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2014年12月30日 (火)

発売されない80周年記念誌!?

前エントリーではNHKBS1が特集した日本プロ野球80周年の夢のベストナインを選ぶ企画を取り上げたが、今年は日本のプロ野球が誕生して80周年だったらしく、他にも様々なメディアが80周年に因んだ企画を展開した。だが、そんななか、敗戦処理。が待ちわびたあるものが、意外にも出版されなかった…。



今年は十年に一度、日本プロ野球の全記録をまとめた「
THE OFFICIAL BASEBALL ENCYCLOPEDIA (以下 日本プロ野球記録大百科)」が出るはずなのだが、残念ながら出版されなかった。
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前回は
2004年に、1936(昭和11)から2003(平成15)の日本のプロ野球公式戦に出場した全選手の年度別成績を記載した記録大鑑だ。その前は1994年に出版されているから基本、十年周期なのだ。発売するベースボール・マガジン社は、日本プロ野球80年史を今年発行しているが、「日本プロ野球記録大百科」は発行されなかった。


二ヶ月に一度、敗戦処理。的チーム別歴代ベストナイン というエントリーを立てているが、この調査に「日本プロ野球記録大百科」と広尾晃氏からいただいた、CD版『野球の記録で話したい Baseball Stats Loungeはかかせない。CD版『野球の記録で話したい Baseball Stats Lounge』には2012年までの公式戦全出場選手の年度別成績が記録されている。敗戦処理。はまず球団別にソートし、1973年以前の成績を外した上で成績を比較するのだ。広尾さんのCDは非常に重宝したが、「THE OFFICIAL BASEBALL ENCYCLOPEDIA  2014 19362013」も待たれるところだ。


何故出ないのか?あるいは来年、日本プロ野球80周年の2014年までの記録大百科が刊行されるのだろうか?


たぶん、推測だが出ないのではなく、出せないのだろう…。


こんな話題を覚えているだろうか?


来季の公式記録が出なくなっちゃう? (2012121日 日刊スポーツ)


どうもこれが関係しているのではないか?


当時の広尾晃氏のblog「野球の記録で話したい」にこんなエントリーがある。


プロ野球の公式記録は誰のものなのか?上|2013NPBペナントレース


いつもながらの鋭い分析だが、その中の“
76年に及ぶ記録のデータベースは電通側にあると言われる。”が引っかかった。NPBがこの件に関して電通と袂をわかつたのであれば、電通と復縁するまでは発行出来ないということなのではないか…!?


だとしたら、非常に残念だ。まさに、広尾さんのブログのタイトルのように、プロ野球の公式記録は誰のものなのか?と声を大にして言いたい!

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