初回危険球退場の中村勝の直後に緊急登板して3回10失点の乾真大が翌日登録抹消に…
いやはや、ファイターズファンにとっては目を覆いたくなるような序盤の惨劇であった。先発の中村勝は先頭の坂口智隆にライト前安打を打たれた。続く川端崇義はバントの構え。ここに中村のストレートがまともに頭に向かっていった。川端はバットを引くのも遅れるほどで避けきれず死球。この一球が危険球と判定され、中村は退場処分。0/3イニング、わずか6球での降板となった。当然、ファイターズに準備万端な投手はいない。二番手に指名された乾真大は報道ステーションによるとブルペンで投球練習する間もなくマウンドに向かったという。
この時点ではまだバファローズに先制点は入っておらず、無死一、二塁のピンチ。ただ打線は糸井嘉男、イ・デホ、後藤光尊と続くクリーンアップだ。乾は糸井に左中間に2点タイムリー三塁打を浴び、イ・デホにはセンターオーバーの2ラン本塁打。あっという間に4点を献上した。それでも塁上から走者がいなくなり、ここから自分のペースで投げられるかと思ったが、この回こそその後は無失点に抑えたものの二回表にはイ・デホに2点タイムリー二塁打で2失点。さらに続投した三回表にはイ・デホの二本目の本塁打など5安打を集中されて6失点。結局乾はこの回いっぱい、3イニング、70球を投げて被安打10の10失点。0対12といかんともしがたい状況になってしまった。ただ乾が火だるまになっている間、ブルペンでしっかり準備が出来たのか、乾の後を継いだ三番手の矢貫俊之、四番手の鍵谷陽平は無失点に抑え、結果は3対12だった。
乾以外に矢貫も鍵谷も3イニングずつ登板した。投球数は矢貫が45球。鍵谷が36球。通常1イニングか、長くても2イニングの登板が大半のショートリリーフの投手には多くの投球数だ。この試合のファイターズのベンチ入り投手は、登板した四投手以外には石井裕也、増井浩俊、武田久、宮西尚生が入っていたが、四人ともいわゆる“勝利の方程式”の担い手であり、劣勢の試合で登板する投手ではない。4対3で勝利した前日28日のこのカードには宮西、増井、武田久が1イニングずつ投げているし、2対1で勝利した前々日27日には宮西、石井、増井、武田久が1イニングずつ投げていた。26日には試合がなかったが、25日のホークス戦では九回裏途中に石井と武田久が投げ、24日には宮西、増井、武田久が1イニングずつ投げていた。つまり24日からの四連勝で“勝利の方程式”がほぼフル回転。序盤で大量失点した試合は僅少差にまで迫らない限り乾、矢貫、鍵谷で乗り切らなければならなかったのだ。
こういう場合、DH制のあるパ・リーグでは多少強引に投手を長く投げさせてイニング数を稼がせる事が出来る。DH制の無いセ・リーグの試合でも稀にこの試合のような展開で投手に打順が回っても代打を出さないケースがあるが、大概はファンから大ブーイングを浴びる。せいぜいビジターゲームだろう。
ただ、ファイターズはこの大敗の翌日の30日に試合がなかったからよいものの、再び似たような劣勢の展開の試合になったら、3イニング投げた乾、矢貫、鍵谷の連投はきつかっただろう。6球しか投げていない中村をリリーフ待機させるという手もあるが、なまじ投げさせてしまうと次回の先発ローテーションに支障が出かねない。中村が今日30日に登録抹消されなかったということは中村には次も先発登板が予定されていると考えられる。
そう考えると、今日の乾の登録抹消は必ずしも大量失点のペナルティとは思えない。日刊スポーツによると明日、同じ左腕投手の根本朋久が登録されるそうだが、ファイターズは明日からのゴールデンイーグルス戦で先発投手が早めに降りて劣勢の展開にならないという保証はない。70球も投げた乾は少なくとも明日は投げられないだろう。矢貫もきついかもしれない。それならば乾を登録抹消して他の投手を登録した方が劣勢の展開になった場合を考えれば得策だ。
実は昨年も似たようなことが起きた。2012年6月5日の対カープ戦で先発の吉川光夫が三回表に東出輝裕に死球を与えて危険球降板。急遽登板した土屋健二は代わった直後に赤松真人に本塁打を浴びるなど打者5人に対し、4安打、1四球とアウトを奪えず。さらに榊原諒のリリーフを仰いだ。先発の吉川が2回1/3で50球だったのに対し、土屋はワンアウトも奪えず12球で降板。三番手の榊原は2イニング投げてイニング数を稼いだが50球を投じた。四番手の乾も2回2/3とイニングを稼いだが、28球と軒並みリリーフ陣に負担をかける結果となった。この翌日に登録を抹消されたのは吉川ではなく榊原と土屋で、代わって若竹竜士と谷元圭介が登録された。幸いにも試合は斎藤佑樹、武田久のリレーで2対1で勝利。
