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2013年5月21日 (火)

敢えて言う。大谷翔平に“二刀流”を究めさせたいなら投打ともファームで腕を磨かせるべきではないか!?

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敢えて結果が出る前に書く。
23日の対スワローズ戦に一軍公式戦では初めて投手として先発のマウンドに立つというファイターズの大谷翔平の今後に関して。

結果はどうなるかわからないが、どんな結果が出ようと今後“二刀流”を究めようとするならば、投も打もファームで調整すべきだと思うので、早ければ初登板直後からでも登録を抹消してファームでの調整に専念して欲しいと敗戦処理。は思うのだ。


(写真:23日の対スワローズ戦に先発予定のファイターズ大谷翔平。左がオープン戦のゴールデンイーグルス戦に登板したときの大谷、右がオープン戦のドラゴンズ戦で本塁打を放つ大谷。ともに2013年3月撮影)



前回
16日のイースタン・リーグでの登板を現地で視察した栗山英樹監督直々の方針で一軍登板を前倒ししたそうだが、どうせやるなら、早いこと投手として一軍のマウンドに立たせ、そのうえで“二刀流”の本格化に向けてじっくりとファームで調整して欲しい。

現在の大谷は野手としては相手が右投手先発の試合を中心にライトを守ってスタメンで起用される事が多い。打撃成績も開幕戦の決勝打を始め、39打数12安打3打点で打率は.308と高校卒ルーキーとしては大健闘。凡退した27打数の半数である12個の三振を喫するなど、まだプロのレベルに追いついていない感じもある一方で、12安打のうちの5安打が二塁打という点に強打者の片鱗をうかがわせる。

ただこれまでは外野手としては一軍、投手としては二軍で実戦に出ていたのだが、投手大谷の登板前後に野手としての出場が出来ないという弊害も出ている。

例えば、イースタン・リーグ公式戦での初先発の4月11日は大谷の先発で大勢のファンが集まることを見込んで球場をロッテ浦和からQVCマリンに変更したこともあって(一軍の試合がナイトゲームで行われるので)午前11時試合開始だった。前日にファイターズの一軍は東京ドームでナイトゲームを行っていたが、大谷は不出場。ベンチ入りメンバーには名を連ねていたが、実際には試合中にベンチにはおらず、鎌ヶ谷市の寮に戻り、翌日の登板に備えていたという。大谷は一軍登録のままイースタンで先発。一軍の試合には登板前日、当日、翌日と不出場。再び一軍の試合に出たのはイースタン先発登板の翌々日で、この間、一軍は連戦だったため、三試合に欠場したことになる。

一軍復帰した試合で大谷はライトの守備で右足首を痛めてリタイヤしたが、次にイースタンで登板したのは5月7日のジャイアンツ球場でのジャイアンツ戦。それに先駆けて5月4日に一軍復帰を果たした大谷だったが、4日にライトで即スタメン出場したものの、翌5日と先発登板前日の6日には不出場だった。もっとも5日は相手ライオンズの先発がサウスポーの菊池雄星だったのでスタメンを外された模様。

7日のイースタンのジャイアンツ戦の先発登板を1イニングで切り上げた大谷は翌日からの札幌ドームでのゴールデンイーグルス戦のために札幌へ戻った。翌8日には九回表に1イニングだけライトの守備に付き、登板二日後の9日にはライトでスタメン出場。

そして栗山英樹監督が一軍デビューを決断した16日のイースタン、ライオンズ戦。

先発登板前々日に当たる交流戦開幕日の
14日、大谷はライトでスタメン出場。そして前日に当たる15日は不出場。この時もベンチ入りメンバーには名を連ねていたが、ナゴヤドームでのナイトゲームだっただけに翌日の鎌ヶ谷登板に備え一軍から離れていた可能性が高い。そして登板日は交流戦の移動日に当たったが、登板翌日も鎌ヶ谷に残留して調整。一軍戦のベンチには翌々日の18日から加わった。だがこの18日から昨日のジャイアンツ戦まで大谷は出場機会を得ていない。これまでのケースから考えると、明日(22)のスワローズ戦にも出場しないだろう。


