加藤良三コミッショナー、本当に万事休す!
11日に行われた日本野球機構(NPB)と労組日本プロ野球選手会の事務折衝で、2011年から導入している低反発の統一球の反発を今季から変えていたことが判明した。昨年の抜き打ち検査で反発係数の基準の下限を下回る反発係数のボールがあったことから、製造元であるミズノ社に微調整を求め、今季から新しいボールを使用していたという。また、NPBの事務局は製造元のミズノ社に対し、問い合わせを受けても「全く変わっていない」と答えるよう、口止めしていたという。
NPBの加藤良三コミッショナーは12日、記者会見を開き謝罪をしたものの、自らも前日まで報告を受けておらず、知らなかったと言い放った。
(写真:敗戦処理。が所有する、加藤良三コミッショナーの署名入り統一球。)
拙blog8日付加藤良三コミッショナー、万事休す!?では、加藤良三コミッショナーが肝いりで進めようとしているものの頓挫しそうな来季のNPB開幕戦のアメリカでの開催が、同コミッショナーの就任当初からの念願であったことを明かし、それが非現実的な計画であるという点で“万事休す”という表現を用いたが、もっと根本的な責任問題が浮上した。
2011年から導入された、いわゆる“統一球”はそれまで各球団がメーカーと契約して主催試合にボールを投入していたため、反発係数の基準は満たされているにしても、その範囲の中で比較的飛ぶボールや飛ばないボールがあることによるばらつきが見られた。このばらつきを“統一”することと、国際大会で使用されるボールにより近いものにするという趣旨で十二球団統一の低反発球がスタートしたはずだ。
ところが、今春のWBCではNPBの“統一球”が大会球と異なって投手は特有の調整法を強いられるなどの問題点が具現化していた。そしてWBCが終了して迎えたレギュラーシーズンでは昨年、一昨年と比べて本塁打が量産され、開幕早々にしてファンや関係者から「今年のボールは昨年までのものと違うのではないか」との声が出始めた。敗戦処理。も開幕して二週目の東京ドームでのジャイアンツ戦の中継を見て「今年の東京ドームはボールがよく飛ぶな…」等のツイートをし、多くの反響があった。マスコミも特集したりしたが、NPBも製造元のミズノも変更の事実はないと否定していた。
ゴールデンイーグルスの嶋基宏をトップとする日本プロ野球選手会は当事者として異変を感じており、NPBに対し指摘していたが、この日の事務折衝でついに白状した。
既に多くの人が声を挙げているように、多くのファンが憤りを覚えるのは反発を内緒に微調整していたこともさることながら、メーカーを交えて口止めをして事実を隠蔽していた点だろう。今日(12日)の加藤コミッショナーの会見によると、下田邦夫事務局長らごく一部の人間のみが知り得たということだが、その通りに受け止めるファンは少ないだろう(前日11日の下田事務局長の会見ではコミッショナーに報告した上での変更とのことだったが、この日は訂正<苦笑>)。
ここで見落とされがちだが見落としてはならないなのは、昨年の抜き打ち検査で反発係数の基準の下限を下回るボールが出たということ。つまり“飛ばないボール”どころか“飛ばなさすぎるボール”が使われていたことだ。
一般的には抜き打ち検査というものは、それで異常値が出たとしたら、検査の対象範囲を広め、異常値のものが含まれている割合を調べ、異常なものを正常なものに差し替えることを可能な限り行うはずだ。公式戦で使われるすべてのボールに対して調査をすることが困難だから抜き打ち検査なのだろうが、抜き打ち検査で異常が発見されながら、そのシーズンは異常かもしれないボールが含まれている可能性がありながらその事が明らかにされずにルール違反のボールが使われ続けたということが問題なのである。何のための抜き打ち検査なのかということだ。
本来一部のものをピックアップして検査をするのなら、その中から異常が見つかったら、どこで使っているボールに異常なものが含まれているか追跡調査できるようにしてあるべきで、そのためには画一的なコミッショナーのサインを印刷するのでなく、トレースアビリティーが利くような識別番号を入れるべきであろう。コストの面でそれが不可能ならば、せめてコミッショナーが責任を取る羽目になっても使用できるように<苦笑>、コミッショナーの個人名ではなく、組織の実印仕様を印刷するべきだ。
