自主トレ見物の時期がやってきた。
今年はここ数年恒例にしている、元旦にジャイアンツ球場とファイターズスタジアムに行って両球団の選手の活躍と故障が無いように祈る儀式を行わなかったので、余計に両球場に早いうちに行きたいという思いもあった。
幸か不幸か、両球団ともこのオフには昨年のドラフト会議の目玉選手が入団した訳ではない。新人選手に関しては昨年のジャイアンツ菅野智之、ファイターズ大谷翔平やかつての斎藤佑樹などのような話題性のある新人選手がいないのでまったりと見物出来そうなのが救いかなと思えた。だがしかし休日ということもあって両球場とも数百人規模のファンが来ていた。
上の写真でもわかるように、ファイターズの新人合同自主トレでは選手にゼッケンを着用させていないが、ジャイアンツはネームと背番号入りのゼッケンを付けている。またファイターズスタジアムはスタンドを開放していなかった。来週19日は新入選手歓迎式典があるので開放するようだが、この日(12日)は開放していなかった。ファンはグラウンドの外から見るしかない。
当然寒さとの戦いになるのだが、そんなファイターズスタジアムにありがたいサービスがあった。
三塁側のスタンド入口に設置された足湯サービスだ。敗戦処理。も漬かってみたがこれがちょっと熱いくらいで実に心地よい。子供さんには熱すぎるかもしれないが、無料なのでこれからファイターズスタジアムに行く人はぜひお試しあれ。
午前中の練習を終えて寮に戻ろうとする新人選手達に、サインをもらおうとするファンが殺到するのも恒例の光景。
この日は大谷も自主トレをしていたので大谷の出待ちをするファンも多かったが、大谷はサインをせずに帰寮。その分<!?>新人達にファンが群がったというのもあるだろうが同時に複数の選手が出てくると、通路が埋まるほど。
中には選手に聞こえる距離で「将来値打ちが…」などと大声で喋っている輩がいて常連さんに窘められる一幕も…。
13日はジャイアンツ球場に行ってきた。今年初めて「巨人への道」283段を上る。年々きつくなるが、体力の続く限り、少なくとも行きにはこの道を上がる事にしている。
因みに楽をしようとして上に写っているゴンドラに乗ろうものなら、井端弘和ではないがよみうりランドの遊園地入り口まで連れて行かれる<笑>。
こちらはスタンドが開放されているのでファンは思い思いの位置から見物出来る。もっとも、構造上スタンドを開放しない限りファンは見物出来ないが…。
ランニング、ダッシュ、坂道上り、キャッチボール、トスバッティング、シートノック…ファイターズ同様、基本的な反復練習の繰り返し。一塁側外野寄りスタンド脇の坂道をダッシュするメニューではこのようなカメラマンまで登場!
昨年のファイターズの大谷のように抜きんでて背が高ければゼッケン無しでも識別出来るが、やはりゼッケンはありがたい。ドラフト1位の小林誠司も一目でわかる。キャッチボールからして勢いのあるボールを投げると報じられていたが、敗戦処理。にはそこまでわからなかった。
個人的に注目しているのがドラフト3位の田口麗斗。
広島新庄高から入団のサウスポーだ。何で注目しているかというと、「野球太郎2013ドラフト総決算&2014大展望号」(廣済堂出版)の2013年決定版ドラフト指名パーフェクト名鑑によると、即戦力度が5段階評価で4であるのが頼もしいが、それより何より“未来像”が星飛雄馬というのが凄い。5位の平良拳太郎とのキャッチボールでも独特の間を取って投げていたのが印象に残った。
新人選手が室内練習場に場所を移すと、ファンを室内練習場に入れてくれた。
既にスタンドでは練習終了後の選手からサインをもらおうという長蛇の列が出来始めていたが、練習が終わらなければサインをしないのだからと列を外れる人も少なくなかった。
壁に日本一になった年のチャンピオンフラッグが掲げられているバッティングエリアでは野手の新人達5人が交代で打撃練習。小林の他、4位の日大山形高出身の奥村展征のシャープなスイングも目を引いた。
なお、新人以外の選手も何人か練習していたようだが、新人の動きばかり追いかけていたのでほとんどわからなかった。
まとまりのないエントリーとなったが、あと半月もすればキャンプイン。東京はまだまだ寒いが、こうして選手が動く姿を見に行くと、球春がより待ち遠しくなる。渇望感が出てくる。早く野球シーズンにならないかな…。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント