今年のジャイアンツの本拠地最終戦は小山雄輝、澤村拓一の完封リレーに大田泰示の先制打でベイスターズに快勝!
早いもので、ジャイアンツも今日(4日)のベイスターズ戦で、本拠地・東京ドームでの主催試合が最後となった。今年はめっきりジャイアンツ戦の生観戦が少なくなった敗戦処理。だが、今日は東京ドームに駆けつけた。これで敗戦処理。が東京ドーム最終戦を生観戦するのは五年連続となった。
チーム最多勝の菅野智之がクライマックスシリーズと日本シリーズに登板出来ない恐れが高くなった中、先発候補の小山雄輝、澤村拓一のリレーでベイスターズ打線を完封。打っては第81代巨人軍四番打者となった途中出場の大田泰示が先制タイムリー、続く村田修一が本塁打とベイスターズの先発、高崎健太郎を攻略し、4対0と快勝した。
(写真:六回裏に先制の左中間タイムリーを放ったジャイアンツの大田泰示。二塁にヘッドスライディング)
今朝はこんな日刊スポーツの1面を見て憂鬱になった。先日の降板がいかにもという感じだったので覚悟はしていたが、ポストシーズンはチーム最多の12勝を挙げている菅野智之抜きでローテーションを組まざるを得ないだろう。今月15日から始まるクライマックスシリーズは多くて六試合。これが六連戦で組まれるから理想的には先発投手を六人用意するか、第一戦に投げる先発投手を中四日で最終戦につぎ込みたい。
セ・リーグのクライマックスシリーズが最終戦までもつれたのは2012年の一度だけだが、先に三連敗して後がなくなったジャイアンツは第五戦の内海哲也、最終戦のデニス・ホールトンを中三日で先発させざるを得なくなったがあれは例外的措置だろう。
杉内俊哉、小山雄輝、内海哲也、澤村拓一。ここまでは名前がすらすら出るが、後が苦しい。ここに来てクリス・セドンや今村信貴が先発し、明日(5日)のマツダスタジアムでのカープ戦には宮國椋丞が先発するが、宮國は2012年のポストシーズン(日本シリーズ第4戦先発、7イニング無失点)の実績を買われたのだろうか。因みに今日の試合中に場内で予告先発が発表されると、ジャイアンツファンからも「えぇっ!?」という奇妙な反応が起きた。
今日の先発の小山は、今季のジャイアンツで、前年比で最も伸びた選手の一人であろう。
だが、試合開始直前に敗戦処理。が東京ドームの三塁側内野席に到着したとき、席の近くから「ドーム最終戦なのに小山なんだ…」という声が聞こえてきた。ジャイアンツファンの中には小山のようなノンブランドの投手を低く見る人もいるということか…。
ベイスターズの先発、高崎健太郎と小山のがっぷり四つの投げ合いで0対0の均衡が続く。実はジャイアンツの本拠地最終戦は最近三年間、ジャイアンツのサヨナラ勝ちで終わっている。
2011年10月22日付エントリータイトルは獲らせてもらうのではなく、獲るもの…
2012年10月7日付エントリージャイアンツが二年連続で最終戦をサヨナラ本塁打締め…しかも相手も同じ
2013年10月8日付エントリージャイアンツが三年連続で最終戦にサヨナラ勝ちで有終の美!
今年も四年連続かと期待させる展開だった。どうせなら大田泰示のサヨナラヒットで締めて欲しい等と考えていたら、亀井善行に代わって四回表の守備から途中出場の大田が六回に決めた。
橋本到と阿部慎之助の安打でつくった二死一、二塁のチャンスで大田は左中間に先制タイムリー。
左中間を破った訳ではないので二塁を狙った大田はクロスプレーになると思ってヘッドスライディングをしたが返球先は一塁走者の阿部の生還を警戒して三塁手に送られた。
ここで続く村田修一が右中間スタンドに放り込み、この回にジャイアンツは4得点。
この回の前の六回表から登板の澤村拓一が小山に引き続いてベイスターズ打線を無失点に封じ、ジャイアンツは4対0で勝利した。本拠地最終戦は4連勝となったが、連続サヨナラ勝ちは止まった。ジャイアンツにとってはCSでの先発投手候補二人が好投する収穫の多い試合と言えよう。
明日先発する宮國も気になるが…。
本拠地最終戦ということで、試合後にはジャイアンツナインがリーグ優勝のペナントを手にグラウンドを一周。
サインボールの投げ込みも行った。
余談だが、今日の座席は打者を撮影しようとすると防球ネットの柱が写ってしまう位置。これは仕方ないとしても、中央の通路の二段上という28列目だったために、通路を移動する人が撮影の妨げになってしまうという、撮影するには最悪の席だった<苦笑>。
ところで、台風の影響等でもしも明日のカープ対ジャイアンツ戦が中止になった場合、前田健太の登板はどうなるのだろうか?どちらのチームにとっても明日は最終戦だから、おそらく6日に順延するのだろうけど、前田が6日に投げるとタイガースとのCSファーストステージの初戦まで中四日となってしまう。CSに入ればファーストステージとファイナルステージを連破するにはどのみち中四日での登板を余儀なくされるが、連続中四日は避けたいところ。しかし公式戦最終戦に敗れるとカープは3位に落ちてしまう。5日は強行開催になるのか…
先月のブレークで第81代巨人軍四番打者 に抜擢された大田が敗戦処理。の前で殊勲打を打った。見事なタイムリーに、おそらく初めて見たヘッドスライディング。これで豪快な空振り三振を見せてくれれば言うことなしだったのだが、三打席目は珍しく粘ってセンターフライだった。まだCS、日本シリーズの舞台に登場したことがない大田だが、今年は大舞台で戦力になってくれるだろうか?
なお、小山は2012年にCS、2013年に日本シリーズのマウンドを踏んでいる。
八回終了後、今季主催試合72試合合計の入場者数が発表された。
実数発表となった2005年以降、球団最多記録だそうだ。敗戦処理。はこの数字の中でたった4試合。一応ジャイアンツの4戦4勝だったのだが、そのうちの二試合がファイターズ戦…<苦笑>。今年は諸事情あって生観戦の機会が減った。しかし、そうは言ってもファイターズの東京ドーム主催試合8試合はすべて生観戦した。結果として、東京に本拠地を置く贔屓チームよりも北海道に本拠地を置く球団の試合の生観戦の方が多いという逆転現象になってしまった。そしてこれは今季に限ったことではない。来年も今年と状況は変わらないだろうが、神宮、横浜の観戦を増やすなりしてジャイアンツ戦の生観戦を増やせればと思う。
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コメント
パタクマ様、お久しぶりです。コメントをありがとうございます。
> パリーグは『ソフトバンク』でしょうか?
ファイターズファンの敗戦処理。には愚問というものです。
> 私は昔、お世話になりました『故仰木彬氏』への想いが御座いますので『オリックスバッファローズ』を応援しております。
ファーストステージ、胸を借ります。そしてやっつけてくれると思います。
どうなりますか…
投稿: 敗戦処理。 | 2014年10月 8日 (水) 23時03分
ジャイアンツ優勝おめでとうございます。
パリーグは『ソフトバンク』でしょうか?
私は昔、お世話になりました『故仰木彬氏』への想いが御座いますので『オリックスバッファローズ』を応援しております。
感謝そして合掌。
パタクマより
投稿: パタクマより | 2014年10月 7日 (火) 03時49分