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2013年6月25日 (火)

やっぱりイナバ!東京ドームが揺れた、応えた決勝打!

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ファイターズが東京ドームに帰ってきた。今日
(25)から二日間、今季二度目のファイターズの東京ドーム主催試合。試合は終盤までファイターズが1対2と劣勢だったが、タイムリーエラーで追いついた後の二死満塁から稲葉篤紀がタイムリーを放ち逆転勝ち。

野手登録の選手をベンチに二人残すだけという総力戦を制してファンに取っては気分の良い試合だった。


(写真:八回裏に決勝打となる勝ち越しタイムリーを放ち、大塚光二一塁コーチと喜び合う稲葉篤紀)


初回の先制点を序盤で引っ繰り返されたものの、その後何とかしのぎ、最後に引っ繰り返すという、ファイターズファンにとって見応えのある試合となった。


ホークスはファイターズに強い山田大樹を先発に立てたが、今日のテーマ「アジアンフェスタ」のシンボルプレーヤー陽岱鋼が一回裏から大暴れ。センター前安打を放つと、二盗、三盗を相次いで決め、無死三塁。一死後、ミチェル・アブレイユのセンター左へのタイムリー二塁打でファイターズが先制。
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しかしこの後、追加点を取れそうで取れなかった。そうこうしているうちに三回表、ファイターズ先発のブライアン・ウルフが内野安打二本とセンターへのヒットで一死満塁のピンチを迎えると内川聖一にライトへ逆転のタイムリーを浴びた。見た感じは一塁手のマイカ・ホフパワーのトンネルに見えたが判定は安打だった。

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これで山田がどんどん調子を上げるだろうと思っていたが、ホークスは山田が勝利投手の権利を得る五回を投げきると六回から継投策に入った。

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六回を五十嵐亮太が抑え、七回を岩嵜翔が抑えて2対
1のまま八回裏にはブライアン・ファルケンボーグをつぎ込んだ。

ファイターズは先発の山田用に鵜久森淳志を五番で起用する打線を組んだが、功を奏しなかった。もっと山田に続投された方がファイターズにはいやだったようにも思えた。途中で「六番・一塁」のホフパワーを外して稲葉篤紀を入れており、スタメンを外れている小谷野栄一が体調に問題があるならベンチに右の代打要員が飯山裕志鶴岡慎也しかいない状況だったからだ。


八回裏はファルケンボーグに対して大野奨太からの打順。控え捕手が鶴岡しかいないとはいっても、代打を仕掛けたいところだが、佐藤賢治の登録を抹消し、大谷翔平は明日26日の先発に備えて出場しないという状況で大野に出す代打がいない<苦笑>


幸いにも大野が安打で出ると、ファイターズは代走に村田和哉を起用。その後一死一、二塁からアブレイユの二遊間のゴロを捕った二塁手の本多雄一が自分で二塁ベースを踏んで一塁に転送するが、これが悪送球となり同点。

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この時打者走者のアブレイユと一塁手の中村晃が交錯。栗山英樹監督まで出てくる程だったが、幸いアブレイユはその後も出場するも、勝ち越しの走者なのに代走を出せない…。
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ホークスはここで当然中田翔には敬遠策…といっても捕手の山崎勝己が立ち上がっていなかったが、四球共外していた。この間、次打者の鵜久森に代わって鶴岡が素振りを始めたとき、敗戦処理。の周囲では笑いが漏れていた。「うぐ、鶴岡より打てないと思われているのか
<>」。二岡智宏もいない、西川遥輝もいない…本当に人がいない…。鶴岡は直前まで、次の回の守備からの出番に備えてベンチ前でキャッチボールをしていた<笑>。

しかしその鶴岡が三塁に内野安打。正直、一塁セーフになったとき、「ケガしないでくれよ」と思った<苦笑>
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ファイターズの一軍に捕手は大野と鶴岡の二人しかいない。普段ならこの二人にはここ一番では代打が送られるのが常だが、この日は二人ともこの終盤に安打を放った。野球は何が起きるかわかららない!そして締めは稲葉だ。
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ライトスタンドだけでなく、一塁側内野席までも加わっての稲葉ジャンプで東京ドームが揺れる中、レフト前に運び二者を還して勝負を決めつけた
(冒頭の写真)

ホークスにとってはアブレイユの打球で無理をしてでも併殺を実現したかったのだろうが、あの体勢から間に合うかどうか微妙な一塁に投げる必要があったのだろうか…。

ファルケンボーグは逆転された時点でマウンドをおりた。1イニング持たなかった。

そもそもファルケンボーグが八回に出てくるということは、今現在のクローザーではないと言うこと。既に登板した投手のことを思い出すと、千賀滉大をクローザーに配置転換したということか…。

そうしたホークスの「何で?」がいくつもシンクロし合い、ファイターズにつけいる隙が生じて最後に稲葉が決めたというところだろう。

「打者大谷」を使えない弊害が出た試合であったが、それを記事にされないように鶴岡の活躍が光った試合だった。


そして明日は「投手大谷」。さすがにDH制を使用して大谷は投げるだけに専念だそうだ。大谷で連勝して、勝率五割に近づけてほしい。

 

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