この時の投手台所事情に関して当時の吉井理人コーチは自身のオフィシャルブログでこう書いている。
前にも説明したが、ロングリリーフは、早い回に先発投手がノックアウトされたり、アクシデントで投げられなくなったときに登板します。(緊急登板がほとんど)
一見、地味な役目に見えるが、とても大切な役目なんです。
今回のように、ロングがノックアウトされてしまうと、他のリリーバーに大きな負担がかかってしまいます。
実際、このゲームで3人の投手が、翌日、使えない球数を投げてしまいました。(土屋、榊原→谷元、若竹が交代)
登録抹消された土屋と榊原は、難しい場面での登板でかわいそうなところもあったが、打たれたのも事実です。
すぐに1軍にもどれるよう、イースタンでがんばってほしいです。(次は、先発する土屋を見たい)
吉井理人オフィシャルブログ2012年6月12日付「誕生日登板」
吉井コーチは立場上、土屋と榊原を擁護していないが、翌日に投げられないリリーフ投手が三人も出てしまっては投手コーチとして手を打たない訳にはいかない事情があったのだろう。
推測するが、乾も懲罰的降格というよりは当面のリリーフ陣確保のために二軍落ちした要素が多分にあると思う。もちろん乾が29日の登板で初回の無死一、二塁を切り抜けて試合を作っていれば大いに株を上げたことだろうが、残酷にも結果は真逆だった…。
だが繰り返しになるが、乾が火だるまになっている間に矢貫と鍵谷の準備が出来、バファローズ打線も大量リードで淡泊になったのか矢貫と鍵谷はそれぞれ3イニングを無失点に抑えた。それなら中村危険球退場の時点で矢貫を登板させるわけにはいかなかったのかという意見もあろう。確かに矢貫なら3イニング10失点と言うことはなかったかもしれない。あの場面は誰がいっても完璧に凌ぎきれる場面では無かっただろう。だとしたら矢貫を出してもし火だるまになったら、9イニングをどう継投するかの組み立てが出来なくなる事態も考えられる。圧倒的な劣勢になってなおかつ石井や宮西までつぎ込む展開を強いられていたかもしれない。あんな試合を見る羽目になった札幌ドームのファイターズファンには申し訳ないが、ああなった以上、腹をくくって乾、矢貫、鍵谷のリレーでとにかく九回表が終わるまでつなぐしかないのだ。先に乾が投げて乾こそ火だるまになったが、それがあって四回以降は無失点の試合に出来たのだろう。
矢貫は開幕戦で武田勝のアクシデントの後を凌いで、緊急登板に強いという印象をファンに与えた。あの試合のようにリードした状況で先発投手にアクシデントがあれば即矢貫投入ということもあろうが、29日の試合ではああするしかなかったのだろう。矢貫でなく乾が先に登板したのは語弊はあるが乾が人身御供になったのだ。乾はチーム内では矢貫と鍵谷より優先順位が低かったのは事実だろう。
敗戦処理。のもう一つの贔屓チーム、ジャイアンツでは福田聡志が緊急登板に強い位置づけを昨年得た。
福田は昨年4月19日の対ドラゴンズ戦で、先発のディッキー・ゴンザレスが二回表の打席で左脇腹肉離れを起こした試合でロングリリーフをこなした。ゴンザレス降板直後の二回裏には小野淳平が急遽マウンドに上がったが、準備不足だったのか打者6人に対し一死を奪っただけで平田良介の2ラン本塁打など4安打を浴びて3失点。その後を受けた福田が4回2/3を被安打1に抑える好投でイニングを稼いだ。ファイターズの様に大敗しても不思議でない状況を1対4という普通<!?>の点差の試合にとどめた。福田の評価は高まったが、開幕一軍入りを果たしていた小野は翌日に登録を抹消され、再び一軍に上がったのは8月23日。四ヶ月を要した。この時はローテーションの谷間で小野は登録即先発するも三回裏に2点を先制されると四回表の打席で代打を送られて降板。その後リリーフでの登板もあったが、9月1日に登録抹消された。今季もチャンスを掴めず、28日にはカープの青木高広とのトレードが発表された。
ゴンザレスにアクシデントのあった試合で、小野と福田の登板順が逆だったらどうなっていたかと当時敗戦処理。は思ったものだ。上の福田の写真は昨年の日本シリーズ第六戦での登板シーン。福田はさらに実績を積み、日本一を決めた試合でも中継ぎのマウンドに上がった。
