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2015年6月 1日 (月)

セ・パ交流戦、リーグ対抗戦感覚の落とし穴~2010年、ファイターズの悪夢

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今年から
1球団当たりの試合数が18試合に減ったセ・パ交流戦。今年はリーグ対抗戦的な感覚が強く、全日程を終えて勝利数の多かった方のリーグの球団に、そのリーグ内での勝率順に応じて賞金を配分する。


また、12球団で最も勝率が高かった球団には別途賞金を出す。


う~ん、贔屓チームの所属するリーグを応援する人がほとんどだろうけれど、敗戦処理。のようにパ・リーグとセ・リーグ双方に贔屓チームがある身にはあまり深入り出来ない制度だなぁ


ちなみに、交流戦2カードを終えて、パ・リーグが18勝、セ・リーグが17勝(引き分け1)だそうだ。


(写真:2013年の日本生命セ・パ交流戦のPR様のぼり)



blogをお読みくださる方には釈迦に説法だろうが、今年のセ・パ交流戦の賞金方式はこちらを参照されたい。


贔屓チームが一つだけ、または複数あっても同一リーグにあるファンは当然、贔屓チームが絡まない試合も贔屓チームの所属するリーグを応援するだろう。だが、一つ見落としてはいけない点がある。


別に今年に限ったことではないが、交流戦といえどもレギュラーシーズンの公式戦の一部。あなたが応援する同一リーグの他球団の勝ち数が伸びることは、交流戦に限っては好都合だろうが、公式戦の順位争いという視点に見方を変えれば、厄介なことである。公式戦で、より順位が上の球団が負けないと下から上がろうとする球団にとってはゲーム差が縮まらないというジレンマがある。


敗戦処理。の例で言えば、ジャイアンツが勝って、ジャイアンツ以外のセ・リーグ5球団がすべて敗れるとか、ファイターズが勝って、ファイターズ以外のパ・リーグ5球団がすべて敗れるというのが理想型だが、今年の交流戦のようにリーグ対抗戦感覚だと、敗戦処理。のような感覚で他球団の試合を観る人は少なくなるだろう。


ここで拙blog昨年8 6日付エントリーもしも交流戦が18試合制になったら…交流戦再考論 で触れた、ファイターズにとって悪夢のような2010年の交流戦に関する言及を再掲する。


個人的には交流戦でどっちのリーグが多く勝つとか、何の興味もない。特にパ・リーグのチームのファンに顕著なようだが、一日の六試合、すべてパ・リーグが勝つと大喜びしているが、個人的には「だからどうした」という感じだ。むしろリーグ戦の一部と考えれば、理想は自分の贔屓チームだけが勝ち、後の五球団が全部敗れることだ。


最も馬鹿馬鹿しいと思ったのが2010年。この年の交流戦の順位は1位から6位までパ・リーグの球団が独占した。


2010年度交流戦成績
1位バファローズ 1680分、勝率.667
2位ライオンズ 14100分、勝率.583
3位ホークス 13101分、勝率.565
4位マリーンズ13101分、勝率.565
5位ゴールデンイーグルス13101分、勝率.565
6位ファイターズ12111分、勝率.522
7位ジャイアンツ12120分、勝率.500
8位タイガース11121分、勝率.478
9位ドラゴンズ11130分、勝率.458
10位カープ10122分、勝率.455
11位スワローズ9141分、勝率.391
12位ベイスターズ6180分、勝率.250


