ジャイアンツ、激戦のイースタンを制し6年ぶりのV!
前エントリーでも触れたように、ジャイアンツのファームは21日の試合が始まる前の時点でイースタン・リーグの優勝マジックが2になっていた。21日にマジック対象チームのライオンズが敗れて優勝マジックが1になったことを知った敗戦処理。は予定を変更して今日22日のジャイアンツ対ベイスターズ戦をジャイアンツ球場で生観戦することにした。
ジャイアンツは0対3の劣勢を終盤に跳ね返し、5対3と逆転勝ちしてリーグ優勝を決めた。2009年にこのジャイアンツ球場でマリーンズを相手に勝った方が優勝という試合を制して優勝を決めて以来、6年ぶり、そして24回目のリーグ優勝となった。
これでジャイアンツは10月3日にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で行われるファーム日本選手権で今年のファーム日本一を賭けてウエスタン・リーグ四連覇のホークスと対戦する。
(写真:イースタン優勝を決めて胴上げされるジャイアンツの岡崎郁二軍監督)
ジャイアンツのファームの残り試合は2試合。今日と、26日(土)の対ファイターズ戦でいずれもジャイアンツ球場。前回12日の生観戦で、マジック5になったとはいえ残り試合も5試合だったので、26日のファイターズ戦が優勝のかかる一戦になるのではと勝手に予想していたのだが、この日に生観戦の都合が付かないことが想像出来たので12日が最後のジャイアンツ球場生観戦と半分諦めていた。
ところが今日22日に、ジャイアンツ球場で優勝が決まる可能性があるということで、予定を変更して生観戦した。蛇足ながら元の予定とはファイターズスタジアムの最終戦生観戦ではない…。
いつもは入場者数が1,000人を超えれば「今日は入ってるな」と感じるジャイアンツ球場だが、さすがに優勝のかかった試合となると甘く見てはいけない。敗戦処理。はこの球場に通うようになって15年以上経つが、初めて開場前に並んだのが6年前の、マリーンズとの勝った方が優勝という試合。そして今年のタイガースとのファーム交流戦。タイガース戦の時には前日の試合が、ジャイアンツ球場史上最多の3,646人の入場者を集めたとのことで、早めに行ったつもりだったが、開場の10時を回っていた。
今日も出発時にちょっと足止めを食い、京王よみうりランド駅に着いたのがほぼ午前10時。今日は「調布市民デー」ということで駅前から出ている無料シャトルバスに乗ってジャイアンツ球場に向かったら予想以上の長蛇の列。ちょうど開場したばかりだったが、室内練習場の脇にある駐車場の先にまで入場待ちの列が伸びていた!
ファイターズスタジアムで、ファームの試合と言えども入場するために列に並ばなければならない免疫が出来ているとはいえ、一体何処にジャイアンツのファームの試合を観る人がこんなにいっぱいいたんだ!?というくらいの人の多さ。列は少しずつ前に進むのだが、進む足が遅い。あまりこういうことを言いたくないが、聞くともなしに聞こえてくる前後に並んでいる人たちの会話から、普段ファームの試合を観ていない人が多いことが想像出来た。もちろん「調布市民デー」ということで、普段ファームに、あるいは野球そのものに馴染みのない人に動員をかけているのだから、そういう人が多くても不思議ではないのだが…。