一方で小野は…。
何が幸いするかわからない。小野にはカープでチャンスをつかんで欲しい。福田はまた一昨年までの福田に戻ってしまった感じだが、29日のドラゴンズ戦でリリーフで追加点を献上した香月良太と小山雄輝が二軍落ちしたようにジャイアンツも劣勢でのリリーフ陣が盤石とはいえない状況で福田の復調が待たれる。
勝っている試合と劣勢の試合でリリーフ陣の顔ぶれが異なるのが理想的なリリーフ構成といわれる。それを徹底するためには今回の乾や、引用した昨年のジャイアンツの小野のような投手がどうしても出てしまう。そういう位置づけからワンランク上の投手になれば緊急登板で火だるまになる役割から外れて、別の投手が火だるまになっている間に肩慣らしが出来る様になるのだ。それがままならなかった小野はトレード要員となった。乾は…。
異なるチームの事例を同等に説明するのは無理があるかもしれないが、乾はこれからが肝心だと思う。
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コメント
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
もうやめましょうよ。先ほどの練習云々の話もそうですが、私が書いた事以外に話をどんどん拡げて、元々のエントリーとは全く関係ない話を延々続けるのを。
意見なんて人それぞれ。最初に交わらなかったら何処まで行っても交わりませんよ。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 6日 (月) 00時01分
こんばんは。こっちも最後にしようと思いますが。お2人の言い分を現役・OB問わずプロの投手に言ったら、「無茶言うな」と彼らは言うと思えたもので。
それこそガルベスなんかはキレて、ボールを投げつけてくるかも(笑)
インコース特にインハイと頭部付近へのデットボールになるかも知れない球というのは、紙一重だと思いますよ。
バスケ漫画ですが、スラムダンクで、「良いディフェンスと反則は紙一重」というセリフがありましたし。
そこまで頭部死球に厳しく言うなら、ピッチャー返しはどうなの?とか思いますし。
西武の石井一久がドジャース時代に頭部か顔に打球を受けて、救急車で運ばれて、手術して助かりましたが、医者曰く「一センチずれてたら、命はなかった」と言ったと石井だったか?木佐だったか言ってました。
お2人のインコース理論?は、投手にぶつけないようにセンター前ヒットもしくは二遊間を抜けるようなヒットを打て、と言ってるようなもんだと思いますけどね。
打者はヘルメットを被るけど、投手はそうはいかないですし。
エグいぐらいのインコースを投げないとアウトコースは踏み込まれて打たれますよ。
だから、ガルベスは「じゃあ、どこ投げろと言うの?」と危険球退場に不快感を示したと思います。
自信がない奴は投げるな、というのは、「お前、野球辞めろ!」ぐらいの宣告だと思いますよ。
マンガだけど、針の穴を通す星飛雄馬だって、動揺したりしたら、コントロールミスしてましたけどね。現実世界でも、そういう事はある。細心の注意をはらったとしても、コントロールミスする時はしちゃう。
私は危険球退場を何が何でも反対というわけではないです。ただ、それなら、MLBみたいにアウトコースをボール一個分広く取らないと投手としては「やってられない」だと思います。
先述の黒田対チェンの投げ合いですけど。黒田は、ホームベース上のインコースの辺りに投げたが、十分効果的だったけど、それはアウトコースがボール一個分広いからですよ。
日本の場合はアウトコースが広くないから、ボール一個分、更にインコースに投げないとアウトコース打たれる。しかし、それだと一歩間違えたら、死球に繋がる。
ということです。
だから、落合さんは打者に「自分の身は自分で守らないと」あくまでも打者に、避ける技術を身につけろ。と言ってるわけで。
サンデースポーツでも熱く語ってましたよ。
最後に清原ですが、左肩に死球だったけど、微動だにしなかったというのを観た事あります。
投稿: チェンジアップ | 2013年5月 5日 (日) 21時31分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> こんばんは。この話は、投手側の意見と野手側の意見に分かれるかな、と。敗戦処理さんとのんきさんは、野手側目線です。
そうですかね?
