「生」観戦した野球場(68)-海老名運動公園野球場
いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。だからどうしたと言われればそれまでですが。
今月は偶数月ですので今日2日には、一昨年2月にスタートしたマイセレクトベストナインを書く番ですが、先月9日に神奈川県海老名市の海老名運動公園野球場で「生」観戦したので同球場に関して書くことにします。マイセレクトベストナインVol.12読売ジャイアンツ編は8月2日にエントリーしようと思います。
1974年3月に初めて後楽園球場でプロ野球を生観戦して以来、いろいろな野球場でプロ野球を観てきました。チケット代よりもはるかにかかる交通費をかけて北へ南へ…。社会人になって多少経済的に余裕が出てからは「十二球団の本拠地をすべて回ろう」と考え、それを2000年に達成してからは地方球場、ファームの試合を行う球場を積極的に回りました。そうしてついに65箇所を超えました。
なおバックナンバーは左欄のカテゴリー別から敗戦処理。が「生」観戦した野球場を選び、ダブルクリックして下さい。
第68回 海老名運動公園野球場 観戦球場ファイル-68-
先月の本企画で紹介した、今年3月の大和スタジアムでの観戦の際に、海老名運動公園野球場でのイースタン・リーグ公式戦開催を知り、「生」観戦予定に入れた。
海老名運動公園野球場までのアクセスを調べると、小田急小田原線、JR相模線の厚木駅、JR相模線の社家駅といった名前が出てくるが、さらにバスに乗るなどややこしい。敗戦処理。は‶厚木駅から徒歩15分″という情報を信じた。
小田急小田原線とJR相模線の厚木駅の改札口を出ると、目の前に道路が横たわっている。これを左方向にひたすら歩いて行くのだが、右を見ると駅からちょっと離れたところにローソンがある。飲食物の調達はこのローソンか、途中にもう一軒あるコンビニエンスストア、デイリーヤマザキがオススメ。試合当日に球場外周に売店は出ていたが、一軒だけなので長蛇の列だった。
道路に沿ってひたすら進む。とにかく進む。時折、この先に運動公園がある旨の表示が出てくるので、道を間違えていないのは確かだが、半信半疑になりそうなほど、それらしき建物が見えてこない。左手に雪印メグミルクの工場が見えてくるが、それも超えるとようやく海老名運動公園野球場にたどり着く。
総合案内を見ると、野球場は一番奥<苦笑>。結局のところ、敗戦処理。の足では厚木駅から公園まで15分、そこからさらに球場まで5分弱といった感じだった。
14時試合開始の試合で、当日券が発売される12時を少し回ったくらいに着いたのだが、当日券onlyということで、けっこうな列になっていた。内野席(全席自由)が2,000円とはファームの試合にしては…<!?>
両翼が95mで、中堅は120m。外野が天然芝で、内野は土。ナイトゲームを出来る照明設備あり。だがこの日の試合では午後5時を回った最終回、やや薄暗さを感じさせたが照明はつかなかった。観客席はネット裏のみがスタンドで、一、三塁ベンチ付近の内野、外野ともに芝生席である。
試合前に挨拶をした内野優海老名市長によると、ライトスタンド後方にそびえる道路に防球ネットを設置したのは中日本高速道路にやらせたが、スコアボードの改良は税金で行ったそうで、1億1000万円を投入したとか。
どこにどう1億1000万円かけたのかまでは言及しなかったが、試合中、スタンドにファウルボールが飛び込むと場内アナウンスの他にスコアボードでもファンに注意喚起する。
「野球場図鑑」によると、2013年からフルカラーLED方式になったという。これが1億1000万円効果か!しかし、それよりも入場料が2,000円って…
また、最近ではプロ野球の二軍の試合を行うレベルの地方球場でも珍しくなってきた、ファウルグラウンドにブルペンがある球場と言うことも特筆されよう。敗戦処理。が観戦した5月9日のベイスターズ対ファイターズ戦ではファイターズが斎藤佑樹をブルペン待機させ、劣勢の展開だったが終盤に同点に追いつけば、あるいは逆転すれば登板の予定だったろう。投球練習を開始すると、ファンが鈴なりになる。
「腐っても鯛」と言ったら失礼か、斎藤人気の健在ぶりを垣間見ることが出来た。
1億1000万円あれば何が出来るのか把握出来ていないが、スコアボードのリニューアル以外にもやることはあっただろうと思わせる球場という感想を受けた。
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