並んでから入場するのに30分近くかかった。いつも目指す席は先に取られていたが、まあまあの座席をキープ出来た。席をキープすると、ちょうど實松一成がファンにサインをしていたので、その列に並んだ。實松が二軍落ちしてから、ジャイアンツ球場に観戦に行く時には必ず持ってきていた写真にようやくサインをもらうことが出来た。幸運にも生で観ることが出来た、2011年5月4日のジャイアンツ対タイガース戦、實松が藤川球児からサヨナラ安打を打った時の写真だ。
余談だが實松からサインをもらうのは、2010年の宮崎キャンプ以来。
大一番なのに何か試合が始まる前にいい気分になってしまったのだが、試合の方はその實松がスタメンマスク。先発は内海哲也。ベイスターズはギジェルモ・モスコーソ-高城俊人のバッテリー。一軍専科と思わせる豪華な先発バッテリーだ。
またスターティングメンバーではベイスターズは一番に石川雄洋、三番に多村仁志という名前が。ジャイアンツは右肘関節炎で三日前に一軍登録を抹消された村田修一が「四番・DH」で出場。
多村は一回表の第一打席、二死走者無しから中飛に倒れるが、そのまま守備に付かず退いた。多村はすぐに手ぶらで三塁側のクラブハウスに消えていった。先日の報道では来季への現役続行の意欲を表明していた多村だが、この時期に一打席だけで交代とは…
一軍がナイトゲームなのでひょっとしたらと思ったが今日の一軍登録ということではなかったようだ。
今日はジャイアンツの試合と平行して、マジック対象チームのライオンズも試合を行っている。ライオンズが負けると、ジャイアンツの優勝が決まるのだが、こちらは今季限りでの現役引退を表明している西口文也が先発するということで、西武第二球場も2002人と空前の入場者が訪れたそうだ。
ジャイアンツ球場の試合は序盤から動いた。
二回表、先発の内海がつかまる。
井手正太郎と赤堀大智の連打で無死一、二塁。一軍でも頻繁に出ていた山下幸輝の送りバントが内海の好フィールディングで二塁走者を三封し、その後二死までこぎ着けたが高城に豪快に左中間を破られる。
一塁走者まで生還し、ベイスターズに2点を献上。
現在ベイスターズの一軍は、嶺井博希と黒羽根利規の捕手二人体制。2012年のルーキーイヤーに高校卒の新人捕手としては異例の45試合にマスクをかぶり、将来性を期待された高城だが、意外に伸び悩んでいるようである。2012年といえばDeNAになって最初の年。その年に高校卒ルーキーがチームで三番目とはいえ、45試合もマスクをかぶるのは期待の大きさ以外の何ものでも無いと思った。FAでタイガースから先発ローテーション投手の久保康友を獲得した際のプロテクトから正捕手だった鶴岡一成を外したのも、高城の成長を見込んでのものと想像した。だが捕手としての出場数は一年目の45試合から50試合、45試合と伸び悩んだ。鶴岡が抜けた穴を埋めたのは高城ではなく、黒羽根だった。
今季の高城は既に自己最多の62試合にマスクをかぶっているが、8月22日の対タイガース戦にフル出場したのを最後に、二日後の24日に登録を抹消されている。翌日に黒羽根が一軍入りし、それからは嶺井と黒羽根の二人体制が続いている。
率直に言って、捕手の優劣は敗戦処理。のような素人ファンからは見えない部分が多い。捕手を育てるには多少結果に目をつぶってでも試合の経験を積ませるしかないと言われている。ジャイアンツも小林誠司の成長が云々と言われるが、今季は十二球団で捕手を務めながら規定打席に達しているのが一人しかいない。高城も攻守でアピールしたいと必死なのだろうが…三人目の捕手に滑り込めないのだろうか?