事務局の説明を型どおりに信じるとしたならば、2011年から今までよりは飛ばない反発係数に固定したボールを“統一球”としたが、二年目の昨年に抜き打ち検査をしたら基準範囲の下限を下回るものが出たので、新たに反発の度合いを高めたボールを作らせたということになる。そしてその新しいボールが浸透したため、今季は本塁打が量産されたり、昨年や一昨年に比べて打者有利な結果が出たということになる。
これまたおかしな話で、異常値が出たなら異常値以前の状態に戻さなければならないと考えるのが普通なわけで、“飛ばなさすぎるボール”が混在しているのならば“飛ばないボール”に戻す指導をすればよいわけで、“飛ぶボール”に変更するというのは詭弁である。どこが“微調整”なんだ!?ということだ…。
統一球を導入したは良いものの、本塁打が減産され、点の入らない試合が増えることにより、ファンを魅了する野球が出来にくくなったと感じる傾向があり、錦の御旗であった国際大会球に準ずるという点でもWBCで適応出来なかったことでNPB統一球の存在意義は極めて薄くなった。ならばせめて、導入以前並みのホームランや得点レベルに戻させてファンの目先の不満を緩和させようとしてメーカーに秘密裏に微調整を求めたが、そもそも選手や球団にすら秘密裏に行ったため、適した微調整が出来ず、多くのファンが疑問視するほどの違いが具現化してしまったのではないか?これはすべて邪推の域を出ていないが、「知らなかった」、「不祥事を起こしたとは思わない」という今日のコミッショナーの開き直ったかのような会見を見て、ひねくれ者の敗戦処理。は憶測を重ねざるを得ない。政治家の「秘書がやったこと」という詭弁と同じにうつるからだ。
また百歩譲って加藤コミッショナーが本当に知らなかった、タッチしていなかったとして、自分の署名を入れて「このボールは基準を満たしていますよ」と認めていることへの責任をどう取るのかということである。責任者が印鑑を押した書類の内容を「私は知らない」といって通用するはずがない。この署名が押されたボールはいかに大量生産されているとしても、加藤コミッショナーが責任を持つボールなのである。
もっと邪推を働かせれば、そもそもこのボールは統一球というほどには統一されていないのではないかということだ。統一球導入以前のNPB公認球の各メーカー間のシェアを理解していないが、これまで複数のメーカーで製造していた十二球団分のボールをミズノ社は一社で製造していることになる。だが、精度の高い反発係数の数値の範囲のボールの大量生産が利かないのではないかということ。“統一球”と謳う以上、一社で作られないと説得力が弱い。最大手のミズノ社に委託したものの、今まで以上の大量生産体制の中で、不良の発生がより多く散見されるようになり、是正するにしても“飛ばない”方向ではなく“飛ぶ”方向に修正せざるを得なかったのではないか。つまり、ミズノ社ではあるいは日本ではアメリカ大リーグやWBC並みのボール(ローリングス社製とのこと)を統一できないというのが実態、あるいは限界なのではないか…。
こんなことまで疑うのは、これまた既に一部から意見が出ているが、ミズノ社はスポーツメディアにとっては大きなスポンサーであり、メディアは選手のアンケートなどで「今年のボールは昨年までと違うのではないか?」といった声を拾い上げる程度はしても、実際に昨年のボールと今年のボールを検査機関に持ち込んで検証するといった踏み込んだ企画までは出来ないから特集を組んでも寸止めという形だったのではないかという推測が出ているからだ。言うまでもないが、マスメディアにとってスポンサー企業の疑惑に切り込むのは最もリスクの高い取り組みだ。
敗戦処理。ですらこの程度の疑念を持つのだから、純粋な野球ファンをだました罪は大きい。加藤コミッショナーの「知らなかった」、「選手が適応した」を素直に信じることは出来ないが、ならば誰が何の意図で“飛ぶボール”に仕様変更させ、それを隠蔽しようとしたのか、下田邦夫事務局長に責任を持たせることが単なるトカゲのしっぽ切りでは意味がない。それらの因果関係を全て明らかにした上で、では統一球の飛び方はどのくらいが適切なのかという話になって、いつからその最適球に変えるのかと言うことだ。そこまでやり遂げることが加藤コミッショナーの“責任”だと敗戦処理。は思う。
