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2013年5月 2日 (木)

「生」観戦した野球場(60)-神戸総合運動公園サブ球場

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いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。だからどうしたと言われればそれまでですが。


毎月2日、2月にスタートしたマイセレクトベストナインを偶数月に、 敗戦処理。が生観戦したプロ野球- my only one game of each yearを奇数月に掲載していますが、今回は先月13日に初めてバファローズのファームの本拠地、神戸総合運動公園サブ球場で観戦しましたので、「生」観戦した野球場でいきます。【回想】敗戦処理。生観戦録-第36回 2007(平成19)編は7月2日に掲載予定です。


1974年3月に初めて後楽園球場でプロ野球を生観戦して以来、いろいろな野球場でプロ野球を観てきました。チケット代よりもはるかにかかる交通費をかけて北へ南へ…。社会人になって多少経済的に余裕が出てからは「十二球団の本拠地をすべて回ろう」と考え、それを2000年に達成してからは地方球場、ファームの試合を行う球場を積極的に回りました。そうしてついに60箇所に達しました。


なおバックナンバーは左欄のカテゴリー別から敗戦処理。が「生」観戦した野球場を選び、ダブルクリックして下さい。


60回 神戸総合運動公園サブ球場 観戦球場ファイル-60


バファローズのファームはほっともっとフィールド神戸の近くにある神戸総合運動公園サブ球場(通称神戸サブ)とあじさいスタジアム北神戸をホームゲームに使い分けている。明確に一方をファームの本拠地と定めている文献にたどり着いていないのだが、合宿所に近い事と、開催試合数が多いことから神戸サブ球場をファームの本拠地といって差し支えないと判断させていただいた。機会があればあじさいスタジアム北神戸にも足を運んでみたいものだ。なおスポーツ新聞などで神戸サブ球場を“神戸第二”と表記しているものもあるが、球場の正面入口に「神戸総合運動公園サブ球場」とあるので、本エントリーでは「神戸総合運動公園サブ球場」、「神戸サブ球場」と表記する。


4月14日、今季の日程で唯一、ファイターズが土日にほっともっとフィールド神戸での対戦が組まれており、日本で数少ない内外野天然芝の球場が好きな敗戦処理。は観戦予定を組んだ。訳あって前泊で乗り込むことにしたのだが、それならばと前日13日には神戸総合運動公園サブ球場で行われるウエスタン・リーグ公式戦、バファローズ対ドラゴンズ戦を生観戦することにした。

尚、この日は早朝に淡路島で震度6弱を記録する大きな地震が発生した日だった。そんな日にわざわざ東京からファームの試合を見に神戸まで行く方も行く方だと我ながら呆れるが…。バファローズの一軍はちょうどブルーウェーブ復刻企画を行っていて、ブルーウェーブ当時のユニフォームを着てプレー。当時のマスコット、ネッピーが姿を現したほか、三連戦それぞれにOBが来場してトークショーや始球式を行った。この日のOBは本西厚博だった。
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だがファームはあくまで現在のバファローズのユニフォームだった。


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ほっともっとフィールド神戸と同じ、神戸市営地下鉄「総合運動公園」駅が最寄り駅。
ただし改札を出て、ほっともっとフィールド神戸とは逆に左に回る。右に出てすぐのほっともっとフィールド神戸とは違い、歩いて7~8分くらいかかるが、すぐに神戸総合運動公園サブ球場にたどりつく。周囲はいわゆる工業団地群。


先に示した写真が唯一の入場口で三塁側スタンドの端に当たる。入口の看板によると、結構イベントも開催されているようだ。
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ちなみにこの日は五回終了後に子供たちが外野で100m走をしていた。といってもレフトからライトまで走るのではなく、50mでターンしていた。
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両翼
99.1m、中堅122m。これはほっともっとフィールド神戸に合わせたようだ。当時、合併前のブルーウェーブがグリーンスタジアム神戸を本拠地にしており、そのサブ球場として練習用兼ファームの試合場としたからと聞いている。外野が天然芝で内野は土。ナイトゲームの設備はない。一塁側に売店があるがカレーの専門店のようだった。
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駅前(ほっともっとフィールド神戸側)のローソンで調達した方がいい。ただお土産用のレトルトカレーを買うと選手の直筆サイン色紙をプレゼントしてくれる。リストから選べるとのことで、
2個買って高橋信二八木智哉のサイン色紙をもらった。店の人から「お客さん、日本ハムのファンですか?」と聞かれた。何でわかったのだろう?

基本、観客席はネット裏と一、三塁の内野だけ。外野席はない。一塁側、三塁側からブルペンが見えるのはありがたい。
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入場料は500円だった。まあこれだけの設備なら無料というわけにはいかないだろう。敗戦処理。はファームの試合といえども有料にすべきという持論の持ち主だけに、有料にし得る設備であるべしと考える。ファームの選手といえどもお客様からお金をもらっているという自覚を持つべきであり、そのためにはまず施設として有料に出来る施設が望ましいと思うのである。有料にしたらお客さんが減るというなら、それはその程度の野球しかしていないということだ。

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なお、この日は試合後にバファローズは打撃練習、ドラゴンズナインもランニングやストレッチなどを行っていたが、特に観客が追い出されることはなかった。

イースタン・リーグの本拠地に例えれば、ベイスターズの横須賀スタジアムと規模的に近いイメージがあるが、横須賀スタジアムのような地域との一体感が見られない。前述した通り工業団地の一角だし、元々がブルーウェーブ時代の本拠地、グリーンスタジアム神戸のサブ球場という位置づけだ。“サブ球場”という割には本球場から微妙に離れている。ただ敗戦処理。が観戦した時には後からほっともっとフィールド神戸でのバファローズ対ファイターズ戦が開催されたが、選手名を告げる場内アナウンスが聞こえてきた。贅沢をいえばきりがないが、ファームのホームグラウンドとしてはまずまずの球場だと感じた。

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