> とっくに引退してますが、清原なんて全く避けようとしないですしね。
頭や顔の方に来たらよけていましたよ<笑>。
> 中日をクビになって、広島へ行った久本について、丁度4/5大阪の講演の時の広島の先発が久本で「何で?他に投手居ないの?アイツに先発は無理」と語ってました。
私も無理だと思います。他にいないのでしょう。今日だって先発投手がもっと投げられる投手ならば、ビジターで同点でミコライオを2イニング投げさせるなんてことにはならなかったでしょう。
> 私は一方的に投手が悪いという意見は賛成できないです。
一方的に投手が悪いとはどこにも書いていないと思いますが、現行の危険球退場ルールは必要だと思います。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 3日 (金) 22時15分
こんばんは。この話は、投手側の意見と野手側の意見に分かれるかな、と。敗戦処理さんとのんきさんは、野手側目線です。
この危険球退場が導入された時に、ガルベスが「じゃあ、何処投げろというのだ?」と怒ってましたが、そうですね。
それをやるなら、MLBみたいに外側を広く取るとかしないとフェアでない。
自信があろうがなかろうが、どうしてもミスはありますよ。
またか!と思われるでしょうけど、去年及び今年の落合講演会において、「今の打者は避けようとしない。自分の身は自分で守らないと」と言ってました。
更に、最近、してる選手が増えつつある肘あてについて、「あれは当てられてもいいですよ、とも取れる」
とも言ってたし。
とっくに引退してますが、清原なんて全く避けようとしないですしね。
中日をクビになって、広島へ行った久本について、丁度4/5大阪の講演の時の広島の先発が久本で「何で?他に投手居ないの?アイツに先発は無理」と語ってました。
「チェンもそうなんだけど、左打者が苦手。左対左で左投手が有利なのは、投手がインサイドにシュート系の球を投げられる、というのが前提」など。
「ぶつけるのが怖いんだろう」と分析してましたけど。
で、チェンですけど、先月、ヤンキース対オリオールズで、丁度、黒田対チェンだったんですけど。
チェンは6本ヒット打たれて、うち4本が左打者。HRも打たれてるし、確かに右打者と左打者では別人でしたね。
右打者には、普通に投げれてるけど、左打者だと、コントロールとかおかしい。
解説の武田一浩も中盤辺りから「左打者が苦手なんでしょうね。黒田は左打者を苦にしてない。これが2人の違い」とか言い出したんですけど。
私は一方的に投手が悪いという意見は賛成できないです。
投稿: チェンジアップ | 2013年5月 3日 (金) 21時09分
のんき様、コメントをありがとうございます。
> 危険球退場の件ですが、個人的には、故意であっても故意でなくても、退場にすべきだと思います。
基本的に全く同感です。
故意と思われる死球も厳しく取り締まるべきですが、残念ながら基準が難しい。打者にとって危険かどうかという基準で退場処分などの制裁を課す方が現実的だと思います。
> 野球に戻すと、インコースを攻めるのは、必要ですが、コントロールに自信のない投手は、インコース高め頭部付近の球を投げるべきではないと思います。コントロールのある投手は、頭部付近になげるならば、頭部にぶつけない位置に投げるべきだと思います。
配球は難しいので一概には言い切れない面もあると思いますが、投手、捕手とも細心の注意を払うべきでしょうね。
チェンジアップさんが書いていた様に先発投手が二人目の打者に危険球で退場させられると試合にならなくなるというのはありますが、そういうところに投げてしまったのが悪いのです。打者の川端選手が大事に至らずに良かったです。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 3日 (金) 14時43分
敗戦処理。様、おはようございます。のんきです。
危険球退場の件ですが、個人的には、故意であっても故意でなくても、退場にすべきだと思います。
野球ではありませんが、例えば車を運転していて、人を轢いてしまい、大怪我をさせてしまった、という場合に、故意の有無にかかわらず、同じ罪になるのではないかと予測します。(ま、故意で人を轢く運転手はまれだと思いますが)
野球に戻すと、インコースを攻めるのは、必要ですが、コントロールに自信のない投手は、インコース高め頭部付近の球を投げるべきではないと思います。コントロールのある投手は、頭部付近になげるならば、頭部にぶつけない位置に投げるべきだと思います。
頭部への死球はへたをすると命にかかわるので、どこのチームであれ、起きて欲しくないと思います。
よって、故意であってもなくても、頭部への死球は退場処分が妥当ではないかと個人的には考えます。