多くのファンがボールの異変を疑う中、「打者が三年目で適応出来るようになったのではないか」という意見の持ち主のファンも少なからずいた。そんな性善説というか、気候を信じたファンの信頼を裏切った罪は大きい。加藤コミッショナーは「不祥事ではない」と言い切ったから責任を取って辞任する気などさらさらないだろうが、責任を取ると言うことは問題を解決することであると敗戦処理。は思う。今後ファンやマスコミからの追求が激しくなり「公式戦の真っ最中に混乱を来したことの責任を取る」などと責任の所在をあやふやにして辞任する可能性はなくはないが、それは現実逃避に過ぎない。トップにはトップの責任の捕り方があるという論調でマスコミも責めてほしい。
まあ、これでジャイアンツとタイガースのアメリカでの開幕戦どころじゃないな…<苦笑>。
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コメント
のんき様、コメントをありがとうございます。
> 本文とは直接関係ないコメントを書いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
いえいえ、そういう感想をお持ちになったということで。
ただ私には全くその視点がなかったので、別の問題かと。
> 削除していただいてもよいです。
そこまでは考えていません。
> 次回、コメントを書くときには、本文と対応がつくように注意して書くようにいたします。
私の書き方もきつかったかもしれません。これからもよろしくお願いします。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月20日 (木) 00時24分
敗戦処理。様、こんばんは。のんきです。
本文とは直接関係ないコメントを書いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
削除していただいてもよいです。
悪いくせで、思考が飛んでしまいました。
次回、コメントを書くときには、本文と対応がつくように注意して書くようにいたします。
のんき
投稿: のんき | 2013年6月19日 (水) 21時51分
のんき様、コメントをありがとうございます。
> 今年のホームラン数の増加は、個人的には、審判のストライクゾーンが狭くなったためだと思っていましたが、やはりボール自体が原因だったのですね。
そういう目で見ていなかったからかもしれませんが、気付きませんでした。エントリーではボールの変更の件を取り上げました。
> 特に、今年は、外角のストライクゾーンがボール1個または1個半くらい狭くなった気がします。
こちらに書かれても何ともいたしがたいので、例えばfolomyあたりにお書きになったらいかがですか?
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月16日 (日) 18時03分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> >2008年7月の就任で任期が二年間ということですから2014年6月まででは?
> 08+2年だと10年ですけど、書き間違いですよね?
いえ、書き間違いではありません。再任されていますから。
調べ直しましたら、加藤コミッショナーが就任した2008年時点の野球協約では任期が三年になっていましたが、翌2009年に野球協約の改定があって任期が二年間に改まっています。加藤コミッショナーの任期は2008年に遡ってそこから二年間と解釈されたっようで2010年、2012年に再度選定されてきました。
現時点での任期は2014年の7月11日だそうです。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/13/kiji/K20120713003666380.html
> 原監督のコメントを見れば、本当の犯人は誰か?というのが見えてきますけど。W氏が言い出しっぺだと思いますけど。
どうでしょう!?
