2016年1月 1日 (金)

パ・リーグの今そこにある危機-ゲスの勘ぐり極み

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昨年の元日、拙
blogでは2015年は“セ界 NO OWARI!?と題したエントリーを挙げ、一昨年の大晦日に行われたNHK紅白歌合戦の出場歌手の名前を織り込んだジョークを含め、セ・リーグへの不安を書きつづった。


皮肉にもセ・リーグはパ・リーグを相手の交流戦では44613引き分けと大敗。交流戦終了直後にはセ・リーグ六球団全てから貯金がなくなるという珍事にも至った。一時はまさに“セ界 NO OWARI”を思わせる状況だった。


そんな状況を踏まえてか、野村克也「セ界恐慌」という新刊本を著し、アマチュア選手評の第一人者である小関順二氏は自身の人気シリーズに引っかけて「間違いだらけのセ・リーグ野球」という新刊本を著した。


確かに、セ・リーグの各球団には大いに反省してもらいたい。だが、一方のパ・リーグは2015年のこの傾向を手放しで喜んでいられるのか?という疑問にたどり着いた。


昨年の元日がセ・リーグへの警鐘なら、今年の元日にはパ・リーグへの警鐘を、ゲスの勘ぐり風に書いてみようと思う。


(写真:福岡ヤフオク!ドーム名物、勝利の花火 20139月撮影)

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2015年11月 7日 (土)

ゴールデンイーグルスの梨田昌孝新監督が挑む史上二人目の記録

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ゴールデンイーグルスの新監督に就任した梨田昌孝新監督が、現役時代の恩師、西本幸雄さんに並ぶ、史上二人目となるパ・リーグ三球団での優勝を目指していることは就任当時に報じられたので認識しているファンも多いだろう。だが、梨田新監督はもう一つ、日本のプロ野球史上、おそらく過去に一人しかいない、歴代二人目になる記録を達成する可能性がある。それは



(写真:星野仙一監督とのメンバー交換に臨むファイターズ時代の梨田昌孝監督。 20119月撮影)

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2015年10月16日 (金)

ゴールデンイーグルスの新任・与田剛投手コーチが松井裕樹の先発再転向を示唆

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日、ゴールデンイーグルスは来季のコーチングスタッフを発表。今季まで評論家で、投手コーチに就任することが決まった与田剛が今季、クローザーとして大車輪の活躍をした松井裕樹の先発再転向を示唆した。


松井裕は新人だった昨年は主として先発投手として起用されたが、今季は開幕からクローザーに抜擢され、
63試合に登板して3勝233S、防御率0.87、奪三振率は驚異の12.82をマークした。


今季の松井裕のクローザーとしての安定感を考えると、来季も…と考えると思うのだが、与田コーチは先発再転向を示唆。クローザー松井裕を犠牲にしてでも先発投手松井裕の可能性にかけてみたいということだろうか?それほどにポテンシャルの高い投手ということは、素人の敗戦処理。にも容易に想像できる。


ただ…

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2015年10月 2日 (金)

敗戦処理。的東北楽天ゴールデンイーグルス歴代ベストナイン-マイセレクトベストナインVol.13

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偶数月2日、一昨年2月にスタートしたマイセレクトベストナインを掲載してきましたが、今月はマイセレクトベストナインの第13弾。いよいよ大トリ、東北楽天ゴールデンイーグルスの登場。


敗戦処理。は一昨年の生観戦で、初めてプロ野球の試合を生観戦してから四十年目となった。そこで旧近鉄バファローズを含めた十三球団の、初めて生観戦をした1974(昭和49)以降、即ちリアルタイムに見た時代のベストナイン、ベスト一軍メンバー28人を自分なりに選んでみることにした。


1974年という年はジャイアンツの連続優勝がV9で止まった年であり、セーブが記録として制定された年である。そして日本ハムが日拓ホームから球団を買収し、ファイターズがスタートした年である。翌年にはパ・リーグで指名打者制が採用されるなど、大きな節目の時期でもある。


そして敗戦処理。は昨年の生観戦で生観戦歴四十周年となった。NPBは昨年を“プロ野球80周年”と称した。日本のプロ野球の約半分をリアルタイムに共有していることになる。


マイセレクトリアルタイムベストナインVol.13-東北楽天ゴールデンイーグルス

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2015年8月 3日 (月)

夏休みの日曜日なのにジャイアンツ球場には864人…。球団社長肝いりの「GⅡプロジェクト」とは何なのか!?

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ファンの間でも、どうも浸透していないと思われる、ジャイアンツの「G
プロジェクト。新たに球団社長に就任した久保博球団社長肝いりのプロジェクトで、ファームの活性化を目指すプロジェクトだ。地域密着を始めとする様々なイベントを企画してジャイアンツ球場での試合の来場者を増やすことがファームの強化にもつながるという発想だ。「ファーム強化の為には、1000人の観客の中でプレーするより2000人の中でプレーした方が張り合いもある」と久保社長は意気込むが、敗戦処理。が生観戦した今日2日、夏休みの日曜日で、比較的暑さを避けられる午後4時開始の試合だったにもかかわらず、入場者数は864にとどまった。


(写真:ジャイアンツ球場の試合前恒例のイベント「ジャイアンツ拳」。マスコットとのジャンケンに最後まで勝ち抜くと、仁陣の焼きそば…もとい、レアな選手グッズなど豪華賞品が当たる。)

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2015年7月11日 (土)

灼熱の鎌ヶ谷で新垣勇人が六回2安打無失点の好投。戦列復帰の嶋基宏も3打数0安打に抑える!

