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2015年9月21日 (月)

今季最多の4,144人が注目したイースタン6位と7位の対戦、でもこの両球団は日本シリーズで対戦するかもしれない…

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例年ファームは、一軍より一足早く公式戦を終える。イースタンとウエスタンの優勝チーム同士で対戦するファーム日本選手権を、クライマックスシリーズの前の週に行ってファンの注目を集めようという考えがあるからだ。


ファイターズも本拠地のファイターズスタジアムでの試合は今日(21日)と明日の二試合を残すだけ。敗戦処理。も今年最後のファイターズスタジアム生観戦に向かった。イースタン・リーグ6位のファイターズと7位のスワローズとの一戦だが、この両チームは日本シリーズで対戦する可能性がある。今年最後の生観戦、若手選手の手応えを感じさせてくれる、そんな試合を観たい。


(写真:七回表、田中浩康の右前安打で一塁から三塁に向かうも、右翼手の松本剛からの好返球で刺される森岡良介)

 



まあ、そうは言っても日本シリーズはジャイアンツとファイターズだと思う



ファイターズスタジアムの三塁側スタンドの通路にはイースタン・リーグの順位表が貼られている。
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ファイターズは7球団中6位と決して褒められた成績ではないが、それでも昨年、一昨年の様な圧倒的な弱さはなくなった。今日(21)と明日は最下位のスワローズとの‶直接対決″だが、9ゲーム離れている。ファイターズは残り4試合で前日まで借金2。まだ勝率5割も狙える。因みに首位のジャイアンツは残り2試合で優勝マジック2。早ければ明日(22日)にもリーグ優勝が決まる。


明日の最終戦は恒例の選手とのふれあいイベントがあるからめちゃ混みになるのは間違いない。まだ比較的マシな日だと思って今日を今年最後の鎌ケ谷生観戦に選んだのだが、二日前のライオンズ戦に3,204人もの観客が訪れた事を知り、いつもの10:00西船橋駅発のバスより速い時間帯を目指し、鎌ヶ谷駅から臨時に増発される10:00発のシャトルバスに乗ることが出来た。


だが、着いてとりあえず当日券を購入しようと並んだらこの始末。
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19日と今日明日は最終戦と「鎌スタ北海道まつりなるイベントを展開。また、実は敗戦処理。は今日来る途中にtwitterのフォロワーさんから教えてもらったのだがこの日はAKB48SHN48に籍を置く鈴木まりやがゲストで来場する。


鈴木まりやに関しては、場内アナウンスや、スタンドにいるスタッフから再三「写真や動画の撮影は禁止」との注意が促された。敗戦処理。のように勝手に撮影して勝手にブログなどに載せる、それもスタンドの何処に出没したかを特定出来るように掲載する輩が後を絶たないのだろう。敗戦処理。は素直に指示に従った。
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とはいうものの、いざ始球式に登板すると、やっぱり


また、19日は対戦相手のライオンズの森本稀哲が現役引退を表明して臨んだ試合と言うことで、古巣のファイターズ相手に感慨深い出場となったのだが、その様子を今季スタートした、ファイターズスタジアムの試合をネットでライブ配信する「FFTV」(ファイターズファームTV)の直近の試合のハイライトとして、ファイターズの得点シーンなどと共にスコアボードの鎌スタビジョンで再現していた。
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対戦相手の選手なのに打席登場曲を放送で流すなど、ファイターズ側も、鎌ケ谷から巣立っていった人気選手に花道を用意した様だ。


ひちょりよ、お疲れ様!



試合開始直前に、ファンのメッセージが書かれた大型シートがお披露目された。
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よく見ると、首の部分を支えていたのは木田優夫GM補佐。気付いたファンからの冷やかしの声にGM補佐は気さくに応えていた。


木田GM補佐は試合中にネット裏の通路に突如出現。あっという間に即席サイン会と化した。
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試合はファイターズが上沢直之、スワローズが新垣渚の先発。


ファイターズの上沢は、三年目の昨年、開幕から先発ローテーションに加わって8勝を挙げたが、最終的に年間の規定投球回数に達しなかった。
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今年こそと期待されたが一軍と二軍を行ったり来たり。5勝を挙げているものの7月
28日を最後に一軍のマウンドを踏んでいない。それでもクライマックスシリーズの先発候補との呼び声が高いらしい。大谷翔平、ルイス・メンドーサ、吉川光夫、有原航平あたりまでは先発投手候補がスラスラと出てくるが4人では足りない。5人目、6人目の先発を中村勝、斎藤佑樹らと争う立場なのだろう。


