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2014年10月19日 (日)

ちょっと面倒くさいけど、こんなドラフト会議はいかが!?

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セ・リーグのクライマックスシリーズが終了し、パ・リーグでもホークスが日本シリーズ進出にあと
1勝に迫っているが、その日本シリーズの前に、23日にドラフト会議が行われる。

毎年のドラフト会議の当日と、新しい内閣閣僚が発表になる日は「ひょっとしたら自分が指名されるのではないか!?」と仕事が手に付かなくなるが、今年もそんな日があと四日に迫った。

 

ドラフト会議はそもそも戦力の均衡化、有力新人が特定の球団に偏らないための制度と認識しているが、現状はかつての逆指名、自由獲得枠などこそ廃止されたものの、1位指名選手が重なったらくじ運の強いチームに交渉権が渡るという意味で、厳密に“戦力均衡化”を意図したものとは言い難い。


かと言って、くじ引きによる悲喜こもごもも、ドラフト会議に欠くことの出来ない要素であることもまた事実。そこで敗戦処理。なりに、戦力の均衡化(下位球団が有力選手の交渉権を得やすい)と、くじ引きのスリル双方を満たすドラフト会議を考えてみた。



ちょっと面倒くさい制度になるが、昨年のドラフト会議を例にとって新しいドラフト会議案を説明したい。まずは昨年のドラフト会議での各球団の
1位入札選手をウエーバー順に列記する。


ファイターズ 松井裕樹(投手=桐光学園)
スワローズ 大瀬良大地(投手=九州共立大)
バファローズ 吉田一将(投手=JR東日本)
ベイスターズ 松井裕樹(投手=桐光学園)
ホークス 松井裕樹(投手=桐光学園)
ドラゴンズ 松井裕樹(投手=桐光学園)
マリーンズ 石川歩(投手=東京ガス)
カープ 大瀬良大地(投手=九州共立大)
ライオンズ 森友哉(捕手=大阪桐蔭)
タイガース 大瀬良大地(投手=九州共立大)
ゴールデンイーグルス 松井裕樹(投手=桐光学園)
ジャイアンツ 石川歩(投手=東京ガス)


単純にこれがウエーバー制であれば、ファイターズはいの一番に第一希望の松井裕樹の交渉権を確定出来、ウエーバー順2位のスワローズは大瀬良大地の交渉権を確定出来たことになる。現行のドラフト制度では、松井に関してはシーズン最下位のファイターズと、リーグ優勝したゴールデンイーグルス、そしてそれ以外の三球団のどこが松井の交渉権を確定するかは等確率。最下位に低迷したファイターズに何のアドバンテージもない。


敗戦処理。が提案する新ドラフト会議は、競合した場合のくじ引きに、シーズン順位ごとのアドバンテージを付与するものだ。


各球団はシーズン順位の低い順に持ち点を持つ。昨年の場合はオールスターゲームが三試合で111引き分けで、得失点差も同じだったので抽選が行われた結果、パ・リーグに優先権があった。ここでは最下位のファイターズが12点、セ・リーグ最下位のスワローズが11点、パ5位のバファローズが10点、セ5位のベイスターズが9点…と割り振り、パ1位のゴールデンイーグルスは2点、セ1位のジャイアンツは1点とする。


で、入札して競合した場合、この持ち点がものを言う。昨年の1位入札では松井、大瀬良、石川に複数球団からの指名があった。


松井裕樹5球団=ファイターズ、ベイスターズ、ホークス、ドラゴンズ、ゴールデンイーグルス。
大瀬良大地3球団=スワローズ、カープ、タイガース
石川歩2球団=マリーンズ、ジャイアンツ


現行のドラフト会議では例えば松井のくじ引きでは、箱の中に指名球団数の数だけの封筒が入れられ、その中に一つだけある当たりくじを引き当てた球団に松井の交渉権が与えられる。
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繰り返しになるが、パ・リーグ最下位のファイターズとゴールデンイーグルスの間に確率上のアドバンテージはない。



ところが、敗戦処理。の新ドラフト会議案では指名が競合した場合、各球団の持ち点ごとの封筒(でなくても可=例えばボール、カードなど)を箱に入れる。松井であればファイターズ12点、ベイスターズ9点、ホークス8点、ドラゴンズ7点、ゴールデンイーグルス2点だから、例えばボールなら各球団を意味するボールが合計12+9+8+7+2=38個入れられる。現行のくじ引きでは指名球団の代表者(主に監督)がくじを引き合うが、新案では誰かひとりがこの箱から1個のボールだけを選び、そのボールの意味する球団に交渉権が与えられるものとする。くじを引くのは利害関係のない球界の人物。例えば、野球殿堂入りしているメンバーが引くのも良かろう。