話を試合に戻そう。
内海は三回にも先頭の石川に右中間を破られる三塁打で無死三塁のピンチを招き、一死後に暴投。0対3とされ、三回表を最後に降板。投球数をカウントしなかったが、打者13人、被安打4、奪三振1、与四死球0、自責点、失点ともに3。
今日のスポーツ報知には逆転Vを目指す一軍の残り試合の先発ローテーションの予想が出ていたが、今日を除いた8試合の先発予想に、かつてのエース、内海の名は無かった。
決して先発陣が盤石なのではない。報知の予想通りなら菅野智之とアーロン・ポレダは中四日で先発することになる。0勝3敗から逆転して日本シリーズ進出を決めた2012年のセ・リーグ、クライマックスシリーズファイナルステージでは中三日でスクランブル先発した左腕がこの緊急時に名前すら挙がらない。
今日の登板は残念ながら内海の今季の信頼感を忠実に再現した形になってしまった。
一方のベイスターズの先発、モスコーソも無難な立ち上がりを見せていたが、二回二死から北篤の打球が右足を直撃。強襲安打とされると、そのまま降板した。
モスコーソは程なく、上述の多村と同じ道を自力で歩いて帰っていったので、重傷とは思えないが…、ベイスターズはこの後、先日まで一軍にいた福地元春を投入。ジャイアンツ打線を抑える。
ジャイアンツの二番手、松本竜也は四回表、五回表と2イニング連続で先頭打者に四球を与える不安定さ。
四回は何とか凌いだものの五回表は続く石川にも左中間に打たれ、無死二、三塁とされると降板を命じられた。
もう1点もやれない場面で登板のエクトル・メンドーサだったが、桑原将志を投飛、渡邊雄貴を三邪飛、井手正太郎の代打、西森将司を二飛と力でねじ伏せる圧巻の投球で最大のピンチを無失点に凌いだ。
普通ならこれで打線が奮起するはずなのだが、モスコーソ、福地、さらに五回から安部建輝とつなぐ継投の前に沈黙。一軍と違って‶他球場の途中経過″もわからぬ不安のまま迎えた七回裏、ベイスターズが四番手、大田阿斗里をマウンドに送ったあたりから風向きが変わってきた。
ジャイアンツは一死から和田恋が四球を選ぶと、實松の代打、横川史学が右中間を破る二塁打を放って二、三塁とすると、松本哲也の二ゴロの間と、橋本到の左前安打で2点を返した。
にわかに逆転勝ち、優勝という青写真が現実的になってきた。ジャイアンツも内海の後、松本竜、メンドーサ、笠原将生、公文克彦とつないで無失点に凌ぎ、八回表には矢貫俊之を投入。赤堀に二塁打を打たれるが、併殺で無失点に凌ぐ。
その裏、ベイスターズは大田が続投。一死から途中出場の坂口真規が四球で出る。同点の走者に代走、高橋洸。辻東倫が左前に運んで一、二塁。北の中途半端なスイングの投ゴロが結果的に進塁打になって二死二、三塁。和田恋の打席で大田が無念の暴投。ついに3対3の同点となった。
開幕からしばらく四番に固定され、新外国人ホアン・フランシスコが加入しようが阿部慎之助が調整出場しようが四番の座を譲らなかった二年目の主砲がこのところスタメンを外れたり下位を打たされたりしているが、ここで意地の左翼線勝ち越し二塁打。
ついにジャイアンツが勝ち越した。そしてこのタイミングで、一塁側スタンドにはオレンジ色の紙テープが配られ、室内練習場から選手達が続々とベンチに向かっていった。
現在ジャイアンツではドラフト1位ルーキーの岡本和真が一軍に抜擢されて、松井秀喜以来となる高校卒ルーキーの一年目の本塁打を放つなど大器の片鱗を見せているが、打撃はともかく守備があまりにお粗末な岡本を一軍で試すくらいなら和田恋が先でしょ!?と敗戦処理。は言いたいのだが、本塁打こそ岡本の1本に対し既に8本放っているものの、打率.210はあまりにも寂しい(岡本は.258=いずれも9月21日現在)。二軍据え置きもむべなるかなと。
そして続く、代打から守備に入っている横川が二打席連続の二塁打を放ち、もう1点加えて5対3で最終回を迎える。
ジャイアンツのマウンドには七番手の香月良太が上がった。
そしてライトには金城龍彦が入った。香月は先頭の関根大気に右前に運ばれるも、直後に途中出場の亀井塔生を三ゴロ併殺打に仕留めると、最後は百瀬大騎を中飛に打ち取り、ジャイアンツが逃げ切り、優勝を決めた。
