけどね。

> そう言われる人は大抵、未完のままで終わるんですよね。

そんな身も蓋もないことを<笑>。

> 蛇足ですが、帰宅時にAM神戸(ラジオ日本)だと巨人贔屓、朝日放送だと阪神贔屓。
どっちも極端でしたね、交互に聴いたりしたけど。

個人的には、自分の贔屓球団寄りであっても偏向放送は好きでありません。

たまにパ・リーグTVでCS放送の中継を見ますけど、どうもなじめません。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年4月10日 (水) 07時07分

こんばんは。今日、仕事の帰りにラジオで、阪神対巨人を聴いたりしてたんですが、代打・太田の時に実況アナが「未完の大器、太田」と言ったんですけどね。

そう言われる人は大抵、未完のままで終わるんですよね。

ヤクルトの小川監督も選手時代はそう言われ続けて・・・でした。


蛇足ですが、帰宅時にAM神戸(ラジオ日本)だと巨人贔屓、朝日放送だと阪神贔屓。
どっちも極端でしたね、交互に聴いたりしたけど。
広島で仕事したので、当初は、RCC中国放送で、広島の試合を聴いてましたけど。

投稿: チェンジアップ | 2013年4月 9日 (火) 20時59分

名無し様、コメントをありがとうございます。

> 太田選手は素直すぎる。
ボールを引き付けて打てという、打撃の基
本を誤解していると思う。
張本や落合は、ピッチャーの手からボール
が離れる寸前に、バットのヘッドを回し初
めていた。張本は最初から斜めにバットを
倒して構えていた。
ということは、ボールを引き付けた時点で、
すでにバットのヘッドは斜めに倒していな
いと振り遅れることが多くなる。

なるほど。

私は現象面だけで危機感を煽っていましたが、技術的な課題がはっきりしているということなのですね。

張本や落合のレベルはともかく、何か必死さが足りないというか、私が言うと精神論ぽくなってしまうのですが…。

先日の牽制死だって、テレビを見ていて「気をつけろよ…」と思っていたらその矢先にですからね…。

何か、きっかけをつかめたらと思うのですが…。

これからもよろしくお願いいたします。

出来れば次回はハンドルネームで構いませんのでお名前をお書き添えください。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年4月 3日 (水) 22時16分

太田選手は素直すぎる。
ボールを引き付けて打てという、打撃の基
本を誤解していると思う。
張本や落合は、ピッチャーの手からボール
が離れる寸前に、バットのヘッドを回し初
めていた。張本は最初から斜めにバットを
倒して構えていた。
ということは、ボールを引き付けた時点で、
すでにバットのヘッドは斜めに倒していな
いと振り遅れることが多くなる。
落合はそれをスムーズにスイングしていた。

投稿: | 2013年4月 2日 (火) 23時26分

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