“パ・リーガー”と称する人達は拍手喝采していたが、我がファイターズはその中で6位。つまりパ・リーグでは一番下だった。この年は個人的にはツイッターを始めた年で、まだフォロー先もフォロワーさんもファイターズファンとジャイアンツファンが大半だったのだが、ファイターズファンでパ・リーガーを自認する人にファイターズが6位では意味がないと思う、とツイートしても、「そんなの大した問題ではない。パの球団が上に6つ並んだことの方が素晴らしい」と相手にされなかった。だがこの年、結局ファイターズはわずかな差でAクラス入りを逃し、4位に終わった。3位だったマリーンズはクライマックスシリーズと日本シリーズを制して、日本一にまで駆け上がった。何のことはない。最終成績から交流戦の成績を引けば、ファイターズの勝率はマリーンズを上回っていた。即ち、パ・リーガー舘が喝采していた交流戦でファイターズがその中で一番下だった分が響いてファイターズはAクラス入りを逃したのだ。


2010年度パ・リーグ公式戦成績
1位ホークス76635分、勝率.547
2位ライオンズ78651分、勝率.545
3位マリーンズ75672分、勝率.528
4位ファイターズ74673分、勝率.525
5位バファローズ69714分、勝率.493
6位ゴールデンイーグルス62793分、勝率.440


2010年パ・リーグ公式戦成績、同一リーグ戦限定
1位ホークス63534分、勝率.543
2位ライオンズ64551分、勝率.538
3位ファイターズ62562分、勝率.525
4位マリーンズ62571分、勝率.521
5位バファローズ53634分、勝率.457
6位ゴールデンイーグルス49692分、勝率.415


こういう結果が出てもなお、パ・リーグの球団が1位から6位を占めた事の方が貴重だというファイターズファンの“パ・リーガー”さんとはお友達にはなれない。

 

(再掲ここまで)




いやはや、思い出しただけでも腹が立つ。2010年の時と比べて、交流戦の試合数が減っているから、公式戦の順位に影響を及ぼす度合いは小さくなるだろうから、交流戦が終わって公式戦に戻ればライバルになるチームを応援するのも良かろうと思う気持ちも理解出来ないことはないが、2010年のように僅差で涙をのむと言うことが現実に起きた以上、敗戦処理。は今回の制度に入れ込むことは出来ない。


とにかく、ファイターズとジャイアンツが勝つことを望む。それだけだ。

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コメント

xyz様、いつもコメントをありがとうございます。

> 今年は、試合数が減ったこともさることながら、完全なホームアンドアウェイ方式ではないため、中途半端なやり方のような気がします。

これに関しては、xyzさんもお書きのように、二年で一組と考えるべきでしょう。

> あと、うがった見方になりますが、この方式を利用するってことは、来年も今年の12球団態勢で行く(単純身売りはあっても合併、消滅球団の発生がない)ってのが裏で話がついてるのかなって気もします。

そこまで考えているのかどうか<笑>。

ただしもう忘れている人がほとんどだと思いますが、2007年にスタートしたクライマックスシリーズは一年でアドバンテージの制度を変えています。

それ故この18試合制の交流戦も、来年は試合数とホームアンドアウェイの組み合わせこそ今年との辻褄を合わせるでしょうけど、表彰の仕方などはメスが入るのではないかと個人的には予想しています。

> 交流戦は、BWとBuの合併の悲劇から生まれた希望の光だと思っていますので、この光がくすむことなく、輝いていってほしいなと思います。

同感ですね。ただ、何がベストかはわかりませんが…

投稿: 敗戦処理。 | 2015年6月 1日 (月) 23時24分

今年は、試合数が減ったこともさることながら、完全なホームアンドアウェイ方式ではないため、中途半端なやり方のような気がします。
今年の帳尻を埋めるためには、来年も同じ方法でやるしかないのでしょうが、再来年には、24試合方式に戻ることを期待したいです。

あと、うがった見方になりますが、この方式を利用するってことは、来年も今年の12球団態勢で行く(単純身売りはあっても合併、消滅球団の発生がない)ってのが裏で話がついてるのかなって気もします。

交流戦は、BWとBuの合併の悲劇から生まれた希望の光だと思っていますので、この光がくすむことなく、輝いていってほしいなと思います。

投稿: xyz | 2015年6月 1日 (月) 21時34分

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