2016年1月 1日 (金)

パ・リーグの今そこにある危機-ゲスの勘ぐり極み

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昨年の元日、拙
blogでは2015年は“セ界 NO OWARI!?と題したエントリーを挙げ、一昨年の大晦日に行われたNHK紅白歌合戦の出場歌手の名前を織り込んだジョークを含め、セ・リーグへの不安を書きつづった。


皮肉にもセ・リーグはパ・リーグを相手の交流戦では44613引き分けと大敗。交流戦終了直後にはセ・リーグ六球団全てから貯金がなくなるという珍事にも至った。一時はまさに“セ界 NO OWARI”を思わせる状況だった。


そんな状況を踏まえてか、野村克也「セ界恐慌」という新刊本を著し、アマチュア選手評の第一人者である小関順二氏は自身の人気シリーズに引っかけて「間違いだらけのセ・リーグ野球」という新刊本を著した。


確かに、セ・リーグの各球団には大いに反省してもらいたい。だが、一方のパ・リーグは2015年のこの傾向を手放しで喜んでいられるのか?という疑問にたどり着いた。


昨年の元日がセ・リーグへの警鐘なら、今年の元日にはパ・リーグへの警鐘を、ゲスの勘ぐり風に書いてみようと思う。


(写真:福岡ヤフオク!ドーム名物、勝利の花火 20139月撮影)

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2015年12月31日 (木)

今年の1枚–2015年

今年もあと数時間で、2016年にバトンタッチする。敗戦処理。的には昨年に続き、生観戦数が激減、特に一軍戦は定番の、ファイターズの東京ドームでの主催試合は今年も8試合、全てを生観戦したが、ジャイアンツ戦は最初と真ん中と最後だけ<苦笑>。近年にない激減ぶりだった。


2位に終わったジャイアンツがクライマックスシリーズのファイナルステージまで進むと確信して、ファイナルステージの最終戦のチケットを確保したが実現せず。「プレミア12」も大会が始まる前から決勝戦(と三位決定戦の共通)チケットを確保して侍ジャパンが世界一になる瞬間を見逃すまいと意気込んだが、結果はご承知の通り。


そんな一年だったが、野球場で下手の横好きとばかりに撮りまくった写真の中から、今年の1枚を選んでみた。

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2015年8月24日 (月)

今年の「レジェンドシリーズ」最終戦は中村勝が完投勝利で締め!

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月、8月と炎天下のファイターズスタジアムやジャイアンツ球場での生観戦が続いていたことを考えると、この三日間、空調の効いた東京ドームで古き良き時代のことを思い出しながら野球観戦が出来たのはこの上ない幸せだった。


今年の「レジェンドシリーズ」は札幌ドームでゴールデンイーグルスを相手に三連勝。そして東京ドームでのバファローズ戦は一勝一敗で迎えた今日(23)の最終戦。今回の対象時期には本拠地はまだ後楽園球場だったが、‶本拠地″の特徴を活かして3本の本塁打攻勢でバファローズを圧倒。先発、中村勝も約一年ぶりの完投勝利と快勝した。


斎藤佑樹に勝利を付けられなかったのは残念だったが、楽しめた三日間だった。


(写真:試合後、ヒーローインタビューを終えた中田翔と中村勝がエキサイトシートのファンにハイタッチ)

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2015年8月23日 (日)

東京ドーム初登板の斎藤佑樹、六回に崩れ5失点で敗戦投手

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前回
15日の登板で、勝利投手の権利を得て降板したその後にリリーフ投手が打たれて勝利投手になれなかった斎藤佑樹。ともに5イニングぴったりとはいえ、二週続けて2失点で止めて試合を作っていたために今度こそ勝利投手と期待されたが、五回までは1失点だったものの六回表に二死から4失点して敗戦投手になってしまった。


試合はファイターズのリリーフ陣も火に油を注ぐ展開となり、二番手のマイケル・クロッタ、三番手の乾真大も追加点を献上。110と一方的な展開になって西勇輝には完投勝利を許した。


これで札幌ドームから続いた「レジェンドシリーズ」の連勝は4で止まり、今季のファイターズの東京ドーム主催試合としては四試合目で初の黒星となった。チームの連勝も5で止まった。


(写真:入団5年目にして初めて東京ドームで登板したファイターズ、斎藤佑樹)

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2015年8月22日 (土)

巨人時代はジャイアンツ球場がメインだった市川友也が東京ドームで殊勲の九回同点弾!