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月16日 (日) 17時13分
敗戦処理。様、こんにちは。のんきです。
今年のホームラン数の増加は、個人的には、審判のストライクゾーンが狭くなったためだと思っていましたが、やはりボール自体が原因だったのですね。
特に、今年は、外角のストライクゾーンがボール1個または1個半くらい狭くなった気がします。
これは、コントロールで勝負する投手には不利になると思います。例えば、内海、杉内、菅野など、ストレートは140km/h そこそこでも変化球のコントロールで勝負する投手は、外角ぎりぎりのたまをボールと判定されて、不思議な顔をしていたのをよく見かけました。
本来ならストライクになる球をボールと判定されて、カウントを悪くして、ストライクを取りに行った甘い球を痛打されるという連続だったと思います。
むしろ、外国人投手を代表とするストレートはめっぽう速くて、コントロールは適当という投手の方が、良い成績を残している気がします。
ボールはこのままでよいので、ストライクボールを正しく判定して欲しいと願っています。
加藤コミッショナーはたとえ知らなかったとしても、解任はやむなしと考えます。
P.S ボール問題が発覚した直後からストライクゾーンが元に戻った気がします。
投稿: のんき | 2013年6月16日 (日) 12時57分
書き忘れたので、加えますが、原監督のコメントを見れば、本当の犯人は誰か?というのが見えてきますけど。W氏が言い出しっぺだと思いますけど。
投稿: チェンジアップ | 2013年6月16日 (日) 10時38分
こんにちは。
>で、今年はHRが増えて、面白いという意見をこの2,3日観ますけど、私なんかは、去年までの方が良いですけどね。
私もどちらかというと昨年までの方がいいですね。
今日、Sモーニングで張本が言った事が、私とほぼ同じだった(笑)
個人差はあるけど、西武中村はちゃんとHRを打ってたんだから、打者の技術の問題ですよね。
>2008年7月の就任で任期が二年間ということですから2014年6月まででは?
08+2年だと10年ですけど、書き間違いですよね?
投稿: チェンジアップ | 2013年6月16日 (日) 10時31分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> ダルビッシュのツイートが秀逸。私はツイッターやらんですけど、紹介記事読んで、受けた。
私も読みましたけど、あの程度のことはファンもツイートしている。別にダルビッシュが言ったからどうこうとは私は感じませんでしたけどね。
ただ、日本とアメリカ双方でプレーのダルビッシュの感想は傾聴に値するでしょうね。
> 10年までの飛びすぎると11.12年の飛ばなさ過ぎる球の中間ぐらいみたいですけどね。
で、今年はHRが増えて、面白いという意見をこの2,3日観ますけど、私なんかは、去年までの方が良いですけどね。
私もどちらかというと昨年までの方がいいですね。
ボールが変わっていないと信じていたファンは打者が適応したのではと考えていたと思いますが、推測ですが昨年までのボールを使っていても今年は打者が昨年までよりは適応していたと思うからです。
ただ、基準の下限よりしたのものが多かったとなると、昨年までのボールもアウトでしょう。
> ところで、加藤Cの任期っていつまでなんですかね?
2008年7月の就任で任期が二年間ということですから2014年6月まででは?
前回の更新時には満場一致でなく意見が二分しましたね。震災のあとの日程問題でセ・リーグの回し者みたいな対応をしたからでしょう。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月15日 (土) 23時52分
おはようございます。
広澤に言わせれば、昨夏から飛び出したそうです。
下田氏が、加藤Cに昨年7月に相談したとコメントしてますし、辻褄合いますね。
ダルビッシュのツイートが秀逸。私はツイッターやらんですけど、紹介記事読んで、受けた。
10年までの飛びすぎると11.12年の飛ばなさ過ぎる球の中間ぐらいみたいですけどね。
で、今年はHRが増えて、面白いという意見をこの2,3日観ますけど、私なんかは、去年までの方が良いですけどね。
HRのバーゲンセールみたいな試合はあまり好きじゃないですね、私。まあ、好みの問題ですけど。
ところで、加藤Cの任期っていつまでなんですかね?