スワローズの新垣も似たような立場かもしれない。
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4月の終わり頃から一軍の先発ローテーションで投げてはいたが、8月上旬にローテーションを外れ、ファームでの調整に回っている。



試合はファイターズが先制。一回裏、打撃不振(と、きっと首脳陣の逆鱗に触れた何かがあっただろう)で二軍落ちしている西川遥輝がレフトオーバーにソロ本塁打。
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スワローズもすぐに反撃。外国人枠の関係で二軍落ちしているミッチ・デニングがライトに打った瞬間にわかる同点弾。
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三回裏、先頭の清水優心が四球。岸里亮祐のバントと松本剛の中飛で二死三塁となって西川が今度はセンター前に弾き返してファイターズが再び勝ち越し。

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さらに続く矢野謙次の打席で新垣がお得意の暴投。矢野に四球で二死一、二塁。ここで五番の高濱祐仁が中前に運んで西川生還。ファイターズが3対1とリードした。
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上沢はデニングの一発以降は三回、四回と「ワン・ツー・スリー」で片付けてきたが、五回に四球で出した走者を二死から盗塁と自らのボークで三塁に進められ、川上隆平にタイムリーを浴びるもったいない形での失点で3対2。さらに二死一、二塁とピンチを招くが辛くも逃げ切った。


と、ここでホームベース後方にお客さんの群れが入場。
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敗戦処理。が提唱する「ワイルドピッチテラス」がついに実現かと思った。


「ワイルドピッチテラス」は「ホームランテラス」のパクリ。バックネットの前に座席を作り、新垣のように暴投の多い投手だと、臨場感はエキサイトシートやホームランテラスの比ではない。また投手側も、「ワイルドピッチテラス」の席に投球が当たって跳ね返れば、走者が進塁出来ず、暴投が記録されないというメリットがある。神宮球場におすすめしたい夢のテラスだ。と思っていたら五回裏終了と勘違いして出てきてしまったようだ。これが本当の「フライングゲット」!?


そして五回裏終了。今度こそ恒例の「ラジオ体操第一」。
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スワローズベンチではDHで守備に付かず、身体がなまっているのかラスティングス・ミレッジも演奏に合わせて身体を動かしていた。



上沢は勝利投手の権利を得て、一軍なら「谷元さん、あとはお願いします」といったところだけど、ファームではそうも行かない。よれよれながら続投した六回表、今度はデニングでなく、ミレッジに左中間に特大の逆転2ランを浴びた。3対4。
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ミレッジ「ラジオ体操第一」効果炸裂!



一緒に観戦したファイターズファンの人たちに、「二軍にこんな豪華メンバーが出ていて、よくヤクルト優勝争いしてますよね?」「ヤクルトってどちらかというと打線で勝ってるんですよね?」と聞かれたが、今日のスワローズのスターティングメンバーはこんな感じだった。


()藤井亮太
()
森岡良介
()
田中浩康
()
武内晋一
()
ミレッジ
()
デニング
()
松井淳
()
山川晃司
()
川上竜平
()新垣渚



主にパ・リーグを観戦しているファンが驚くのは無理もないが、スワローズの屋台骨を支えているのはリードした終盤3イニングを託される勝利の方程式の三投手、オーランド・ロマン、ローガン・オンドルセク、トニー・バーネットで一軍の外国人枠4人の内、3人を占めている。ウラディミール・バレンティンが復帰したため、ミレッジとデニングはファームに回らざるを得ないのだ。


上沢は六回4失点で降板。4点の内3失点が外国人助っ人の一発によるものだからまぁ及第点という見方をする人もいるかもしれないが、一軍で投げればどこのチームでも外国人のパワーのある助っ人の対戦は不可避。ファームの登板でそれを防げなかったのはマイナスだろう


去年までならこのまま負けるか、あるいはさらに追加点を失って点差を拡げられるのがファイターズのファームだが、続く七回表に二番手に森内壽春がマウンドに上がり、二死一塁から田中浩康に右前に運ばれるも、冒頭の写真のように松本からの好返球で一塁走者の森岡良介を刺すと、その裏、文字通りピンチの後にチャンスあり。