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いやはや、ヒーローインタビューでインタビュアーから「古巣、ジャイアンツ時代の本拠地、東京ドームでの活躍」と振られて、「僕はジャイアンツ球場がメインだったので」と自虐ネタで笑わせた今日
(21)のヒーロー、市川友也だったが、率直に言って、ジャイアンツ時代はジャイアンツ球場でもあまり出場機会を得られなかった印象がある。


2013年のオフシーズン、正捕手の鶴岡慎也がFA移籍で流出することを見込んでファイターズがジャイアンツに捕手獲得のトレードを申し入れ、市川に白羽の矢が立った。人間、何が幸いするかわからない。ジャイアンツではファームでも充分な出番をもらえなくなっていた市川が、捕手が手薄になったチームに移籍したら二番手の座を射止め、打撃でも進境著しい一面を見せるまでになった。


(写真:2点ビハインドの九回裏、無死一塁から同点本塁打を放つファイターズの市川友也)

 

 

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2015年6月13日 (土)

2014年のパ・リーグ優勝は本当はオリックス・バファローズだった!?-あの合併騒動勃発の日からちょうど11年後の日に書くとんでもない話。

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昨年のパ・リーグの優勝チームは福岡ソフトバンクホークスではなくて、オリックス・バファローズだった
!?



「何をバカなことを言ってるんだ!?


そう。間違いなく昨年のパ・リーグの優勝チームはホークスだ。シーズンの終盤にもたつき、バファローズの猛追を受けたが、78606引き分け、勝率.565でホークスが優勝した。2位のバファローズとは勝率で2厘差だった。


でも、本当はバファローズが優勝だった!? 昨日(6月12日)の、バファローズとは直接関係のない試合を観て妄想したのである。

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2015年6月 1日 (月)

セ・パ交流戦、リーグ対抗戦感覚の落とし穴~2010年、ファイターズの悪夢

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今年から
1球団当たりの試合数が18試合に減ったセ・パ交流戦。今年はリーグ対抗戦的な感覚が強く、全日程を終えて勝利数の多かった方のリーグの球団に、そのリーグ内での勝率順に応じて賞金を配分する。


また、12球団で最も勝率が高かった球団には別途賞金を出す。


う~ん、贔屓チームの所属するリーグを応援する人がほとんどだろうけれど、敗戦処理。のようにパ・リーグとセ・リーグ双方に贔屓チームがある身にはあまり深入り出来ない制度だなぁ


ちなみに、交流戦2カードを終えて、パ・リーグが18勝、セ・リーグが17勝(引き分け1)だそうだ。


(写真:2013年の日本生命セ・パ交流戦のPR様のぼり)

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2015年5月 4日 (月)

「OSAKA CLASSIC 2015」の違和感

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5月1日から3日間、京セラドーム大阪で行われたバファローズ対ホークスの三連戦は、
OSAKA CLASSIC 2015」と銘打ち、バファローズは大阪近鉄バファローズとして最後に着用していたビジターユニフォームを、ホークスは前身の南海ホークスが1983年に着用していたホームユニフォームで対戦した。


敗戦処理。はパ・リーグでは当時既にファイターズファンであってこの両チームのファンで無い。また、現在の様にCS放送による中継は無く、当時の情報といえば、日々の全試合を満遍なく扱うフジテレビの「プロ野球ニュース」を希少な情報源にしていたが、ホークスのホームユニのロゴのグリーンに何だか違和感を覚えた。


「あれ、グリーン、こんなに鮮やかだった?」


twitterで呟くと、同様の違和感を覚えていた人もいる一方、「当時の南海ユニフォームのグリーンは、あれくらいの明るさ」という意見も



(写真:
OSAKA CLASSIC 20151983年の南海ホークスのユニフォームを着てプレーする内川聖一。53日放送の、CS放送フジテレビONE「プロ野球ニュース」の映像より)

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2015年4月 2日 (木)

敗戦処理。的阪急ブレーブス~オリックス・ブレーブス~オリックス・ブルーウェーブ~オリクス・バファローズ歴代ベストナイン-マイセレクトベストナインVol.11

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偶数月2日、一昨年2月にスタートしたマイセレクトベストナインを掲載してきましたが、今月はマイセレクトベストナインの第11弾。



敗戦処理。は一昨年の生観戦で、初めてプロ野球の試合を生観戦してから四十年目となった。そこで旧近鉄バファローズを含めた十三球団の、初めて生観戦をした1974(昭和49)以降、即ちリアルタイムに見た時代のベストナイン、ベスト一軍メンバー28人を自分なりに選んでみることにした。


1974年という年はジャイアンツの連続優勝がV9で止まった年であり、セーブが記録として制定された年である。そして日本ハムが日拓ホームから球団を買収し、ファイターズがスタートした年である。翌年にはパ・リーグで指名打者制が採用されるなど、大きな節目の時期でもある。


そして敗戦処理。は昨年の生観戦で生観戦歴四十周年となった。NPBは昨年を“プロ野球80周年”と称している。日本のプロ野球の約半分をリアルタイムに共有していることになる。


マイセレクトリアルタイムベストナインVol.11-阪急ブレーブス~オリックス・ブレーブス~オリックス・ブルーウェーブ~オリックス・バファローズ

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2015年2月 9日 (月)

こんなオーダーが観たい!2015年パ・リーグ篇

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昨日
(8日)のセ・リーグ篇に続いて今回はパ・リーグ篇。セ・リーグ同様あくまでも敗戦処理。による願望オーダー。もちろんセ・リーグ篇と同様に、スタメンオーダー以外の野手で敗戦処理。が勝手に注目している選手を球団ごとに一人ずつピックアップする。

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