投稿: チェンジアップ | 2013年6月15日 (土) 04時50分
チェンジアップ様、コメントをありがとうございます。
> こんばんは。本当に万事窮すと言われても、本人は全くそう思ってないみたいですけどね。
最初の12日の会見に比べると、今日(14日)は多少トーンが落ちてましたね<笑>。
きちんと後始末だけはしてほしいです。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月15日 (土) 00時31分
じゃが様、初めまして。コメントをありがとうございます。
> 昨年までのボールは抜き打ち検査の結果、反発係数の”平均”が基準の加減を下回っていたというひどい状況だったようです。単純に考えて、使用球の半数以上が違反球だったということでしょう。「違反球があった」というレベルではないですね。ずさんもいいところです。
そもそもボールが不良品だったということを、見落としている人が散見されますが、ここが第一のポイントだと思います。
> これはネットで見た情報で事実確認はしていませんが、ミズノ一社独占になったあと、製造を中国製のみにしたとか....劣化の原因と考えられなくもないです。
それは知りませんでしたが、今まで複数のメーカーで十二球団分のボールを扱ってきたものを一社に“統一”した訳ですから、まあそれが可能なのはミズノ社だけなのかもしれませんが、その結果がこれですからね。
> まぁそれだけひどい状況だったということですね。
その一点だけをみれば、非はミズノにのみあり、NPBには非はなかった....といってもいいのかもしれません。
が、隠蔽工作をしてしまったがゆえ、NPBも共犯になってしまいましたね。
その通りだとしても、私は発注側にも責任はあると思います。
しつこい様ですが、“統一球”という以上、一社に統一しなければと考えるのは普通ですが、その能力がないのであれば、複数のメーカーに発注し、トレースアビリティーが可能な形にし、その実態を公表すればいいと思います。
競争の原理を考えると、一社購買は極めて危険です。アメリカ大リーグのボールはローリングス社製に“統一”されているそうですが、日本でそれが出来ないのであれば固執することはないと思います。
> 加藤良三のコミッショナー人生も、もう終わりでしょう
きちんと後片付けをした上で退場していただきましょう。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月15日 (土) 00時28分
こんばんは。本当に万事窮すと言われても、本人は全くそう思ってないみたいですけどね。
怒りを通り越して笑っちゃうぐらいただただ呆れるしかない BY 小泉純一郎
という感じです。
投稿: チェンジアップ | 2013年6月14日 (金) 21時30分
こんにちわ。初めて書かせていただきます。
昨年までのボールは抜き打ち検査の結果、反発係数の”平均”が基準の加減を下回っていたというひどい状況だったようです。単純に考えて、使用球の半数以上が違反球だったということでしょう。「違反球があった」というレベルではないですね。ずさんもいいところです。
で、これはネットで見た情報で事実確認はしていませんが、ミズノ一社独占になったあと、製造を中国製のみにしたとか....劣化の原因と考えられなくもないです。
NPB機構の指示として反発係数を上げるように指示したのは、反発係数の平均値を基準値以内にするという当たり前の状態にするようにしたということでしょう。単純な理由であって、野球を面白くするためとか、そういう理由ではなくて、ただ単にルールの範囲内におさめようとしたっていうことでしょう。
まぁそれだけひどい状況だったということですね。
その一点だけをみれば、非はミズノにのみあり、NPBには非はなかった....といってもいいのかもしれません。
が、隠蔽工作をしてしまったがゆえ、NPBも共犯になってしまいましたね。
なにより加藤良三の責任を部下に押し付けるその行為のひどさには呆れるばかりであり、リーダーシップのかけらもなく、すでに各球団から嘆きの声が聞かれている状態。(原監督、中畑監督、高木守道監督など比較的保守側、コミッショナー側かと思えるような方々からも辛辣な声が出ています)
こんなんでNPBを引っ張っていけるか?というとNOでしょう。
保身を考えてあのようなひどい会見をしたのでしょうが、完全に裏目に出ましたね。
加藤良三のコミッショナー人生も、もう終わりでしょう
投稿: じゃが | 2013年6月14日 (金) 03時07分
jiRo様、お久しぶりです。コメントをありがとうございます。
> 最後はナベツネ出てきて一喝、ですかねぇ…
どっちの意味でですか?