この場合、交渉権を得る確率は下位球団ほど高い。競合すると、上位球団より下位球団の方に交渉権が渡る確率が高くなる。昨年の実際のドラフト会議ではゴールデンイーグルスが松井の交渉権を獲得したが、もしも事前の情報収集でゴールデンイーグルスは、この五球団が松井を1位指名する可能性が高いと言う情報を得たとしたら、自軍が松井の交渉権を得る確率は5分の1ではなく、38分の2と想定出来る。38分の2というのは5.2%だ。それでも松井を入札するだろうか?上位球団ほど、今までにない入札戦略を考えなければならなくなる。そして、外れ1位指名に関しても同等のくじ引きを採用すれば、昨年の例でいえば7球団が外れ1位に臨むことになり、ゴールデンイーグルスの場合、そこでもくじ引きになったら不利なのだ。そう考えると、あくまで安全確実な、複数球団が入札しそうなドラフトの目玉選手の入札を避けることが考えられる。もちろん立花陽三社長の強運と心中する可能性も否定出来ないが…<>、立花社長がくじを引くこともなくなる…


新案採用で、指名競合が激減したら面白みがなくなり、ドラフト会議のテレビ中継視聴率が下がり、放映権収入が得られなくなるという見方も出てくるかもしれないが、それでも有力選手が欲しくて競合は出るだろう。因みに23日に行われる今年のドラフト会議にこの持ち点を当てはめると、以下のようになる。


スワローズ=12

ゴールデンイーグルス=11

ベイスターズ=10

ライオンズ=9

ドラゴンズ=8点

マリーンズ=7

カープ=6

ファイターズ=5

タイガース=4

バファローズ=3

ジャイアンツ=2

ホークス=1

 

これ面白そうだと思うけど…。

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コメント

kazu様、コメントをありがとうございます。

> エントリーにありました方法はNBAのドラフト制度に近いなと感じました。

そうなのですか。NBA全然知らないので、お時間ありましたらご教示いただければ幸いです。

> プロ野球は外国の競技に比べトレードやFAによる移籍も少ないためもう少し、順位が下位のチームに優先的に指名が可能となるようなドラフトを取り入れてもらいたいです。

何か一工夫欲しいですよね。

エントリーのは大袈裟だとしても、例えば2位指名以降のウエーバーを、全順位で下位球団からの順での指名にしても良いと思っています。

投稿: 敗戦処理。 | 2014年10月23日 (木) 00時03分

いつも楽しませていただいています。

日本のドラフト制度は戦力均衡の観点からはいまいちなのかなと思っていました。

エントリーにありました方法はNBAのドラフト制度に近いなと感じました。

プロ野球は外国の競技に比べトレードやFAによる移籍も少ないためもう少し、順位が下位のチームに優先的に指名が可能となるようなドラフトを取り入れてもらいたいです。

無理ならば移籍を活発にする方策(たとえばMLBのルールファイブドラフト)を取り入れるなど資金力のあるチームだけが有利にならないような工夫も必要だと思います。

投稿: kazu | 2014年10月22日 (水) 23時29分

taka様、コメントをありがとうございます。

> 本エントリーとは関係ありませんが、私は守備が上手い選手がとにかく好きで、現役では金子誠選手が一番好きでした。

金子誠の守備力って、わからない人には全然わからないようですが、堅実で安定感がある、味わいのあるショートだと思います。

拙blogではショートを守る選手の定年を37歳と設定しました。金子誠、、井端、、松井稼頭央がたぶん日本球界で初めて37歳で守備の規定試合数に達しました。
(松井のみ38歳でも到達)

そうですね、金子誠選手に敬意を表し、エントリーを立てないと…。

落ち着いたらどこかのタイミングで書きます。

中島聡も引退する方向だそうで…。

投稿: 敗戦処理。 | 2014年10月22日 (水) 00時54分

初めまして。以前から度々お邪魔させていただいてました。
本エントリーとは関係ありませんが、私は守備が上手い選手がとにかく好きで、現役では金子誠選手が一番好きでした。
おそらくまだCSが終了してなかったので記事を保留していたのかもしれませんが、ぜひ金子選手引退に関するロジカルかつ思い出なども交えた長文記事が読みたいです。
お時間ございましたら宜しくお願いします。

投稿: taka | 2014年10月20日 (月) 22時52分

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