ここまで書けば敗戦処理。が言いたいことはわかるだろう。大谷の“二刀流”には公休日が必要と言うことなら、投手としてはともかく野手としてはデメリットも決して少なくないのではないか。ましてや、野手としては一軍、投手としては二軍という調整は一軍と二軍の本拠地が最も離れているファイターズでは時間的な無駄が大きいと言わざるを得ない。ならば、大谷“二刀流”大願成就のためにはファームで投手としての登板と野手としての出場のサイクルを決めて経験を積み重ねて、双方ともに一軍のレベルになった時点で一軍で“二刀流”を実践する方がチームにも大谷にも有効なのではないか?いわば“急がば回れ!”という発想である。

特に現在、交流戦が行われているが、長くても四日間しか試合が続かない交流戦期間には各球団は先発投手の登録人数を減らし、その分救援投手を手厚くするか、野手を増強するのが常套手段。だがファイターズは交流戦期間でも捕手二人制で臨んでいる。あろうことか、交流戦開幕の前日に捕手の近藤健介を抹消して捕手を三人から二人に減らした。これを大谷登録のしわ寄せとは言わないが、アンバランス感は否めない。交流戦期間の飛び飛び日程を上手く利用して大谷の公休日を試合の行われない日に合わせるなどの工夫も出来るかもしれないが、大谷が先発登板するにもかかわらず、それによって先発登板が飛ばされるであろう鍵谷陽平谷元圭介のいずれも登録を抹消していないのもちぐはぐな感じがする。少なくとも大谷先発後の24日に大谷を登録抹消して近藤の再登録をすすめたい。

ファイターズは近年、鎌倉健、須永英輝、ダルビッシュ有、木下達生、吉川光夫、豊島明好、中村勝と高校卒ルーキー投手を一年目から一軍を体験留学させている。だから大谷の投手としてのイースタンでの成績が今一つであっても、一軍でチャレンジさせてみるという発想を敗戦処理。は否定しない。だが、誰もやったことのないような“二刀流”の夢に挑むのなら、むしろ多少時間がかかってもかまわない。二兎を追って二兎を得て欲しいのだ。そのために必要なことは二本の刀双方のレベルアップ。それが今のような一軍と二軍を行ったり来たり、試合に出たりでなかったりで可能なのだろうか…。

もちろん外野の守備も磨かなければならない。4月に東京ドームでのゴールデンイーグルス戦にライトで出場した際にはイニング間の投球練習間のキャッチボールで杉谷拳士に捕球からスローイングの流れを身振り手振りで教わっていた。これには驚いた<苦笑>。
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ライトの守備位置からのレーザービームはさすがに投手だなと感心させたが、いかんせん送球の弾道が高い。カットマンに投げていないことが一目瞭然で後ろにいる走者に進塁されやすいように思えた。要はそういう教育がまだ行き届いていないのではと思った。もっとも、その後イースタンでライトの守備に付いた試合を見たときには低い送球を見せていた。

もちろん打撃も、三割をマークしているとはいうものの超一流の田中将大には手も足も出なかったし、左投手である菊池にも苦もなく捻られていた。
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これももっともっとレベルアップを目指して欲しい。ファームで可能な限り多くの打席に立って欲しい。


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将来的に投手として先発ローテーション入りするようになっても、六連戦ベースで考えるなら、先発登板日の前後どちらかに試合がない火曜日か日曜日に先発させれば野手4日、投手1日の出場ペースが可能になる。初めに大谷ありきのローテーションを組まざるを得ないジレンマに突き当たるかもしれないが、試合に出られない公休日を一日だけにすることが出来る。


課題はいろいろあるだろう。一つずつ改良していけばいいのだ。「今でしょ!」である必要は無いと思う。鎌ヶ谷で弾丸ライナーの本塁打を、東京ドームで時速157kmを見た敗戦処理。としても大谷の“二刀流”大願成就の夢の可能性を見たいのだ。繰り返しになるが、大谷には二兎を追って二兎を得て欲しいのだ!