地上波テレビ視聴率などの盛り上がりのために、圧力をかけてボールを変えさせたという邪推もあります<笑>。
で、何かあったら自分がトカゲのしっぽ切りで首になると気付いた事務局長が、最初からそういうリスクも考えてコミッショナーを道連れにしようとしてボールに署名を入れることを勧めたと…。
信じるか、信じないかは皆さん次第です<笑>。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月14日 (金) 00時02分
てきとう様、コメントをありがとうございます。
> これだからブサヨはダメですねw
ごめんなさい、意味がわかりません。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月13日 (木) 23時57分
シュボ様、コメントをありがとうございます。
返信遅くなってすみませんでした。
> 今回の事実があるにも関わらず反省する気も見せず知らなかったと、
自分には非がない事をアピールし、不祥事ではないとまで言い切ったこの会見に危機意識のなさを感じます。
敗戦処理さんは政治家で例えられておりましたが、最近であれば食品偽装や生肉の問題での企業の会見も
確かに政治家だけではないですな<苦笑>。というか、典型的な、批判される官僚的開き直り…。
> 検査体制にしても問題があったから来年から変える。というのは敗戦処理さんが仰っていた通り問題です。
これが狂牛病の検査であったなら問題ある牛肉がありましたので来年から対処しますと言っているようなものです。
そうなんですよ。抜き打ち検査の意味がないでしょ。
抜き打ち検査で引っかかるボールが出てきたら、○○の球場で使うボールは要再検査だとか、すぐに対策に動けるようでないと、そもそも抜き打ち検査の意味がないと思うのですよ。
コミッショナーの署名を入れるくらいならトレースアビリティーがきくような識別記号を付するべきで、それをせずにコミッショナーの署名を入れているということはコミッショナーがそのボールの正常さを保証しますと言っているのと同じだと思います。
しかるに、もっと責任を感じてほしいと。
> そして、最後にこの統一球はNPBだけではなくIBAFの国際大会やキューバリーグでも使われていること。
NPBの中だけで調整したので公表しませんという論理は通用しないと思います。
去年までのボールであれば世界に基準値以下の粗悪品を輸出し、今年は去年と違うものを何も言わずに輸出した事になるのですから。
エントリー執筆時にはそこまで気付きませんでしたが、大問題ですね。
投稿: 敗戦処理。 | 2013年6月13日 (木) 23時38分
最後はナベツネ出てきて一喝、ですかねぇ…
この老人方は時の流れを感じないようです。
投稿: jiRo | 2013年6月13日 (木) 21時07分
これだからブサヨはダメですねw
投稿: てきとう | 2013年6月13日 (木) 01時57分
加藤コミッショナーの会見を見ましてマシソンと大谷の全力ストレートを
ぶつけてやりたいと思いました。
そんな冗談は置いときまして(その位の憤りはありますが・・・)、
今回の事実があるにも関わらず反省する気も見せず知らなかったと、
自分には非がない事をアピールし、不祥事ではないとまで言い切ったこの会見に危機意識のなさを感じます。
敗戦処理さんは政治家で例えられておりましたが、最近であれば食品偽装や生肉の問題での企業の会見も
こういう上から目線や嘘とわかる会見をした企業はその後に消えていきますし、反省の色がなかった事が残念です。
検査体制にしても問題があったから来年から変える。というのは敗戦処理さんが仰っていた通り問題です。
これが狂牛病の検査であったなら問題ある牛肉がありましたので来年から対処しますと言っているようなものです。
今年の試合を見ていて試合の感覚として個人的には丁度良いと感じていました。
昨年までが基準値を下回るボールがあったので改善したという事をシーズン前に選手にもファン公開していればここまでの問題にはならなかったと思います。
そして、最後にこの統一球はNPBだけではなくIBAFの国際大会やキューバリーグでも使われていること。
NPBの中だけで調整したので公表しませんという論理は通用しないと思います。
去年までのボールであれば世界に基準値以下の粗悪品を輸出し、今年は去年と違うものを何も言わずに輸出した事になるのですから。
このボールをメジャーでも使ってもらいたいと言っていた加藤コミッショナーにはほとほとあきれてしまいます。
投稿: シュボ | 2013年6月13日 (木) 01時09分