【22日・ジャイアンツ球場】
B 021 000 000 =3
G 000 000 23× =5
B)モスコーソ、福地、安部、●大田、大原-高城、亀井
G)内海、松本竜、メンドーサ、笠原、公文、○矢貫、S香月-實松、鬼屋敷
本塁打)両軍とも無し
ベイスターズは勝利が見えていたはずの試合を四番手の大田が一人で壊した感じの試合だった。
大田は登録名を阿斗里から大田に代えた2013年に中継ぎとして頭角を現した。自己最多の38試合に登板し、勝ちパターンの継投にも名を連ねるようになり、入団六年目の初白星を含め2勝4敗、7HPを稼いだ。だが昨年、今季と元の阿斗里に戻ったかのようだ。ベイスターズファンには申し訳ないが、ベイスターズにはこういう選手が多いような気がする。短期間ながら好成績を残し、期待の星と見なされるが長続きしない…。固有名詞は挙げないが、活躍した翌年にさらに上積みがない投手が多い様な気がする。
なお「四番・DH」で出場した村田は右飛、遊ゴロ、二ゴロと3打数0安打。第一打席と第二打席は走者を得点圏に置いた打席で、まだまだといった感じだった。
試合前のシートノックでは三塁の守備に付いていたので、どうせなら三塁の守備も見たかった。逆転した八回裏は先頭打者だったが、フレデリク・セペダを代打に起用された。
注目の入場者数は3,450人。タイガースとの交流戦を超えることはなかった。昨日の鎌ケ谷よりも少なかった…。とはいえほぼ同時間帯に優勝争いの最中の一軍が東京ドームで「伝統の一戦」を戦っていることを考えると、驚きの数字と言えよう。
前エントリーで掲載した、ファイターズスタジアムに掲示されていたイースタン・リーグの成績表を再掲する。9月20日現在のイースタン・リーグの成績だ。
ジャイアンツは今日の勝利を入れて115試合58勝48敗9引き分け、勝率.547。圧倒的な強さだった訳ではない。イメージとしては今季のセントラル・リーグに近いだんご状態の争いだった。
特に投手陣に感じさせた層の厚さ、それも久保裕也、福田聡志、野間口貴彦といった一軍実績組がどちらかというと隅に追いやられ、若い投手が一軍と二軍を行ったり来たりしながら力をつけてきた感じを受けた。
打線は上述の和田恋育成法に見られるように、辻東倫、岡本らをとにかく使い続ける育成の一年という感じがした。そのせいか、今日途中出場で長打を2本放った横川や、もはやベテランと呼んでもいい隠善智也が割を食った感じだが、随所に力を発揮した。その一方で坂口、大累進といた勝負の三年目を迎えたクラスが伸び悩み、本来卒業生であるはずの大田泰示は別格感を漂わせたが、中井大介は残念ながらファームに染まった感じの一年だった。
岡崎監督はファンに挨拶し、「開幕の3月14日から『今年はイースタンで優勝しよう』と誓ってやってきた」と語った。一軍が常に優勝を求められる体質の球団。そのチームのファームとして、育てながら勝つ難しさは独特のものがあるのだろう。懲罰的交代も時にあったが、突発的にそういう鬼采配が出来るのも、育成選手を含めた豊富なじんざいがあってこそというのもあろう。
ジャイアンツは1995年を最後に、ファーム日本選手権で日本一を勝ち取っていない。2000年、2007年、2009年と敗れ続けている。不思議なことにこの三回はいずれも相手がドラゴンズだった。そして今回で13回目のファーム日本選手権出場となるが、ホークスとは初対戦。今回はジャイアンツとファイターズが出るファーム日本選手権に五回生観戦して5戦5敗の敗戦処理。が遠征しない。ジャイアンツはホークスに勝ってファームとはいえ日本一になって欲しい。
最後に、この日のイースタン・リーグはジャイアンツ球場の他に、ファイターズスタジアムではファイターズ対スワローズ戦が行われ、西武第二球場ではライオンズ対ゴールデンイーグルス戦が行われた。ジャイアンツ球場の入場者数が3,450人で、本拠地最終戦ということで「北海道まつり」に加えてファンと選手達のふれあいイベントを実施したファイターズスタジアムの入場者数が4,572人、西口が先発した西武第二球場には2,002人のファンが集まったそうだ。三球場合計で、3,450+4,572+2,002で10,024人が集まったことになる。
