今年の1枚-2013年
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2013年という年は日本のプロ野球界にとって、後世に語り継がれる年になると思う。田中将大の24勝0敗という無敵ぶりと、その田中を中心に東北楽天ゴールデンイーグルスが球団創立9年目にして初めて日本一に輝いたこと。東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティンが長年破られなかった王貞治の年間本塁打記録を破ったこと。そんな年に汚点を残してしまったのが統一球問題だろう。加藤良三コミッショナーは「自分は知らなかった」と終始一貫して主張し、第三者委員会でも追及しきれなかったから本当に知らなかったのかもしれないが、だからといって責任は免れまい。敵前逃亡するかの様に先に辞任してしまったが、その加藤前コミッショナーが統一球同様に国際標準に合わせようとしていた“攻撃中にベンチ前での投球練習、キャッチボール禁止”が却下されて来季もこれまで通りとなった。
そしてその加藤コミッショナーの後任となる新コミッショナーが、田中の移籍問題とは対照的に注目の低い中、元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦コミッショナー顧問に決まった。
(写真:加藤良三コミッショナーによって来季から禁止になるはずだった、攻撃中のベンチ前での投球練習、キャッチボールがこれまで通りとなり、来季も見ることが出来そうな通称“マエケン体操” 2013年3月撮影)
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拙blogではこれまで何度か、遊撃手の寿命の短さについて触れた。投手を除く各ポジションのポジション別最多出場選手を比べると、遊撃手の最多出場選手の出場数が最も少ないとか、守備の規定出場数に達した選手の最高齢が37歳だとか。
これまで37歳になる年に守備の規定出場数(チーム試合数の3分の2以上)に達したのが宮本慎也と石井琢朗しかいなく、38歳以上ではゼロ。だが昨年、井端弘和、松井稼頭央、金子誠の三選手が37歳になる年に守備の規定数に当たる96試合以上に遊撃手として出場。今季、日本のプロ野球で初めて38歳になる年に守備の規定数の試合数の出場を果たすか、敗戦処理。は秘かに注目していた。
ゴールデンイーグルスの松井は今季、遊撃手として123試合に出場、日本のプロ野球で初めて、38歳になる年に遊撃手として規定の試合数(チーム試合数の3分の2以上=96試合)に出場した。井端は93試合で惜しくも達せず。また金子誠は3試合のみの出場に終わった。
※ 守備の規定出場数とは投手の規定投球回数、打者の規定打席数に相当するもので、内野手と外野手はチームの試合数の3分の2以上。
※ 本エントリーの記録は「THE OFFICIAL BASEBALL
ENCYCLOPEDIA 2004」等を元に敗戦処理。が独自に調べたものです。抜けが無いように精査したつもりですが、抜けがあった場合は指摘いただければ幸いです。
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リーグ優勝の余韻に浸る間もなく<!?>補強にひた走るこのオフのジャイアンツ。FA権を行使したカープの大竹寛とライオンズの片岡易之の獲得に成功し、二桁勝利を見込める先発ローテーション投手と、なかなか固定出来なかった二塁のポジションの有力選手の両獲りとなった。さらにドラゴンズから大幅な減俸を提示されて自由契約の道を選んだ井端弘和も獲得。長嶋茂雄監督時代に逆戻りしたかのようだ。1日に行われたOB総会に参加した白石興二郎オーナーは十年連続日本一を目指すと息まいたそうだ。
だが、そううまくいくだろうか…
(写真:ジャイアンツ入りが決まったライオンズからFA宣言した片岡易之。懸案だった二塁手のレギュラーが固定出来る!? 2008年11月撮影)
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毎月2日、2月にスタートしたマイセレクトベストナインを偶数月に、
敗戦処理。が生観戦したプロ野球- my only one game of each yearを奇数月の2日に掲載しています。今月はマイセレクトベストナインの第4弾。
敗戦処理。は今年の生観戦で、初めてプロ野球の試合を生観戦してから四十年目となった。そこで旧近鉄バファローズを含めた十三球団の、初めて生観戦をした1974年(昭和49年)以降、即ちリアルタイムに見た時代のベストナイン、ベスト一軍メンバー28人を自分なりに選んでみることにした。
1974年という年はジャイアンツの連続優勝がV9で止まった年であり、セーブが記録として制定された年である。そして日本ハムが日拓ホームから球団を買収し、ファイターズがスタートした年である。翌年にはパ・リーグで指名打者制が採用されるなど、大きな節目の時期でもある。当面偶数月の2日に一球団ずつ掲載しようと考えている。
マイセレクトリアルタイムベストナインVol.4-ヤクルトスワローズ~東京ヤクルトスワローズ
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