七回裏、スワローズのマウンドは六回から投げている三番手の木谷良平


一死から西川が二塁前にボテボテの内野安打、無理矢理送球した一塁送球が悪送球になって二塁まで進塁。二死後に暴投で三塁に進むと、スワローズは高濱との勝負を避けて大嶋匠との勝負を選択した。


大嶋は期待に応え、左翼線に痛打。
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打球がゴロでフェンスまで達する間に三塁走者に続いて一塁から逆転の走者もホームイン!ファイターズが5対4と逆転した。
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逆転したファイターズは逃げ切りをはかり、八回表には大塚豊を投入。
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八回裏の攻撃時に
達とスタンドで応援しようと、ゲストの鈴木まりやが三塁側スタンドに現れて騒然としている間に2本の安打で二死一、三塁のピンチを招き、代打に飯原誉士が登場するクライマックスシーンになったが、大塚が飯原のバットをへし折って投ゴロ。ピンチを切り抜けた。
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九回表も乾真大がいきなり先頭打者に四球を与え、バントで送られて一打同点のピンチを招くが、後続を断って辛くも1点差で逃げ切った。



21日・ファイターズスタジアム】
YS 010 012 000 =4
F  102 000 20× =5

YS)新垣、古野、木谷、岩橋-山川、星野
F)上沢、森内、大塚、S乾-清水
本塁打)西川1号ソロ(新垣・1回)、デニング1号ソロ(上沢・2)、ミレッジ3号2ラン(上沢・6回)


ちびっ子ファンによるヒーローインタビューは、もちろん決勝打を放った大嶋。
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この横に鈴木まりやが立っているのだが、撮影禁止なので映らないようにした。「肖像権」という言葉が何回かアナウンスされていた。そういえば二年前に藤江れいながゲストで来場した時にはファイターズの各打者の打席登場曲をことごとくAKB48のヒット曲に変更する露骨なヨイショをしていたが、今日は誰も使用しなかった。こちらは「著作権」か<笑>!?

因みに矢野はジャイアンツ時代に背番号が48だったからか、2011年の最終戦で打席登場曲に「ヘビーローテーション」を使用したことがある。


ヒーローインタビューが始まった。



ちびっ子インタビュアー「おおしませんしゅはいつごろからやきゅうをはじめたのですか?」


大嶋「四年前です」


という、大人が考えたにしても面白いやりとりでスタンドを笑わせていた。


ソフトボールからの転身として話題になった大嶋も早くも四年目。
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週刊ベースボール9月28日号
(ベースボール・マガジン社)の特集「追跡!あの選手の今」であたかも「あの人は今!?」的に取り上げられていたが、そろそろ結果を出さないと苦しい立場になってきた。今季はルーキーで二人の捕手が入団。同期の近藤健介を含めれば大嶋より年下の捕手が4人もいるのだ。大嶋は打撃で勝負するしかないと割り切っているのかもしれない。一塁手での起用が目立つがその中でアピールするしかない。



さて、冒頭に今季最多の4,144人と書いたが、カープとの交流戦をも上回る4,144人もの来場があった。
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今から約一ヶ月前の
812日、よりによってあの日航機墜落事故からちょうど30年後という節目の日の朝のTBSテレビ「あさチャン!」DJチャス。が密着取材されていたコーナーで「今年は過去最高の来場者を記録するペースなのです」と男性アナウンサーが語っていたが、今日まで主催試合51試合で合計62,986人の来場となったが、過去最多の、二年前の2013年の52試合で73,625人には及ばない。昨年は50試合で65,806人だったから、前年を超えるかも明日の最終戦次第だ。もっとも昨年の本拠地最後のイベント試合は過去最多の6,039人が来場したことになっていたから、昨年超えは達成出来るかもしれない。


敗戦処理。は明日は鎌ケ谷には行かない。今年最後の鎌ケ谷の観戦が,見事なシーソーゲームでなおかつファイターズが勝つという結果になったのは何よりだ。この両チームが日本シリーズで対戦するかどうかはともかくとして、残り試合、あるいは来季、一軍で飛躍するために必要なものをつかむ選手が一人でも二人でもいてくれれば、観戦者冥利に尽きるというものだ。ありがとう。

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