記録を調べた訳ではないが、一日の入場者数として1万人超えはイースタン・リーグとしては快挙ではないか!?西武第二球場は無料興行だが、有料でも同等の人数が集まっただろう。9月22日を「ファームの日」としたいくらいだ。ファームの試合を愛好する身として、10,024人の中の一人に数えられたことを誇りに思いたい。それが今季最後のファーム生観戦となったのだから、個人的にも「終わりよければ全て良し」と締めくくることにする。
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コメント
長緯様、コメントをありがとうございます。
22日はお疲れ様でした。
> 自分が読んだスポーツ紙にも、昨年の13連敗も踏まえ岡崎監督が今年のファームは勝ちにこだわった、との談話も載っていましたが、勝負をしながらいろんな立場に置かれている選手を試合に出して使いこなして行くのは大変な作業であり、勝つという目的だけでチームを率いていくことができるのか難しいと感じますが、
特に今季は、岡本のようなルーキーの大器に場数を踏ませなければならないのはもとより、編成がしくじったダメ外国人選手を使わなければならないから使っていると言うのが見え見えな中、他球団とは小差ながら優勝にこぎ着けたのは意義のあることと思います。
> しかしやはり1,2軍合わせてジャイアンツというチームを考えた時、今ブレイクしている他球団の若手野手と比較すると「2軍で不動のレギュラーとなって成績を残す」→「1~2年後に1軍へ上がって、ポジションを得る」という普通の流れに乗る選手がいないチーム事情が気になります。
辻と和田恋がそのラインに乗ってくれればと期待します。
しかし今一軍でそれなりに活躍している岡本のように、素人目にはファームで凡庸な成績(注.打撃成績が平凡というだけでなく、プレーを観ての印象も)の選手が一軍で使うと、それなりに対応してしまう事例がある訳で、来期以降、ファームの試合に対する見方を考え直さなければならないのかなとの葛藤も実はあります。
> それからイースタン3球場で計1万人以上のファンというのは確かに記録的なんでしょうね。野球ファンの底辺の広がりを考えるとこれは貴重なことだと感じます。(しかし西武第二(ロッテ浦和もですが)はどうやって入場者をカウントしているのかは良くわかりませんです)
それは最大の謎です<笑>。
投稿: 敗戦処理。 | 2015年9月27日 (日) 00時21分
おつかれさまでした。私は単に優勝が懸かった試合という事で勝ち負けに注目して観戦していましたが、個々の選手やチーム事情に関してこれだけの資料を念頭に置いて観戦されていたとは、本当に敗戦処理。さんはすごい人だなあと感じます。
自分が読んだスポーツ紙にも、昨年の13連敗も踏まえ岡崎監督が今年のファームは勝ちにこだわった、との談話も載っていましたが、勝負をしながらいろんな立場に置かれている選手を試合に出して使いこなして行くのは大変な作業であり、勝つという目的だけでチームを率いていくことができるのか難しいと感じますが、それでも最終的には優勝という結果になったことは評価すべきことなのかなと思います。
しかしやはり1,2軍合わせてジャイアンツというチームを考えた時、今ブレイクしている他球団の若手野手と比較すると「2軍で不動のレギュラーとなって成績を残す」→「1~2年後に1軍へ上がって、ポジションを得る」という普通の流れに乗る選手がいないチーム事情が気になります。
それからイースタン3球場で計1万人以上のファンというのは確かに記録的なんでしょうね。野球ファンの底辺の広がりを考えるとこれは貴重なことだと感じます。(しかし西武第二(ロッテ浦和もですが)はどうやって入場者をカウントしているのかは良くわかりませんです)
投稿: 長緯 | 2015年9月24日 (木) 23時05分