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今日
(11)の鎌ヶ谷は稀にみる暑さだった。毎年、真夏の鎌ヶ谷観戦を経験しているが、その中でもおそらく一、二を争う暑さだったと言い切っても過言ではないだろう。


こんな暑さの中、ダラダラとした試合を見させられたらたまらないと危惧したが、幸いにも杞憂に終わった。ファイターズの先発、新垣勇人がスイスイとゴールデンイーグルス打線を牛耳り、継投もうまくいってファイターズが2対0と快勝した。

ゴールデンイーグルスでは左肋骨骨折で戦列を離れていた嶋基宏が「二番・DH」で戦列復帰。3打数0安打と振るわなかった。


(写真:暑さに負けず、見事に好投したファイターズの先発、新垣勇人。)

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2015年7月 4日 (土)

松井裕樹だって、いつかは負ける…

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今季、入団二年目で開幕からクローザーに抜擢され、見事にその役目を全うしているゴールデンイーグルスの松井裕樹に、ついにクローザーとしての初黒星がついた。



4日のファイターズ戦、2対2の同点で迎えた九回表にマウンドに上がった松井裕は2イニング目となる十回表に二死二塁のピンチを招くと、田中賢介に左翼線に決勝タイムリーとなる三塁打を打たれた。予め前進守備を敷いていたレフトの牧田明久がダイビングやっちを試みるも届かないレフト線いっぱいに打球は落ちた。前日まで30試合に登板して1018セーブ、防御率0.50と無敗を誇り、オールスターゲームにも救援投手部門にファン投票で選出された松井裕が、31試合目の登板で初黒星となってしまった。


(写真:今季31試合目の登板で、初めて敗戦投手となったゴールデンイーグルスのクローザー、松井裕樹。 2014年5月撮影)

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2015年6月 1日 (月)

セ・パ交流戦、リーグ対抗戦感覚の落とし穴~2010年、ファイターズの悪夢

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今年から
1球団当たりの試合数が18試合に減ったセ・パ交流戦。今年はリーグ対抗戦的な感覚が強く、全日程を終えて勝利数の多かった方のリーグの球団に、そのリーグ内での勝率順に応じて賞金を配分する。


また、12球団で最も勝率が高かった球団には別途賞金を出す。


う~ん、贔屓チームの所属するリーグを応援する人がほとんどだろうけれど、敗戦処理。のようにパ・リーグとセ・リーグ双方に贔屓チームがある身にはあまり深入り出来ない制度だなぁ


ちなみに、交流戦2カードを終えて、パ・リーグが18勝、セ・リーグが17勝(引き分け1)だそうだ。


(写真:2013年の日本生命セ・パ交流戦のPR様のぼり)

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2015年5月 5日 (火)

他山の石以て玉を攻むべし~一軍の不幸は蜜の味

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ジャイアンツは4日の対カープ戦で、インフィールドフライが宣告された飛球を落球し、宣告に気付かずフォースプレーと判断してサヨナラの走者の生還を許す珍プレー的な敗北を喫してしまった。だからなのかどうかは判然としないが、翌5日、ジャイアンツのファームはイースタン・リーグ公式戦終了後に多くの選手が守備位置について、フライマシンによるフライ捕球の練習を行った。


に、イースタンの試合で守備ミスが起きた訳ではない。前夜の一軍の凡プレーを、そもそもフライを落球したミスと捉えて、教訓としてファームの選手が試合後に練習したのではないかと敗戦処理。は推測したが


(写真:午後4時に試合開始したイースタン・リーグ公式戦、ゴールデンイーグルス戦の終了後にフライマシンによる全体守備練習を行ったジャイアンツの選手達)

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2015年2月16日 (月)

大久保博元ゴールデンイーグルス監督の松井裕樹リリーフ起用構想

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日の日刊スポーツによると、ゴールデンイーグルスの大久保博元新監督が二年目の松井裕樹を先発ローテーションでなくリリーフで起用する構想を持っているという。前カープのキャム・ミコライオを獲得して守護神が固まったかと思いきや、松井裕、さらには日本一になった2013年にチーム最多セーブを挙げた青山浩二らで守護神の座を競わせる模様。


個人的には昨年カープで25セーブを挙げ、来日三年間で3年連続20セーブ以上、計73セーブのミコライオに一日の長があると見ているが、松井裕が仮にミコライオの前の八回1イニングを抑えるセットアッパーとして定着したら、ライバル球団には脅威の継投になりそうだ。


(写真:大久保博元新監督の構想で今季はリリーフに回る見込みの二年目の松井裕樹2014年5月撮影)

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