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コメント

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> 落合さんが日刊スポーツのコラムで、「投手としてはファーム、野手としては一軍で調整してるのが、問題。と書いてましたね。

読みましたが、落合が書くより先に私も書いてますよ。

> あと高校生の大谷が投げてるという印象。素質のままで投げてると。

だから何だっていうのですか?

落合を信奉するのは構いませんが、落合がこう言っていたからこう、ではなく自分の言葉で自分の意見を表明していただきたいものです。

著名な人が言ったことをなぞって、バックボーンにするのなら後追いで誰でも言えます。

> 投手での調整が主にファームなのは、やっぱ、ファームでは負けてもいい、ということなんだと思いますよ。

そりゃ、一軍に比べれば勝敗にこだわる比重は低いですよ。

だからといって、一軍と二軍を行ったり来たりの調整で良いのか?というのが元の問題提議です。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月13日 (木) 01時13分

こんにちは。落合さんが日刊スポーツのコラムで、「投手としてはファーム、野手としては一軍で調整してるのが、問題。と書いてましたね。
 あと高校生の大谷が投げてるという印象。素質のままで投げてると。

 これについては藤浪にも言えると思いますけどね、私。

 投手での調整が主にファームなのは、やっぱ、ファームでは負けてもいい、ということなんだと思いますよ。

投稿: チェンジアップ | 2013年6月12日 (水) 07時56分

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> ノムさんは、阪神監督時代に新庄に二刀流をさせようとしてた。キャンプではブルペンで投げさせて足し、紅白戦だったか練習試合で投げた、確か。

ジャイアンツとのオープン戦で、とてもプロとは思えないフォームで投げてましたね、打者が皆怖がっていた。

とてもオールスターでイチローがマウンドに上がって松井を引っ込めた人とは思えない…<苦笑>。

でもイチローをマウンドに上げた仰木監督も、ライオンズがデストラーデに投手をやらせたら、ニール(だったかな、当時の主力選手)に控えの選手を代打に出しましたな。

みんな、本音と建て前の中で生きているのですね。

イチロー登板で印象に残っているのはテレビ朝日の解説の大下剛史のコメント

「(イチローにマウンドを譲る)西崎は文句もいわず、えらいね…」

投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月 4日 (火) 22時57分

こんばんは。ノムさんは、阪神監督時代に新庄に二刀流をさせようとしてた。キャンプではブルペンで投げさせて足し、紅白戦だったか練習試合で投げた、確か。
 サンデースポーツで、星野当時中日監督が批判してたけど。

 そのことは忘れたのだろうか?批判するってことは。

投稿: チェンジアップ | 2013年6月 4日 (火) 22時12分

チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。

> 相変わらず、どっちかにしろ!という評論家とかも居ますけどね。
張本、豊田、ノムさん。

まあ意見はいろいろあっていいと思います。逆にこの三人が「二刀流素晴らしいですね」とか言い出したら気味が悪い<笑>。

ちょっと横道に逸れますが、豊田さんは小笠原と中村紀洋がパ・リーグで頭角を現した頃に週刊ベースボールの連載で“ただ振り回しているだけの選手に本塁打や打率でタイトル争いをするほど打たれるようではパ・リーグの投手はレベルが低い”と書いていたのを読んで以来、この人が日本経済新聞でいくら立派なことを書いていても少なくとも私には響いてきません。

> どっちも一軍で結果出してますからね、大谷。私は落合さんの「本人の気が済むまで」に賛成だけど。

今日は先発でプロ初勝利。そろそろ初本塁打が見たいですね。あの鎌ヶ谷での中日・山内からの一発を上回るような豪快なのを見たい!