#本題(退場後の継投の件)からずれてしまいすいません。
のんき
投稿: のんき | 2013年5月 3日 (金) 06時56分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> いやいや、ルールではそうなってますが、すっぽ抜けでも頭部などに当たったら、危険球扱いされるのが、現状という印象ですけどね。
ルール通りに運用されていないとすれば、それが問題なのです。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 3日 (金) 01時06分
こんばんは。
>危険球で退場させられるのがイヤならコントロールを磨くべきです。すっぽ抜けなら危険球と判断されないという免責事項もあるのですから…。
いやいや、ルールではそうなってますが、すっぽ抜けでも頭部などに当たったら、危険球扱いされるのが、現状という印象ですけどね。
投稿: チェンジアップ | 2013年5月 2日 (木) 22時32分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> こんにちは。本題とは関係ないかも、ですが、危険球退場というは基本なくすべきでしょう。
> 試合の序盤にソレで退場されたら、試合が作れないですよ。
でも試合の序盤に主力打者が死球で退場させられたら、攻撃側のダメージも小さくないですよ。
この日の中村勝のケースはめったにないレアケースですし、危険球にペナルティは必要だと思います。
> で、私も当時、その試合を観てて、落合さんが「本音を言っていいですか?」と前置きして、「わざとぶつけましたね」と言ったので、その年で、テレビ朝日の解説を切られたという話。
> 講演で落合さんは、「だって上原コントロールいいもん」「狙ってるとこへ目がいくでしょ、普通」理由を述べてました。
まあ、それは本音と建て前というか、大人の世界というか…。
全国放送の視聴者に向けての“解説”を取るか、一回数百人の密室での“講演”を取るかと言う話にもなりますからね。
私は昨年落合の講演を二回聞いた以外にも例えば清武前代表のトークも二回聴いたし、駒田徳広の話も二回聞きましたが、一昨年までは講演とかトークショーとか、もっといえば選手や監督が自分のことを書いた著書もほとんど関心を持ちませんでした。
それは基本的に自分に都合の良い話しかしないから。嘘をつくとは言いませんが、都合の悪いことは言わなくていいわけですからね。
まあでもちょっと考え方を変えて、昨年から見聞を広めようとしましたが…。
> 実際、その試合では、審判が死球直後に警告試合にしましたし。審判も故意かどうか?は判断出来るから、故意でない限り、危険球退場にすべきではないです。
審判が故意か否かがわかると言いますが、それを客観的に証明できない以上、“危険球”というグレーな表現で故意でない死球も処分すべきだと私は考えます。
危険球で退場させられるのがイヤならコントロールを磨くべきです。すっぽ抜けなら危険球と判断されないという免責事項もあるのですから…。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月 2日 (木) 22時26分
こんにちは。本題とは関係ないかも、ですが、危険球退場というは基本なくすべきでしょう。
試合の序盤にソレで退場されたら、試合が作れないですよ。
去年の広島対巨人@倉敷マスカットでのOP戦でも、広島の投手が危険球退場してましたけどね。試合そのものを破壊してしまいますよ。
去年の落合博満講演会で、阪神・藤井のデットボールの話から、避ける避けないの話が展開されて。
昔、広島対巨人で、上原が西山にぶつけた云々を語られましてね。
で、私も当時、その試合を観てて、落合さんが「本音を言っていいですか?」と前置きして、「わざとぶつけましたね」と言ったので、その年で、テレビ朝日の解説を切られたという話。
講演で落合さんは、「だって上原コントロールいいもん」「狙ってるとこへ目がいくでしょ、普通」理由を述べてました。
私も当時、ワザとだと思いましたけど。
落合さんは「ペイ(北別府)も否定しなかった」と色々と。
当時、北別府さん、困ってましたけどね。
「うーん」みたいな。
落合さんは、その回が始まる前に「東京ドームの伏線があるから、上原はぶつける」とCMの時に予言してたという。
その東京ドームの方は観てないですけどね、私。事件?があった広島市民球場のソレは観た。
実際、その試合では、審判が死球直後に警告試合にしましたし。審判も故意かどうか?は判断出来るから、故意でない限り、危険球退場にすべきではないです。
投稿: チェンジアップ | 2013年5月 2日 (木) 12時00分