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2014年4月27日 (日)

プロ野球飛びすぎる統一球問題一件落着!?

25日、NPBは新たにミズノが製造した統一球の第三者機関(日本車両検査協会)での反発係数の測定検査の結果を公表、基準値に収まっていることを発表すると共に、ミズノから安定供給出来る目算が立ったこともあり、29日から基準値に収まった統一球に差し替えることを発表した。また、製造元のミズノは原因と再発防止策を発表した。

 

基準値から外れたボールを使用していた可能性のある試合も公認され、29日からはボールも正常なものに戻る。めでたしめでたしという感じだが、そういうものなのだろうか?


様々な憶測があったが、結局、ミズノが不良品を大量に納品してしまったということなのか?そしてその不良品作成の原因と再発防止策が立ち正規品の生産に目途が立ったので差し替えます。ということなのだろうが、それで済む問題なのだろうか?


いや、別に熊崎勝彦コミッショナーに責任を取れとかそういうことを言うつもりはない。起きてしまったことはおきてしまったこととして、再発防止が最大のリスクマネージメントであるから、今後どうするかが最も重要だというのもわかる。でも、ミズノの責任はどうなのだろう?もちろん29日からの公式戦に使用する正規の統一球の製造は通常よりスピードと正確さを求められ、急ピッチでの製造を強いられ、採算を度外視せざるを得ずそのこと自体が間接的なペナルティとなるだろうし、再発防止策を遂行するためのコストアップがあれば実質的なペナルティになるだろうが…。

二年後の2016年から使用する統一球の使用はミズノとは限らず各スポーツメーカーに門戸を拡げ、来年に審査の末に発注先を決めると言うが、それは今回の問題発覚前に決定されていたことで、今回のペナルティではない。

ミズノに対してお咎めなしということになれば、ミズノに発注した責任が問われるべきであり、NPB内部で2011年からの統一球をミズノに発注すると決めた責任者に何らかの責任が問われて然るべきであろうが、特にそういう話は聞かない。


昨年の統一球問題で、第三者委員会による詳細な調査報告の中にも、何故かミズノに決まった経緯に関しては深く追求されていない。もちろん主要メディアも特にその事に疑いを向けてはいなかったと思う。“中の人”でそのことに言及したのは敗戦処理。が知る限りではせいぜい愛甲猛くらいだが、愛甲は逆の意味で“外の人”と化しており、影響力のある媒体で発言出来ない。


blog10日付エントリー日本マクドナルドはNPBに損失補填を請求すべきだ!?-プロ野球統一球問題再燃で、

野球場に行ってイベントに参加したり様々なサービスを受けた経験のあるファンは記憶しているかもしれないが、それらのイベント、サービスの多くに“協賛 ミズノ株式会社”の存在がある。井原事務局長が会見で「信頼関係…」という表現を用いていたように、おいそれとはチェックできない間柄であることは想像に難くない。だが信頼関係は一つ間違えると癒着と表裏一体。NPBはミズノに速やかな報告を求めていると言うが、前回以上の権限を付与した第三者に早急に関わってもらって問題の全貌を明らかにすべきであろう。

と書いた身としては極めて拍子抜けする収束だ。


NPBの発表通りだとすると、少なくとも2015年シーズンいっぱいはミズノが製造する統一球を使用することになる。再発防止策は書かれているが、本当に大丈夫なのか?繰り返すがこれで二回も不良品を出した企業だ。


個人的には“統一球”とは全部の試合で使用する球の反発係数が統一された球であるべきで、そのためには必ずしもメーカーを統一する必要があるのかとの疑問がある。2010年まで四~五社でまかなっていた十二球団分のボールを一社に独占させてキャパシティ・オーバーにならないのか?推測だがそれでキャパシティ・オーバーにならないとみなされたのがミズノなのだろうが一社独占させたがために結果的に不良品の大量生産となったのではないか?NPBはそこにこそ踏み込むべきではなかったのか?

個人的には反発係数という品質を確保出来る企業が複数あるのなら、複数のメーカーと(各球団ではなく)NPBが契約すれば良いと思う。たとえ反発係数が同じでもメーカーによって手触りが変わっていろいろと混ざったら投手は投げにくいというのであれば、NPBが事前にいついつの試合には□□社のボールを使用すると予告すればいいのである。そうすれば、今回のようにもしも不良品が投入されたとしても、改善が為されるまでそのメーカーのボールを使用しなければ良いだけである。


2016年からの使用球を決める選考にはMLBの公認球を独占しているローリングス社が立候補するとの報道がある。
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統一球の元々のニーズが国際規格に合わせることという点では同社の立候補は渡りに船だが、報道によるとMLBではローリングス社の公認球が基準の反発係数をクリアしているか検査したことなど一度もないという。それはそれで不気味であるし、MLBに加え、NPB向けに製造することでキャパシティ・オーバーになる可能性はないのか?

また、今からでは間に合わないというのでなければ、選考を一年前倒しすることも(ミズノへのペナルティも兼ねて)検討されて然るべきだろう。

最後に、今回の飛びすぎる統一球の件で、“ミズノは飛び過ぎるボールを作っても得をする訳ではないから”という理由でミズノに飛びすぎるボールを作らせた黒幕の存在を疑う意見もあったが、敗戦処理。はその可能性は低いと思っていた。何故なら、よく飛ぶボールを使用した方が点が入りやすくなり、本塁打も増えるのでファンが喜ぶと考える人がいたとしても、まさか「反発係数の基準なんか無視していい。とにかく飛ぶボールに変えろ」という指示をするだろうか?仮に黒幕がいたとしてもミズノはその黒幕の要求に応えられず、基準を超えて、検査されたらアウトとなる不良品を作ったに過ぎないのである。

そして、これまでの慣例だと、一軍のお古のボールはファームに回される。飛びすぎる統一球の在庫がファームに回されるのは勘弁して欲しいものだが…。

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