今日の登板をリアルタイムでは見ていないのですが、武田勝なら負け投手になる内容だけど、打線が援護したようですね。でも高校卒ルーキー投手が一年目に一軍で5回3失点で投げきること自体凄いですからね。

> ブログにもあるとおり、札幌と千葉という風に離れてるのが、ネックなんですよね。
近かったら、昼はファームで夜は一軍で、みたいな事も出来るんですが・・・。

そう思うのですよ。

大リーグに行くとか言ってたから他の球団が指名を見送ったのをファイターズが“二刀流”を口説き文句にしたりして丸め込んだのでストレートに否定する人は少ないかもしれないですが、“二刀流”に挑むには最も難関な球団なのかもしれません。

それで私はファームでじっくり鍛えてと書いたのです。物理的条件が良いとは言えないので、その分時間をかけてと。近年のファイターズの主力選手はほとんどその方法で自分のポジションをつかんできましたからね。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月 1日 (土) 19時46分

こんにちは。相変わらず、どっちかにしろ!という評論家とかも居ますけどね。
張本、豊田、ノムさん。

どっちも一軍で結果出してますからね、大谷。私は落合さんの「本人の気が済むまで」に賛成だけど。

ブログにもあるとおり、札幌と千葉という風に離れてるのが、ネックなんですよね。
近かったら、昼はファームで夜は一軍で、みたいな事も出来るんですが・・・。

投稿: チェンジアップ | 2013年6月 1日 (土) 16時27分

tsuchi様、コメントをありがとうございます。

> しかし、現実としては今のままの起用方がきっと続くのはではないかと思います。フロントの意思かコーチ陣の意思か本人の意思かはわかりませんが。

おそらく、それが現実だと思います。

で、先に書いたわけです。

> 私は通用したのであれば投手としても打者としても1軍でというのある程度賛成できます。1軍とファームの移動が今後は不必要になり、完成はしていないがその時点でプロトタイプ二刀流と言えるかもしれないので。

ウルフまでローテーションから離脱したことを考えると、消去法でも大谷が残ってしまう可能性がありますね。ケッペルの復帰が近いという情報もありますが…。

> 一番良くないのは現状の打者としては1軍、投手としてファーム(打者としてファーム、投手として1軍だったとしてもですが)2つに分けられている状態だと個人的に思ってます。

純粋に野手としての大谷を戦力として必要としているというのもあるかもしれませんが、ここはじっくりファームで鍛えて欲しいと思います。

投稿: 敗戦処理。 | 2013年5月22日 (水) 22時50分

2月のキャンプインの時、2軍の国頭スタートで、その後もGAORAのキャンプ中継で見てましたが国頭でじっくりやっていたので正直今年はシーズン後半にお試し昇格がある程度かなと考えておりました。
良くても去年のホークスの武田翔太のように7月位に登板、打者としてもその際に同じくお試しで代打がある程度かと考えてました。
しかし、実際は開幕で野手としてスタメン、この時期に1軍先発となってかなり早い段階で1軍を経験しています。これはこれで素材としてある程度通用してはいますが敗戦処理さんの仰る通りでレベルアップする環境としては少し厳しいと感じます。
1軍、2軍で移動することを考えるとやはりファームでじっくりやってほしいなと思います。
しかし、現実としては今のままの起用方がきっと続くのはではないかと思います。フロントの意思かコーチ陣の意思か本人の意思かはわかりませんが。
そして仮にヤクルト戦で好投した場合は投手としても打者としても1軍でということになるかもしれません。
私は通用したのであれば投手としても打者としても1軍でというのある程度賛成できます。1軍とファームの移動が今後は不必要になり、完成はしていないがその時点でプロトタイプ二刀流と言えるかもしれないので。
とはいえ、そうそううまくいくとは思えませんので、ファームでじっくりが最も良い選択に思えます。
一番良くないのは現状の打者としては1軍、投手としてファーム(打者としてファーム、投手として1軍だったとしてもですが)2つに分けられている状態だと個人的に思ってます。

投稿: tsuchi | 2013年5月22日 (水) 02時18分

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